デッキレシピ【ディフェンシブ・モーターズ】

初めまして。

以前はどこぞのデュエル動画に出たりデッキ紹介記事を書いてたりしてました、大久保ユイと申します。

note初執筆になります。よろしくお願いします。

早速、今回のデッキの紹介になります。

◆前置き

皆さんは、「遊戯王R」という漫画はご存知でしょうか?

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原作のバトルシティ編〜記憶編の間の時間軸での公式スピンオフ作品であり、作画はカズキングこと高橋和希先生ではなく、

「カードファイト‼︎ヴァンガード」のキャラクターデザインを担当した伊藤彰先生が担当した作品。

本作は、

バトルシティ編にて3枚の「神のカード」、そして「決闘王」の称号を手に入れた武藤遊戯。その遊戯にもう1組の神のカード邪神の所有者である天馬夜行がデュエルを申し込んできた。彼はその1体である邪神アバターは遊戯の持つ神のカードの1体「オシリスの天空竜」を一撃で葬り去る。真崎杏子をR・A計画のために海馬コーポレーションに連れ去ったことを宣言する。遊戯・城之内・本田の3人は杏子を救出するために夜行の待つ海馬コーポレーションへ向かう。

というストーリーであり、

要約すると「登場するモンスターがいちいちカッコいい遊戯王スピンオフ」です。


そんな本作には、

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こんな具合で、まあカッコいいカードが多い。正直もっとある。イシュザークとかもしゅき。

そんな中でも今回は、そんな遊戯王Rの中でも僕がトップクラスに好きなモンスター(No.1はグリード・クエーサー)である、

デモニック・モーター・Ω

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(かっけぇ…………)

を使ったデッキになります。


◆デッキレシピ

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◆コンセプト

まず、デモニック・モーター・Ω(以下Ωと略)のステータスを確認するところから始めましょう。

効果モンスター
星8/闇属性/機械族/攻2800/守2000
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
このカードの攻撃力はターン終了時まで1000アップする。
(2):このカードの(1)の効果を発動した場合、エンドフェイズに発動する。
このカードを破壊する。
(3):自分エンドフェイズに発動する。
自分フィールドに「モータートークン」
(機械族・地・星1・攻/守200)1体を攻撃表示で特殊召喚する。

なんだろうこの…

なんとも言えないステータスは。

漫画のカッコいい登場シーン、強キャラ感を募らせる構図、微妙すぎるステータス。

こういうの… いいねえ!

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まず、こいつの弱みから見ましょう。

①高ステータスの攻撃力に加え、自己バフ能力もあるが使ったら破壊される

②エンド時に名称ターン1制限のないトークン生成効果があるが、攻撃表示限定での特殊召喚に加え、ステータスは低く本体と属性が違う


なんだこいつ……


以前自分でも考えた&とあるブログで紹介されていた(現在そのブログは削除されてしまいました)のは、地霊術-「鉄」を使ったコンボでした。

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通常罠
自分フィールド上に存在する地属性モンスター1体を生け贄に捧げる。
自分の墓地から、生け贄に捧げたモンスター以外でレベル4以下の地属性モンスター1体を特殊召喚する。

また、他にも現在では、トークンのレベルが1であることからリンクリボーから組み合わせる事も可能です。

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リンク・効果モンスター
リンク1/闇属性/サイバース族/攻 300
【リンクマーカー:下】
レベル1モンスター1体
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手モンスターの攻撃宣言時、このカードをリリースして発動できる。
その相手モンスターの攻撃力はターン終了時まで0になる。
(2):このカードが墓地に存在する場合、
自分フィールドのレベル1モンスター1体をリリースして発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。

ここからは個人の見解ですが、

『「モータートークンが地属性である」と言う点から、地霊術-「鉄」を相手ターンに使う』

とか、

『トークンがレベル1のためリンクリボーを出しながら防御も出来る』

といった点はモータートークンの低ステータスを補った上手い使い方であると思います。

ただ、これでは上述した、

①高ステータスの攻撃力に加え、自己バフ能力もあるが使ったら破壊される

には当てはまりません。

あくまで②の方しか見ていない案になってしまいます。では①を活かすにはどうすれば? そこを考えてみました。


結論から言いますと、今回はこのカードを採用しています。

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フィールド魔法
(1):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、
自分の機械族・闇属性モンスターは、それぞれ1ターンに1度だけ戦闘では破壊されず、
その戦闘で自分が戦闘ダメージを受けた場合、その数値分だけ攻撃力がアップする。
(2):1ターンに1度、自分フィールドの元々の種族・属性が機械族・闇属性のモンスターが、
戦闘または自身の効果でフィールドのカードを破壊した場合に発動できる。
手札から機械族・闇属性モンスター1体を特殊召喚する。

