厩舎特性に基づいた新馬戦攻略☆

今週のレースを振り返ります

土曜日は「狙い馬」で推奨した5頭中、3頭が馬券圏内
「いんさいだー君」で推奨した5頭中、3頭が馬券圏内
日曜日は「狙い馬」で推奨した5頭中、4頭が馬券圏内
「いんさいだー君」で推奨した5頭がすべて馬券圏内!

と、土曜日があと一歩という結果でしたが、日曜日は全体的に好調でした

日曜日は「ゆい★セレ」も5頭中、4頭が馬券圏内,「お宝馬」も8頭中、6頭が馬券圏内に好走してくれたので嬉しかったです

「ゆい★セレ」では日曜中山のメインレース、GⅢ京成杯AHでソウルラッシュを推奨させていただいたのですが、斤量59㎏を克服して見事に勝ち切ってくれて【単勝370円,複勝170円】と思ったより配当がつきました。
いつもは絶大な信頼を置いているルメールJが騎乗した1人気のインダストリア(7着敗退)をこのレースに限っては嫌ったことが、個人的にはファインプレーでした。

今回の記事では日曜日の中山5R、メイクデビュー(新馬戦)での推奨秘話を振り返り、

厩舎特性に基づいた新馬戦攻略!(今回は国枝厩舎)

について、これまでの研究結果を皆様に共有させていただきます。

新馬戦を予想する上で、厩舎の特性をしっかりと分析して理解することは極めて重要だと考えています。
具体的には、栗東の中内田厩舎は開業以来、新馬戦の勝ち上がり率が非常に高いことでよく知られています。実際に中内田先生ご自身の言葉でも語られていることなのですが、開業当初から馬主や関係者の信頼を勝ち取るために新馬戦は 馬をしっかり「仕上げて」出走させる ことで勝率の向上に努めた…
とのこと。

そう、とくに新馬戦では、「馬の能力」というファクター以外にも、「仕上がり」という、新馬戦特有のファクターが結果を大きく左右します。

そして、中内田厩舎の話の続きなのですが、開業当初の勝ち上がり率より、じつは直近の数字のほうが悪くなってきています(それでも他厩舎に比べて抜群に高水準ですが)。
・・・厩舎に入ってくる馬の質が落ちてきている!?
そうではありません! 寧ろ馬の質は向上していっています。

馬主や関係者の一定の信頼を得た後は、以前よりも新馬戦で仕上げなくなっている!ということなのです。

イメージ的には、
 新馬戦の結果=【馬の能力】×【仕上がり】
のような公式で捉えています。

競走馬として初めてレースを走る新馬戦に関しては、2走目以降のレースと比較して、格段に【仕上がり】の支配率が高く、馬の能力がいくら高くても仕上がりが0に近い状態なら、結果も0になってしまうのです。

中内田厩舎の事例で、以前に比べて最近は新馬戦で仕上げなくなってきていると書きましたが、厩舎毎の特性、さらには同じ厩舎でも直近の傾向を踏まえなければなりません!

厩舎毎の特性について、クセの強い厩舎から紹介していきたいと思いますが、この記事では、美浦の厩舎で特にクセが強い国枝厩舎を取り上げます。

国枝厩舎の今年の新馬戦の全成績を纏めると、以下のようになります。

 06/03 東京5R ミッキーアプローズ【菅原明J】(3人気)→7着
 06/24 東京5R ルージュスエルテ【菅原明J】(1人気)→7着
 07/15 福島5R クラッチプレイヤー【菅原明J】(3人気)→4着
 07/23 札幌5R ステレンボッシュ【横山武J】(2人気)→1着
 07/29 東京5R サトノフォルテ【戸崎J】(2人気)→5着
 08/20 新潟5R ベストミーエヴァー【丸山J】(3人気)→2着
 08/26 新潟5R エリカリーシャン【三浦J】(5人気)→1着
 09/02 新潟5R モスクロッサー【川田J】(1人気)→7着
 09/03 新潟5R ロクシアス【菅原明J】(3人気)→3着

ここまで9頭の馬をデビューさせてきましたが、僅かに2勝。名門厩舎として知られる国枝厩舎としては、とても地味な結果だと思いませんか??

そうなのです。
じつは国枝厩舎は新馬戦で 仕上げない! 厩舎なのです…!

あの、名馬アーモンドアイでさえ、新馬戦は2着に負けました。
・・・そんなに強い馬と初戦で当たったのか!?
いえ、そうではありません。
新馬戦でアーモンドアイに先着したニシノウララはその後、1勝クラスは勝ったのの、2勝クラスさえ勝てずに引退しています。
そうなのです! 新馬戦の結果=【馬の能力】×【仕上がり】と書きましたが、アーモンドアイほどの【能力】でも、【仕上がり】が不十分だとそこら辺の馬にさえ、負けてしまうのです。

このように国枝厩舎は新馬戦で仕上げない厩舎として有名です。
これはそれぞれの調教師のお考え、持論によるところなのですが、新馬戦でバチバチに仕上げるとその後、3歳,古馬となったときの競争成績にマイナスの影響を及ぼすという考え方があるとのこと(トレセン関係者談)。
冒頭の中内田厩舎が、最近は新馬戦であまり仕上げなくなってきているという傾向も、そのあたりの考え方によるものだろうと推察しています。
人間のスポーツ選手でも、ジュニア期間から筋肉ムキムキにトレーニングしすぎると成長力が阻害されて、シニアになって素質開花できない…といったこともありますからね。

もう一度、国枝厩舎の今年の新馬戦成績を眺めてみます。

 06/03 東京5R ミッキーアプローズ【菅原明J】(3人気)→7着
 06/24 東京5R ルージュスエルテ【菅原明J】(1人気)→7着
 07/15 福島5R クラッチプレイヤー【菅原明J】(3人気)→4着
 07/23 札幌5R ステレンボッシュ【横山武J】(2人気)→1着
 07/29 東京5R サトノフォルテ【戸崎J】(2人気)→5着
 08/20 新潟5R ベストミーエヴァー【丸山J】(3人気)→2着
 08/26 新潟5R エリカリーシャン【三浦J】(5人気)→1着
 09/02 新潟5R モスクロッサー【川田J】(1人気)→7着
 09/03 新潟5R ロクシアス【菅原明J】(3人気)→3着

まず、菅原明Jを乗せてきたときには全部負けていますね。
一律の傾向として仕上げない厩舎でも、それぞれの馬の成長度や骨格の成熟具合、トモがパンとしているか…等によって仕上げ度合いは様々です。
国枝厩舎の場合、仕上がってなく自信がない場合に、(直近では)菅原明Jを鞍上にデビューさせていることが分かります。
1番人気でも飛んだりしているので、馬券作戦に活かしたいところです。

では、逆に国枝厩舎でも、【能力】×【仕上がり】のバランスで勝つ公算が高い場合には誰を乗せてくるのでしょうか。

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