男女間のサンクコストは時に命のやり取りになる

※この記事はほぼ私の主観的妄想の羅列です。それを理解したうえでご覧ください。

頂き女子なんて言葉とともに「おぢ」と言われる弱者男性達がクローズアップされている。彼らは独身で、女性に対する免疫がなく、友人が少なく、趣味らしい趣味もなく…etc。
色々な要件があるが、こうした弱者男性と言われる人たちの中でも頂き女子たちの食い物にされているのが「おぢ」という存在なのだろう。まあ「おぢ」の定義はどうでもいい。話の根幹はそこじゃない。
りりちゃんが有名になったことを皮切りにXでもパパ活の話題が流行っているようだ。そこに来て25歳のキャバ嬢が殺害される事件が起こった。
犯人は弱者男性の定義からはやや外れているような人物だった。車やバイクが好きなちょっとヤンチャに見えるタイプの51歳男性。ルックスも決して悪くない。
彼はどうやら1000万円以上のカネを殺害された女性に貢いでいたらしい。取り調べの際にはカネを回収しようと思い会いに行ったと供述している。

カネのために彼女は殺されたのか？

大きな枠の中の話ならそうなのだろう。事実供述の中にもカネの回収という言葉がある。しかしもう少しだけ掘り下げてみる。

まず1000万という金額。人それぞれ感じ方は違うが人が人を殺すには十分な金額かもしれない。結婚を匂わせていたという情報もあり、事実なら騙されて奪われたカネであると言えなくもない。しかし当事者からしてみれば間違いなく騙されて奪われたカネだ。
捧げた1000万を無駄にしたくなければ男としては結婚するしかない。もしくは回収。これがもし50万、100万ぐらいなら高い勉強代で諦められたかもしれない。（メンツの話はひとまず置いておく）
しかし1000万、もしくはそれ以上だ。ここまでのコストをかけて何もありませんでしたじゃ引き下がれるわけもない。

凶行の引き金は車とバイク

男に芽生えた殺意の中に車とバイクがあると私は思っている。
男は車とバイクが好きで相当大切にしていたらしい。同じ趣味を持つ人なら分かると思うが愛着のある車やバイクってもうただの乗り物ではない。所有歴が長くなればもはや体の一部と言ってもいいほど切り離し難いものであるはずだ。
結婚のため、彼女のためにそれを手放して作ったカネだ。同じ1000万でも半身を切り裂く想いで作ったカネだろう。

そこまでしたのに最後はストーカー扱いされて警察まで出張るような事態になった。

マクロで見れば殺害動機はカネのためだ。しかしミクロの視点で見るとこれまでの思い出や半身を削って作った、2人の未来のためのカネという形をした「想い」ではないだろうか。
女性からすればただの1000万だったのだろう。また売れてるキャバ嬢である彼女にとってはさほどに大きな金額でもなかったのか。
もし、彼女が男にとってどんな意味を持つカネなのかを慮る事ができたなら違った結末になったのではないだろうかと思わずにはいられない。

この事件から生まれた一つの個人的な危惧

Xのコメントに殺人は許せないが、理解できる部分もある。という犯人に寄り添うコメントが多くあった。警察は男を被害者ではなくストーカーの加害者という認識であったため警察は頼れず、ある種の自助救済をしたという形になっているようだがこれが今後もし増えるようなことがあれば法律のあり方が変わってしまうのではないかと危惧している。

この記事を読む全ての人たちへ

大体のことはカネか法律で解決できる。しかしメンツを潰したり相手の触れてはいけない部分に土足で上がり込んだり、愛情を利用しそれを踏みにじったとき、時として法やカネ、冷静な話し合いなんてものは意味をなさなくなる。

そこからは命のやり取り。警察を呼ぶ間なんて与えてもらえるはずもなく。法を説いてどんなに不利益を被るか説明したところで聞く耳などありはしない。自分を殺そうとするほとばしるほどの殺意を持った相手が向かってくる。対抗手段はこちらも同じ暴力しか無いわけだ。しかもただの喧嘩じゃない。文字通り相手は殺しに来てる。
snsの弊害かやたらと他人を煽る奴がいる。顔が見えないからやるんだろうが、これを現実世界に持ってくる奴ら。ネットと現実の境が曖昧になっているのかどうかは知らないが非常に危険だと思う。
特に女性は気をつけよう。面と向かって文句が言う時、きっと相手は殴りかかったり反撃なんてしてこないという前提に立っている人がいるがそう思う根拠はなんだろう？
いつ、どんなタイミングで相手のタガが外れるかなんてわかりゃしないのだ。
面と向かって文句を言っていいのはぶん殴られる覚悟のある奴だけ。