前提として、Ωは闇属性・機械族のモンスターです。

故に、まず(1)の戦闘破壊効果耐性を獲得出来る。ただ今回は、(2)をメインとして考えています。

(2):1ターンに1度、自分フィールドの元々の種族・属性が機械族・闇属性のモンスターが、
戦闘または自身の効果でフィールドのカードを破壊した場合に発動できる。
手札から機械族・闇属性モンスター1体を特殊召喚する。

この効果ですが、

『機械族・闇属性=Ω』のモンスターが、戦闘または『自身の効果でフィールドのカードを破壊した場合=ステータス上昇後の自壊効果』に発動できる。
手札から機械族・闇属性モンスター1体を特殊召喚する。

と読み取れますよね?

即ち、「Ωの自壊=鋼鉄の襲撃者の効果で闇・機械が手札から出せる」ようになる訳です。


では、手札から出すモンスターをどう供給するか? それを補いカードがこちらです。

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永続魔法
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドにレベル7以上の機械族モンスターが存在する限り、
相手は自分フィールドのレベル6以下の機械族モンスターを、
攻撃対象に選択できず、効果の対象にもできない。
(2):自分フィールドの表側表示の機械族モンスターが戦闘・効果で破壊された場合、
自分の墓地の機械族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。

この神カード。具体的な強みは、

自分フィールドにレベル7以上の機械族モンスター(Ω)が存在する限り、
相手は自分フィールドのレベル6以下の機械族モンスター(モータートークン)を、
攻撃対象に選択できず、効果の対象にもできない。

の効果でまず「モータートークン残ってしまった問題」を解決し、

自分フィールドの表側表示の機械族モンスターが戦闘・効果で破壊された(Ωによる自壊)場合、
自分の墓地の機械族モンスター1体(破壊された同名も可)を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。

の効果で自壊したΩ自身がサルベージ可能となります。正直Ωと噛み合いすぎてて気持ち悪い。

結論として、この3枚が場に揃う状況下ならば、

①Ωで自己バフ&エンド時にトークン生成。その後、自壊。
②鋼鉄の襲撃者をチェーン1、機甲部隊の防衛圏をチェーン2で発動。防衛圏でΩ自身をサルベージし、襲撃者でサルベージしたΩを特殊召喚。
③Ωのトークン生成効果に名称ターン1がないため、モータートークン2体目を生成。

まで行けます。以上がメインコンセプト。


◆メインコンセプトへのルート

では、これらのコンセプトに至るには何が課題となるのか?

①機甲部隊の防衛圏へのアクセス
②Ωの出力方法
③鋼鉄の襲撃者へのアクセス
④除去に弱いこれら2枚の魔法カードの防御手段

が課題となると考えました。

①機甲部隊の防衛圏へのアクセス

結論として、採用するに至ったカードが『七精の解門』です。

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永続魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、
「神炎皇ウリア」「降雷皇ハモン」「幻魔皇ラビエル」のいずれか1体、
またはそのいずれかのカード名が記されたモンスター1体をデッキから手札に加える。
(2):1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。
自分の墓地から攻撃力と守備力が0の悪魔族モンスター1体を選んで特殊召喚する。
(3):1ターンに1度、自分フィールドにレベル10モンスターが存在する場合に発動できる。
自分の墓地から永続魔法カード1枚を選んで手札に加える。

最近話題の最強カード。こいつで回収すれば良くね? となった次第です。

肝心のアクセス方法ですが、

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出典:城下町デュエル 王者と悪魔 vs 無限マシンナーズ・フォース【城下町デュエル】 より
(https://m.youtube.com/watch?v=HQaVteLLgyg&list=PLiFVeN44-pIg0dX_yVo3k9LxN1pGlwt-u&index=6&t=0s)

これに全てが語られてます。

なんならこのデッキ自体さりあさんの使った【無限マシンナーズ・フォース】のパクリみたいなもんです。


それはさておき。 

画像のルートで『ライトロード・ドミニオン キュリオス』をリンク召喚し、『機甲部隊の防衛圏』を墓地に。

その後、キュリオスや解門の効果で防衛圏を回収し、間接的なサーチを図ります。

②Ωの出力方法

そもそもこいつをどう出せばいいのか?

悩んだのですが、今回は『ファントム・オブ・カオス』でコピーした『ダーク・クリエイター』から蘇生することにしました。

ではそれを揃えるには?

