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4月24日のこと「マリッジ・ストーリー」day17

4月24日(金)突然ものすごい音がして雹が降ってきてびっくりする

ベランピングの件を母に相談したら、(ベランピングとはなんじゃらの人はday16のnoteを読んでくれたらとても嬉しい)「先に部屋を片付けたら」と冷ややかに言われてしまった。
たしかにその通りなので何も言えない。

私は部屋の片付けが苦手。
365日中、350日くらいは常に部屋のエントロピーが増大し続けている。
父からは「使ったものは、使い終わったらすぐ元の場所に戻せばこんなに散らからないのに」とよく呆れられる。
spark joyを試みようにも、あれもこれもspark joyしてしまう(と錯覚する)タイプなので、こんまりメソッドとは相性が良くないらしい。(圧倒的言い訳)

ひとまずベランピングする前に着なくなったヨレヨレの服たちを処分するところから始めよう。
予定は未定。
ニートはお金はないけれど時間はあるからね。

「マリッジ・ストーリー」

2019年、ノア・バームバック監督。
Netflixオリジナル作品。

予告を観た時からずーーーーーーーーーっと観たいと思いながら映画館に行きそびれていた作品。
この度、Netflixでお家鑑賞しました。
ある意味で家で良かったかもしれない。
さっき観終わったばかりで、まだ自分の感情を上手く言語化できない。私に今言えることは一言。

嗚咽

冒頭からほとんど嗚咽が込み上げていた。
特にスカーレット・ヨハンソンさん演じるニコールとアダム・ドライバーさん演じるチャーリーの離婚裁判中の夫婦の喧嘩(口論)シーンが本当に素晴らしい演技だった。
LAの陽光がたっぷり射し込む、無機質で簡素な部屋で2人が声を荒げながら気持ちをぶつけ合う。
演技だということを忘れてしまうほどの芝居。

私は結婚もしたことがないし、もちろん子供だっていない。
社会的に成功するチャンスを手にしてもいないし、もちろん成功だってしていない。

この2人とは何もかも違う。

なのにこの2人の気持ちが痛いほど分かるような気がして、一緒に泣いた。

愛することも、愛されることもまだよく分かってはいないと思う。
だけど愛することは何なのか本当は自分でちゃんと分かっているような気持ちになる。

チャイルドシートを一緒に留めて、サラダのソースを選んで(選んでもらって)、髪を切って(切ってもらって)、ドアを一緒に閉めて、靴紐を結んで(結んでもらって)。

愛は積み重ねなんだなぁと。
愛した事実は、たとえ愛せなくなったとしても、たとえ隣で歩んで生きていくことを選ばなかったとしても、簡単には消えてはくれない。

愛し合った2人が時を経て、2人を別つと時がきても、どうか愛した人が幸福であって欲しい。
ニコールもチャーリーも、息子のヘンリーもみんなのこれからが幸せでありますように。

サポート…!本当にありがとうございます! うれしいです。心から。