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ライブハウスの価値とは。

上の動画ですが、参加させていただきました!
めちゃくちゃお世話になっている”赤坂テンジク”のひとつの企画です。

実際これをやってアーティストが、またライブハウスどうにかなるってことではないのですが、大切なのは
”店長の呼びかけや、この箱のスタッフのことを思いそれぞれのアーティストがそれに応えている”ってことだと思います。今のご時世アーティストみんなそれぞれが新たな方法を模索して、行動できている人もいれば何も出来ずに悶々としている人、色々あると思います。
今、全てのライブハウスが生き残りのふるいにかけられているのはみんな感じていることでしょう。それと同時にアーティストもふるいにかけられている気がします。
「こんな状況では活動できない。」と思うのか「こんな状況でも何かしら方法があるはず!」と思うのか。
僕は完全に後者であり、唄い続けたい理由もあるから動きます。こんな逆境は今までたくさんあったし、もっときつい思いでやってきた時代もありました。
僕はキャラメルパンチとして今は配信LIVEに照準を絞ってやっています。
それはロックを無くしかけている音楽シーン(底辺w)の、それを求めてくれている人達への誇示だったり鼓舞。また僕ら自身の精神衛生の為。その他にもこれからの音楽シーンに対する挑戦、他には前にnoteでも綴ったような社会の歯車っていうことも含めて色んな意味があります。
そして前回のnoteに書いた「配信ライブというスタイルをモノにできたなら生のライブでとても良いパフォーマンスができるだろう」ということ。
僕は今後というか将来、ライブハウスの価値が上がると思う。
メンバー間でもこの2年くらいずっと言ってきたんだけど、"弱いライブハウスは無くなっていく"ということ。
ここ数年で東京は新しいライブハウスがたくさん出来て、僕らも11年やってきた中でたくさんのライブハウスでやってきた。
そして色んなブッカーさんや店長が僕らを抱え込もうと、また「もっと集客しなきゃだめだ」、「で、次のライブはいつにする?」とかたくさん言われてきた。
結局はおれがヘタくそだからそうなるんだけど、おれらはおれらでその中でもしっかり想いのあるブッカーや店長やスタッフのいる箱を選んできた。もちろん人間の合う合わないがあるから俺らの見立てでどの箱が良くてどの箱が悪いとは一概に言えないけど、きっと生き残っていくのはアーティストの支持率=アーティストに対ししっかり親身になって一緒に成長していこうと心を注いだ、人間力と努力をちゃんと見せてくれた箱なんだと思う。
そして今色んなアーティストがそれぞれの思いで自分の愛するライブハウスへの支援活動をやっている。
僕は器量がないから自分発信でそういうことをやらないんだけど、誘われて気持ちが乗ればいくらでもやる。その代わり僕ができてることは、今配信でしかできないライブをやることで改めてライブハウスの良さを思い知らせることなんじゃないかなって思う。配信ライブの利点はめちゃくちゃある。見る側にもやる側にもね。
だけどライブハウスのようにはいかないことがたくさんある。それは言葉にできないくらいたくさんあるし見ている人も感じていると思う。

これからはライブハウスは残るべき箱が残って、想いの弱かった箱が消える。ライブハウスは数が減って、アーティストも想いの弱かった人から退いていく。
昔は東京のライブハウスでライブをするのにはオーディションライブをクリアしなければいけなかった。つまり敷居が高かった。ライブハウスに出たくても出られないバンドもいた。でも今は箱が溢れ返って逆にアーティストが足りなくなっている。需要と供給のバランスが崩れたものがコロナにより今まさに清算されている時期なんじゃないかって思う。
今まさに価値を問われている。ライブハウスシーンの復活はまだまだ先だと思うしだからこそアーティストもライブハウスも新しいあり方を模索して切り開いて行かなければならない。
僕はもともとピンボーカルをやっていてギターを持ちながら歌うことを望んでいなかったけど、ある想いがきっかけで弾き語りを続けてきた。それは
「ロックバンドは電気がなければ奏でられないけど、アコースティックギターの弾き語りならば楽器と声があればどんな時でもやれる」ということ。極論を言えば
「歌が唄えるならば最悪アカペラでも想いは届けられる」ということ。
僕は求められていないとしても届けていきたいメッセージがある。だから唄い続けている。ならばライブハウスさんはどういう想いでそこに居続けようとしているのか。精神論じゃ解決できないけど、精神論こそが原動力だと思う。

そして何より僕が大事だと思っていることが
「とにかく動くこと」
考えることは必要だけど行動しなければ何も生まれない。
行動すれば小さくても波が生まれる。
その中には否定的なこともあるかもしれないけど進まなければ何も変わらない。

キビしい状況はアーティストもそうで、これをプラスに転じられるように今は各々の場所で底力を磨いてチャレンジするのみ。
今はこの時期が過ぎてまたテンジクで爆発できる日を願うのみ。
そのときは絶対に今までよりいいものが提示できると確信しています。
だっておれらくっそ難しい配信ライブで腕磨いていくから。

それまでどっちが立っていられるか勝負です。
よろしくお願いします!!!

石井ユウジ

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20191016_キャラメルパンチ_下北沢Que (220 - 228)のコピー

photo by tak(@kansai_777)

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