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90代になったら、あちこちガタが来る

「90代になったら、あちこちガタが来て、もう、あかん!」
90過ぎても、歩行器を使って自分で歩いているおばあちゃんの名言(迷言)です。

ここのミッションは、
トイレ誘導とパット交換。

おばあちゃんいわく、歩くたびに膝が痛いし、足が痛いで辛い!と、訪問するたびに大騒ぎ…😓

そして、おばあちゃんは、しめに「いきていても辛いだけや!」と言う。

自分が90過ぎても歩いて、生きているという想像すらできない…🙀
だから、私も、「そうやろうなぁ~」と言ってしまう。
「ほんまに、辛いなぁ」としか言えない自分。

おばあちゃんの、毎日は体が痛くて、好きなとこも、自分で行くことが出来なくて、家族とも、遠く離れて暮らしている。

話し相手は、ホームヘルパーとたまにいくデイサービスの職員。

90代になると、生きがい探しも難しいなぁ…と、我が身がこうなったらと考えた。
そうすると、「辛いよね」と言う言葉しか出てこない。

あと、出てくるとしたら、「90になっても、歩けてすごいですよ」かな。

でも、1度、それを言った時に、「90代過ぎたら、ガタが来て、もうあかん!」と名言(迷言)を言われて、ビミョーな空気に…

やっぱり、「辛いよね」と言うと、おばあちゃんの心も慰められている様子。

とりあえず、このおばあちゃんの愚痴を、否定もせず、付き合っていたら、最近お菓子をくれるようになった。

チョコが好きと伝えたら、デイサービスの売店が開いていたら、チョコをくれる。

本当は、もらってはいけないけど、断るとおばあちゃんの生きがいを消してしまいそうで、いつも、「ありがとうございます!😆」と
満面の笑みを浮かべて、お菓子をいただく。

本当は、もらってはいけないけど。

誰かに、物をプレゼントしたりすると、幸せな🍀気持ちになれると言う。
心理学でも、そんな効果があるらしい。

私がお菓子を受け取ることで、幸せを感じてくれたらいいなと思いながら、また今日もチョコが増えていくのであった。



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