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Twitterのとあるバンドマンの嘆きに対し。

とあるツイートを目にしたのですが、
片や集客の無いライブハウス、片や満席でsold outのホールライブ。
無観客のライブ活動を憂う言葉と憤り。

簡単に言えることじゃないけど、集客のある人達はそれ相応の技術を持つ多くの仲間でタッグを組んで努力しているよね。
言い方は悪いけど昔ライブハウスは対バン相手のファンを自分達に引き込んで集客を増やしていく時代だった。だけど今それはほぼありえない。
今は自分の魅力をライブハウス以外の場所で存分に発信して「この人を観に行きたい!」って思わせる努力をしないといけない時代だと思う。また観に来てくれた人に、あのホール級の感動に等しいパフォーマンスやエンターテイメントを伝えられないといけない。プロ中のプロが作るエンターテイメントは凄い。
さっきも言ったけど20年以上ライブハウスでやってきた僕の感覚では、昔はライブハウスで集客をして腕を磨きながらのし上がる時代だったけど今は集客する場所じゃなくて、そもそも観たい人が集う場所なんだって最近は強く思う。ロックだからとかコロナとか関係なくて、、いや、コロナは多少関係はあるけどライブハウスでライブをやる以上は絶対にそれ以外の場所で集客するしかないしそれ相応の努力が必要だと重ねて思う。ライブハウスでブッキングライブに出ることは陸上に例えると箱根駅伝に向けて数々の記録会や大会(試合)に出場することに等しいと思う。(陸上ファン故の例え失礼します。)
いきなりワンマンやります!って言ったところで最高のライブはできない。集客できてないライブがあったって自己責任だし、否定的な見方の多いブッキングライブでも最終的な目的が明確であればその場は少人数かもしれないけど「あのバンド凄い良かったね!」と思わせればいいと思う。(そうさせるにもまずかなりの努力が必要)。常にお客さんを呼んでほしいライブハウスには迷惑だろうけど今の時代を鑑みたらライブハウス側にもっともっとやれる事があるようにも思うよね。ただ「お客さん呼ぼうぜ」だけじゃなく。
アーティスト側もただいいライブを突き詰めるだけじゃなく、魅せ方や発信の仕方をちゃんと考えなきゃいけないとも思う。そこには時間もお金もかかるだろうしそこは努力しないといけない。、集客のある世界は本当に全てが綺麗。演奏も身なりも一流だし宣伝や告知など取っても本当に細部まで行き届いている。それに気付かずにライブハウスレベルで憂いて憤ってるとするなら「それは仕方ないことだよ。」と言ってあげたい。
こんなこと言いながら僕自身ライブハウスレベルで全然やりきれてないから努力しようとも思ってる。
以上が華々しい世界とそうじゃない世界を俯瞰できる立場に今身を置かせてもらっていることで感じていることです。人それぞれの意見があるでしょうが僕はこう思う。
因みに僕はまだ色んな部分で成長していく気持ちでいます。まずは人間を磨くことから。
ただ、人それぞれの気持ちがあって当然だし、その現状や結果には必ず理由があると思っています。今回たまたま見たツイートを否定する気持ちもないし、逆に「そうだよね〜!」と共感すらしてしまう。

愚痴を吐いた後にやるべきは立ち上がり一歩を踏み出すことじゃないでしょうか。
何かを変えなきゃそのまま。変わりたければしんどいかもしれないけど踏み出さなきゃね。
僕は自分で選んだ道を生きてるからこそ、そういう部分は逃げちゃいけないよなって改めて思いました。
久々に長々と書きましたが読んで下さりありがとうございます。

そういうことです。

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