半導体不足から見る大量生産大量消費時代の終焉

欲しいモノを欲しい時に買える。そんな時代は終わるのではないだろうか?

日本に住んでいる人は長年欲しいモノはいつでも手に入る生活をしてきたが、そんな時代が終わるかもしれない危機感を持った方がいい。

コロナが流行ってから世界的に半導体不足になったが、2年経った今でも回復はしていないと言える。
まだモノによっては、納期1年以上と言われる。

また、モノの価値は需要と供給のバランスによって決まるので、価格が何倍にも高騰していく。

日本人でこのことに危機感を持っている人が少な過ぎると感じるのは私だけだろうか?

半導体を使った電子機器に限らず、衣食住など生活の根幹に関わるモノについても同じことが言える。

思えば、お金さえ払えば好きな時に好きなモノを買えるということは「過剰に生産している」ということである。
そうでなければ、一定数「買えない人」がいるはずなので。

過剰に生産しても利益を確保できていた企業が、材料の調達困難や働き手の確保困難に直面した時、今までと同じ生産活動ができるだろうか?

企業が生き残るには、価格を上げ、生産数も確実に売り切れる数(=買えない人がいる)にするしかない。

そうなれば、早い者勝ち、お金をたくさん払える人だけが買える、そういう時代が来るだろう。

今まで日本は少し恵まれ過ぎていて感覚が麻痺しているのかもしれない。
子供の頃は誰しも親からのプレゼントなどで「欲しいモノが手に入った時の喜び」を感じていたが、
改めて大人達も思い出すべきではないだろうか。

#半導体不足
#需要と供給
#モノを大切に

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