見出し画像

海外情勢に興味を持てるようにするための提案

一般的に、海外情勢についてはあまり知らない人が多いと思います。そのような人たちが興味を持ってニュースを見るためにどうしたらいいか考えました。その一つの案が「(テレビなどのメディアが)諸外国のある特定の家族の人生に密着し続けること」です。

先日、アフガニスタンが混乱に陥り、自衛隊が派遣されたものの、退避対象とされた500人以上が今も取り残され、命の危機にさらされているというニュースを見ました。私は海外のニュースには興味が薄いのですが、少しは知る必要があると思ってそのニュースを見ました。

現地の人にとっては命が脅かされる程のことなのに、日本ではそこまで大きなレベルのニュースになっていなかったように思います。それがなぜなのか、考えてみると、「アフガニスタンという国に関心が低いこと」が原因ではないかと思いました。

人が全ての事柄に関心を持つのは無理だと思います。しかし、例えば今回のようなアフガニスタンの情勢やそれに対する日本という国の対応については、生きていくうえでもっと知っておく必要がある事柄だと思いました。

現代はスマホなどで手軽にニュースに触れられるようになりました。その分、得られる情報が多すぎるようになり、情報を選ぶようになりました。つまり、興味のないニュースはずっと選ばれないことになります。今回のアフガニスタンのニュースは、国が混乱に陥り人々が命の危険に脅かされるという重い内容だったので、ニュースを見た後に辛い気持ちになることが予想できます。誰でも辛い気持ちになるのは嫌なので、その隣に「芸能人の○○さんが結婚」など軽くて明るいニュースがあれば、そちらを見てしまうという選択が行われます。

どうすれば重い話を一般の多くの人が見るようになるかを考えると、人々の関心が薄いことが原因だと思いました。そして、なぜ関心が薄いのかというと、知らないことが多いからだと思います。どのような国で、どのような人々が住み、どのような暮らしをしているかを知らないと思いました。そのようなことを知っていれば、何か起こったときに自然と目が向くようになると思います。

寄付の話でこのような話を聞いたことがあります。

「『世界中で困っている人のために』寄付してください、と言っても寄付金はあまり集まらないが、『(病気の)○○さんのために』寄付してください、と言うと集まりやすい。対象が世界中というような漠然としたものよりも、○○さんという具体的な方が関心が高まる」

この理論と同じで、「アフガニスタンに住む人たちを取材しました」よりも「アフガニスタンに住む○○さんの生活をこれから毎週発信します」の方が親近感が湧くのではないかと思いました。

そのため、
・アフガニスタンに住む○○さん
・スペインに住む××さん
・ケニアに住む△△さん
のようにたくさんの国の人々の日常を垣間見れると面白いのではないかと思いました。海外取材は大変だと思いますが、今はインターネットのツールを使えば渡航費なども節約できるので、不可能ではないと思います。

メディア関係の方、いかがでしょうか。