愛を込めて。

Twitterやインスタでご報告した通り、愛兎のふぶきがお月様へ帰りました。
ずっと体調が悪かったみたいで、ご飯もチモシーも食べられず、お水も飲めなかったようです。
もっと早く気づけていれば、というか、もっと早く長野へ帰っていれば、と自分を責めてばっかりです。
1月の検診では至って健康で毛並みも良く、体重も平均的で爪切りも暴れず(私がやるとブチギレて大変)、とてもお利口さんでした。
家に帰ってからは拗ねてましたが…🐇
4月の頭くらいから調子が悪く、病院で診てもらうと腎臓や肝臓の数値が悪かったみたいで。
このままだと苦しいだろうということで、昨日手術をするという決断をしました。
麻酔が強いので耐えられるかどうか、ということでしたが、このまま苦しむのも可哀想だねと決めました。
手術自体は無事に終わって、あとは目を覚ますだけ。
呼吸も心臓も正常だよと言われていたんですが、長いことお腹痛かったんだと思います。
目を覚ますことなく、そのままお月様へ戻りました。

思えば彼女には一目惚れでした。
寿命まで側に居てくれたハムちゃんのリリーが天国へ旅立ち、仕事もうまく行かなくて、なんか癒されたいなあ、ペットショップでも行って可愛い子見てにやにやするか……、と、とあるペットショップへ。
元々デグーが飼いたくて、ちょっと見るだけ…と小動物コーナーに入ったら、それはそれはもう可愛いうさぎさんがいて。
それがふぶきでした。
最初はほんと男の子だと思ってて「真っ白で雪みたいだし、かっこいいな！」と、それでふぶきって名前を付けたんです。
絶対あの子は「もっと可愛い名前が良かったわ！」って思ってたと思いますが笑
賢い子で、そんな名前もちゃんと覚えてくれて、おやつ目当てで芸も少し覚えました。

涙管詰まっちゃった時は大変だったね。
超痒そうだったもんね。
すぐ治って良かったよ。

爪切りと抱っこが大っ嫌いで、生野菜や果物も嫌いで、でもクッキーだけは大好きで。
父の指をクッキーと間違って噛むほどでした。
バカでしょ。
可愛い。笑
撫でられるのも大好きで、私の手にずーっとすりすりしているような甘えん坊さん。
私に似て我が強くて態度もデカくて、でも私が落ち込んだら何も言わずに側に居てくれるような子でした。

私は元々アイドルをしていたのですが、正直本当に苦しいことばかりで、楽しかったことはほんの一握り。
二度休業をしました。
二度目の休業の間、ふぶきはずっと側に居てくれました。
「もうさっさと辞めたいな、ねえふぶ、どう思う？」
なーんて問いかけたって
「はあ？いいからクッキー寄越しなさいよ」
と見上げるばかりの彼女に、私はいつだって救われていました。
そうしてちょっと耐えられなくなって(まあ色々理由はありますが伏せます🙇‍♀️)アイドルを辞めました。
もう本当にその時は
「あー！もーやだやだ！生きてるの疲れる！」
とか言って、結構本気で死に場所なんて探しちゃって、終活とか言って引きこもりの私がいろんな人に会いに行って、行きたいところにも行って、本当に、自分で自分を終わらせようとしていました。
さあ、ほんとにほんとに最後だ！って最後にどうしても行きたい場所があって。
そこへ行ったらもうそれで終わり！とか思ってたんですけど、どうしてもふぶきの顔が浮かんでしまって。
「私がいなくなったらあの子、どうなるんだろ？」
「一人にしたら絶対怒るよなあ…」
悩んだ結果、最後に行きたかった場所はお預けにして家に帰りました。
相変わらず
「おかえり。早く撫でろ」
と見上げてくるふぶきに、も〜しょうがないな！とクッキーをあげた記憶があります。
あれ、それ去年のことだ。ｱﾚｪ

と、いうことで、私はふぶきに助けてもらったのでした。

私のところになんて来なければ、もっと幸せになれたのかもしれないなあなんて、ネガティブなことばっかり考えています。
けどきっとあの子はそんなこと望んでないはず(多分)なので、もう少し泣いたら、前を向こうかなと思います。




あの時決断しなくて良かったのかどうかは、正味な話全然わかりません。
もしかしたら決断してた方が良かったのかも。
生きてて良かったと思うことはあんまりありませんが、これからまだ多分もう少し生きてしまうはずなので、その間に良いことは起こるかもしれません。
せっかくあの子に助けてもらった命なので、今日までずっとずっと逃げてきた自分の「夢」と、もう一度向き合おうかなと思います。
今からなんて簡単なことじゃないし技術も力量もほとんどありませんが、人間やって出来ないことはないかなって思うので……。
別に笑われてもいいです、無理だって言われてもいいけど、なんもやらずに諦めたら絶対ふぶきにキレられるので、もうしばらく頑張ってみます。


ふぶきへ。
ずっと側に居てくれてありがとう！
あなたはあんまり手のかからない子で、大きい病気も特になくずーっと元気でいてくれました。
最期もどーせ手煩わせてもなーとか思ったんでしょう。
いい子なんだかどうなんだか…。
手がかかっても良いから、私はもう少し一緒に居たかったです。
あなたは紛れもなく『私の生きる意味』でした。
ケンカも沢山したけど、その分お互い沢山甘えたし沢山遊びました。
長生きさせてあげられなくてほんとにごめん。
でも、愛情だけは注ぎまくりました。
うちに来て幸せだったかどうかは知りませんが、家族全員の愛するお姫様でした。
それだけに留まらず、あなたはいろんな人のお姫様だったんだよ。知らないかもしれないけど。
ほんとにほんとにあなたが大好きでした。
あなたが第一でした。
本当にありがとう。
最期に撫でてあげられなかったことは、一生の後悔になることでしょう。
だから私がそっちへ行けた時は、沢山撫でさせてくださいね。
生まれてきてくれてありがとう。
またいつか会いましょう！
大好きです！



最後に。
アイドル時代からずっとふぶきを可愛がってくださった方。
アイドルを辞めて一般人になった私と共にふぶきを愛してくださった方。
本当に本当にありがとうございました！！
そういう意味では、きっとふぶは幸せだったと思います。
普通のうさぎより、ファンが多かったわけですから！すごい！
ふぶきはお空へ行ってしまいましたが、思い出は沢山残してありますので、どうかこれからもあの子のこと、可愛がってあげてください。

最近のことで心配してくださった方も、本当にありがとうございます。
私は元気です！とは言えませんが、ふぶきに怒られない程度に落ち込んで、そしたらまた元気に活動しようと思っています。
その際には、変わらぬ応援を頂けますと嬉しいです。



ここまで読んでくださり、ありがとうございました！
これからもどうかよろしくお願い致します！





2020.4.16  ゆいたそ