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映画のはなし

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#映画レビュー

百円の恋、痛いイタイいたい

安藤サクラさん主演の『百円の恋』(2014年公開)を観た。主題歌はクリープハイプ「百八円の恋」。税込みになったよ。 日本アカデミー賞の最優秀脚本賞と安藤サクラさんが最優秀主演女優賞を受賞している。 今日はただひたすらに感想を書くのでやっぱりネタバレ厳禁性癖の人はここで読むのストップしてね。 あらすじ32歳の一子(いちこ:安藤サクラ)は実家にひきこもり、自堕落な日々を送っていた。ある日離婚し、子連れで実家に帰ってきた妹の二三子と同居をはじめるが折り合いが悪くなり、しょうがな

映画『海獣の子供』をみたことのはなし

先日、1年近く会っていなかった大学時代のサークルの先輩から 「良かったら海獣の子供を観に行きませんか?」 というメッセージが突然きた。私は嬉しくなって、正直に言うとあまり興味のなかったこの映画を観に行く誘いを喜んで受けた。だって人から誘われたら嬉しいもの。続けて先輩のメッセージには 「君の名は。を一緒に観に行ったから、アニメ映画をみるなら、ゆさんかなと思って」 なんて書いてあって、そんなこと言われた暁には口角が上がって上がって、上がりっぱなしよ。分かるでしょう。 ちなみ

『彼らが本気で編むときは、』を観て

まぶたが落ちたのは随分と遅い時刻だったのに、どうしてだか普段より早くに目が覚めてしまった。二度寝をしたら友人とのお昼の約束に間に合う気がしなかったから『彼らが本気で編むときは、』荻上直子監督(かもめ食堂、めがねなどの監督)、2017年公開を観た。 私は小さい頃から涙もろいタイプで、たとえば小学生の頃に地域のお年寄りから戦争体験の話を聞いた時など、クラスいち熱くて涙もろい藤原くん(仮名)と私の二人だけがその授業で涙を目にいっぱいためてしまうくらいには涙もろい(藤原くんは鼻を真