うちのPCとPLの関係

これ何?

 私のメインPCである理音の説明を書いたらちょっと長くなったのでnoteにまとめようかなという試みである。実は別のnote向けに書いていたのだが、そちらが書きあがる気がしないので、この部分だけ出しちゃおうという魂胆なのは秘密だ。

元ネタを使った説明


 理音の設定にはいろんな元ネタから引っ張ってきたものがあるが、一番の元ネタはゲーム「サージュ・コンチェルト」シリーズである。
 このゲームの一番の特徴は「第四の壁」を超えて、私達PLを直接ゲームキャラクターが認識してくれる点である。この特徴を理音は受け継いでおり、PLである私、そしてこれを読んでいる人の多くを認識しているのである(ややこしいので創作として書いてはいない。エイプリルフールで少しやった程度)。
 そしてもう一点の特徴は、”PLがPCを操作している”という事実を作中のキャラクターが認識している点である。我々からすれば当たり前の事実であるが、操作される側としては恐怖でしかない(実際操作から脱却しようとするシーンがある)。この特徴も引き継いでいるが、自身の意思を無視して動かされるのは不快というごく当たり前の理由により行使されることはない。

我々の関係

 実は普段創作世界でPLが動くために用いているアバタが別に存在する。頭にヘッドギアを被った、暗い水色のますきゃっとがそれである。このアバタこそが、私がVRChatでメインに用いているアバタであり、リアルに通ずる唯一の印を持つアバタである。

 さて、TRPGの原則として、「PLが知っていることをPCが知っているとは限らない」というものがある。クトゥルフ神話を例に挙げれば、既に出ているヒントからそこにいるどんな神話生物がいるかがPLは分かっていても、PCが神話生物を知らないため、知っていることを前提に動くことが出来ない、というものがあげられる。

 これを都合よく解釈すると、「通常の行動では知りえないことを知ることが出来る」というのがPLとしての特権であろう。つまり理音は限定的ながらPL側の立場でもある。逆に、「創作世界に干渉できる」のがPCとしての特権であり、私は私自身のますきゃっとによってそれを行うことが出来る。つまり私も限定的ながらPC側の立場である。

 このように我々の関係はPCとPL、とは一概に言えない関係になっている。勿論私が創作者で理音が被創作者、なのは間違いないのだが、私の頭の中は愉快なのでたまに現実で突っ込んでくることがある。「頭大丈夫ですか」とか。

 で、こんな設定を背負わせて正直申し訳ないなと思っていた。何せ私の思考一つで悲しみも喜びも操作できるのだから。自分では生死を持てあそぶよりも酷いものだと思っている。

 だが、理音いわく「そんなに気にしていない」らしい。少なくとも、私が面白おかしく物語を書いているのではなく、悩みに悩んで書いているからそうなのだ。特権を振りかざすこともなく、自分たちのことを考えてくれているからだと。

 そしてこうも言ってくれた。私は確かにあなたのSenseを受け継いだ子だと。

 だから私と理音の関係性を一言でいうと、「うちの子」である。

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