ミリアニ(アニメ アイドルマスターミリオンライブ!)は何故見ていて気持ちが良いのか?

https://tt23836148.hatenablog.com/entry/2024/03/16/053254

ミリアニは見ていて気持ちが良い。この気持ちの良さは、悪が必ず成敗され、正義が勝ち良い目を見ることに近い気がする。

そこで重要なファクターとなるのは最上静香である。彼女はアイドルになりたい想いを持っているが、父の反対からなかなか一歩が踏み出せないキャラクター。その為の努力もしてきた描写もある。彼女の夢に対する一途さ一生懸命さ、これは視聴者が彼女を応援したくなる重要なファクターであり、だからこそ彼女がオーディションという場で、彼女特有の重圧で、ミスをしてしまう(これはこのアニメで垣間見える現実のいち部分、、現実ではこういうことがあり落とされる例は星の数ほどあるだろう)ところを、未来たちが助けるという場面に、エモーショナルな感情が発生するのだ。もう一つ言っておきたいのが、このアニメ置ける未来という存在は、おそらく特に静香にとってこうあって欲しいという願望そのものな気がする。ああいう子がいたら良いよねという存在。その意味ではその子が実質主人公なのは、なんというかやはり物語としては王道な気がする。そしてその静香に触発された未来を、アイドルに誰よりも本気な静香を見て翼が本気になるというこの構図。だれもが一生懸命で本気で、そしてだからこそ報われるというお話。これはまさしくなんというか構造としてある種の勧善懲悪に近いものがあるなと感じる。こういう世界をみんなが望んでいるから、このアニメは見ていて気持ちが良いのだろうな。

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