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DianSheng FTO

こんにちは。初めてNoteを使います。フィリピンの吉田です。

今回は、先日運よくテスター抽選で当選したDianShengのFTO(Face-Turning Octahedron)が届きましたので、レビューをしたいと思います。私はLanLan FTOの改造版であるRexTO(3D印刷でパーツを改良したもの)を持っておらず、それとの比較は出来かねますので、予めご了承ください。

あと私は海外での生活が長く、誤字脱字や読みづらい箇所が多々あるかもしれませんが、あぁ、頑張って書いてくれたんだなぁくらいの温かい目で読んでいただけますと幸いです。

まとめ

「資料はまとめから入れ」、と上司に叩き込まれましたので、まとめから入ります。

持っていたLanLanは友達にプレゼントします。DianShengのFTOにはわかりやすい色、ちょうどいい磁石の強さ、快適な回し心地、とスピードキューブに必要な元素が揃っています。難点としてポップとピボットがしやすい点がありますが、ネジの締め具合でどうにかなりそうです。

磁石入りとして初めて市場に出回るFTOとして、DianShengはいきなり高水準の試作品を出してきました。将来的にWCAの公式種目として追加されるかは疑問ですが、もし種目として追加されるとなった際にスタートダッシュを決めたい方は、DianShengのFTOを購入して間違いはなさそうです。

目安として、LanLan時代は1分台で安定していたタイムが、DianShengで40秒台が連続して出るようになりました。ひとまず短期の目標としてSub-35あたりを目指して頑張ります。

普通です。中身は解法手順説明用のパンフレットが一枚。ドライバーやアクセサリ-などはついていません。

シンプルイズベスト。

色彩良く、どの面のどの色と比べてもわかりやすい色合いとなっています。白面は時計回りに青→赤→紫の順、Bensisco解法のステップにあるセンターは上から手前に緑→オレンジ→グレーとなっています。通常の3x3と似たスキームとなっていますので、初めての方でも分かりやすいと思います。

メカニズム

コーナーに磁石が4つずつ、コーナーに接する△パーツに3つずつ、△パーツに接するエッジに4つずつ、という配置です。エッジとコーナーの面にはGan Cubeのようなハニカムに似た加工が施されています。エッジパーツは分解ができず(力不足)、その他のパーツの中身はこんな感じです。

△パーツ。コーナーと接する面の磁石は紫パーツ付きのスロット式、エッジと接する面は簡易スロットのように見えます。
コーナーパーツ。キャップが取れ、中には青パーツ付きのスロット式で磁石が入っています。
エッジパーツ。キャップは取れませんでしたが、面で接する△パーツの磁石の配置を見るに、エッジにも最低4つ磁石が入っているはずです。

回し心地

まさにスピードキューブ、という感触です。ちょうどいい磁石の強さ、△パーツの半分はいけるCorner Cuttingで、どちらかというとサラサラよりぬるぬるした感じです。ちなみに潤滑油が既に使われた状態でした。
箱から出したばかりのOOTB(Out of the box)状態では少しネジが緩く感じ、既に100ソルブ程こなしましたが、5回ほど重度のポップを経験し、その度パーツを入れ、間違っていたら再度ポップさせる、を繰り返す羽目になりました。いずれはDignitas/GravitasコンボにDNM-37を加え、ネジを少し締めて使っていきたいです。

最後に

つたない文章でしたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。近いニュースとしてはDianSheng FTOの正式リリース、Dayan社も製造に乗り出しそうと聞いておりますので、FTO界隈の発展がさらに進むことを願っております。


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