☆幼馴染の家に誘われた

はい、コーヒーで良かったよね?
ふふふ、今日はうちに来てくれてありがと。
私の家に来るのはいつぶりだっけ…
最近あんまり長く話せなかったし、こうしているだけでもなんだか嬉しいや。
ううん!忙しいのはわかってるし、無理しなくていいよ。
新しくバイトもしてるんだよね、うんうん。いつも頑張ってるの知ってるよ。
また昔みたいに遊びたいなぁ…

ねえ、来週末空いてない?ちょっと行きたいとこがあってぇ…
えぇ、だめなの…?なんで?
前もそうだったじゃん…
また女の子と遊びに行くの?
前のはバイト?違うよね。私知ってるもん。
バイト行くふりして女の子と2人でカフェ入っていったの見たよ?
なんで嘘つくの?私が彼女じゃないから?
なんで私じゃダメなの?なんで…

…忘れちゃったの?
来週は君の誕生日じゃん。毎年のように2人でケーキ食べてさ。
あれは私と君の、二人だけの特別な日だったはずだよ?
昔は私と結婚するなんて言ってたのに、
ねえ用事なんてないよね?逃げようとしないでよ。

…ふふ、もうすぐ効いてきたでしょ。
あのコーヒーに薬入れといたんだ。
君って昔から薬とか効きやすい体質だもんね。
私知ってるんだから。
ねえ、なんで?
私、昔からずっと君のこと好きなのに。
ねえ、好きだよ。好き。

君も私の事好きだよね?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?