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永続魔法
(1):このカードの発動後1回目の自分スタンバイフェイズに発動する。
自分のエクストラデッキの融合モンスター1体をお互いに確認し、
そのモンスターによって決められた融合素材モンスターを自分のデッキから墓地へ送る。
(2):このカードの発動後2回目の自分スタンバイフェイズに発動する。
このカードの(1)の効果で確認したモンスターと
同名の融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。

こいつを採用しました。

具体的には、『フューチャーフュージョン』で沼地のドロゴン』を指定し、
・Ω
・ファントム・オブ・カオス
・ダーク・クリエイター
のいずれかを落とし、『解門』からファンカス→ダーク・クリエイターをコピー

と繋ぐことにしました。

そう。

これもさりあさんのパクリです。


③鋼鉄の襲撃者へのアクセス

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④除去に弱いこれら2枚の魔法カードの防御手段

色々考えましたが、『宵星の機神ディンギルス』を採用することにしました。

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エクシーズ・効果モンスター
ランク8/闇属性/機械族/攻2600/守2100
レベル8モンスター×2
自分は「宵星の機神ディンギルス」を1ターンに1度しか特殊召喚できず、
自分フィールドの「オルフェゴール」リンクモンスターの上に重ねてX召喚する事もできる。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●相手フィールドのカード1枚を選んで墓地へ送る。
●除外されている自分の機械族モンスター1体を選び、このカードの下に重ねてX素材とする。
(2):自分フィールドのカードが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりにこのカードのX素材を1つ取り除く事ができる。

ご存知ランク8最強カード。

このカードの強みは防御だけでなく、
・Ωがレベル8のためディンギルスのエクシーズ召喚の素材にもなり得る
・後述する『ジェット・シンクロン』、『サイバー・ドラゴン・コア』などのモンスターを使いまわせる
・闇属性・機械族のため、『鋼鉄の襲撃者』、『デスペラード・リボルバー・ドラゴン』のサポートも受けられる

辺りも見て、採用に踏み切りました。エクシーズ召喚をせずとも、『オルフェゴール・ガラテア』からアクセス出来るのも強いですよね。


とこんな感じで、メインコンセプト及びその課題はクリアしていきました。以下は、他に採用に至ったカードの簡単な説明です。

◆脇を固めるその他のカード

全ては流石に長すぎるため、一部のみ書き出します。

『サイバー・ドラゴン』系統のモンスター

『キメラテック・メガフリート・ドラゴン』
レベル10・闇属性・機械族であるため。

『サイバー・エタニティ・ドラゴン』
『未来融合』の素材の他、『サイバーロード・フュージョン』でモータートークンを融合素材にしながら融合召喚出来る。レベル10。

『サイバー・ドラゴン・コア』
『サイバー』or『サイバネティック』をサーチする潤滑油。自身を除外して『機関重連アンガー・ナックル』のリンク素材を供給。

『サイバー・ドラゴン・ヘルツ』
『サイバードラゴン』系列のサーチorサルベージに。『未来融合』で墓地に送った後に同じ動きを出来るのも良い。

『サイバー・ドラゴン・ネクステア』
『サイバー・ドラゴン』系列のサポートを受けられながら、このデッキでは『ディンギルス』『幻獣機アウローラドン』などを蘇生可能なため。

『サイバー・ドラゴン・ズィーガー』
『Ω』の打点が2100更に上がるううう〜〜↑↑

『サイバー・レヴシステム』
『サイバー・ドラゴン』を蘇生。つよい。

『サイバネティック・オーバーフロー』
『サイドラコア』からサーチ可能な除去カード。サーチして睨みを効かせるために採用。

『オルフェゴール』関連

『オルフェゴール・カノーネ』
『水晶機巧-ハリファイバー』から『ガラテア』にアクセスするために1枚のみ採用。

『オルフェゴール・リリース』
前述したメインコンセプトでモータートークンが2体並ぶため、起動し易い蘇生カードとして。

『オルフェゴール・クリマクス』
妨害よりは、『Ω』や『デスペラード・リボルバー・ドラゴン』などのサーチに採用。

その他カード群

『デスペラード・リボルバー・ドラゴン』
メインコンセプト『自壊したΩがまた復活する(意訳』の際に、手札にあればなんか出てくるやべー奴。除去カードがデッキ内に少ないため、戦闘破壊出来ない相手に重宝します。

『リミッター解除』
デモニック・モーター・Ω最高打点7600に。相手はしぬ。何なら自壊効果も、このデッキでは問題ない。

『クロシープ』
『アンガーナックル』から『メガフリート』or『エタニティ』を蘇生した際にトリガーとなれるため採用。蘇生先は状況に応じて。 


◆後書き

長々としてまとまりのないデッキ紹介でしたが、お読みいただきありがとうございました。

今回組んだデッキは、自分史上1番『Ω』を使う中で理に適ったデッキとなった自負がありますので是非オフ会等で対戦する機会がありましたら是非声などかけていただけましたら嬉しく思います。

最後に、『デモニック・モーター・Ω』の最高にカッコいい攻撃名の画像を貼って結びとします。

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どうして。

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