名店は、すごい。
先日の仕事のお礼でということで、イタリア男の雰囲気に大和魂を足したガーミーと、自由なサッカーパパのサエサエに食事会を開いてもらいましたー。コーディネーターはガーミー。
20時の待ち合わせにしていた、熊本の上通にある長崎書店で合流。どこの店に行くか知らなかったからガーミーに
「今日のお店って、どういうところなんですか?」と聞くと
「焼肉屋。あ、ワイン飲めるよ」
と、渋い声でガーミー。
その言葉にサエサエは、「胸焼けしそうだなー」と少しうつむき加減。
とまあ、その上通にある長崎書店から、ホテルキャッスルへ向かう小道を通りのその通り沿いの左側に、腰元ぐらいの電光看板があるビルの中へ。
その焼肉屋の名は「すどう」
知る人ぞ知る名店らしく、名店ポイント発見しちゃいました。
1.「机がベトベトしない」
2.「おしぼりがぶあつい」
3.「インターホンが、壁に設置されてる」
4.「若い女の子が来ている」
ほんと、名店です。
僕はゲストなんですが、先輩なのでどう振る舞えばいいのか躊躇してると、イタリア男のガーミーが、サラダをよそってくれて…ありがとございます!っていうと…
「ふふ…君を女性と思えば、こんなことぐらい。あはははー」
早速ご飯より先に、イタリアギャグを頂きました。
とまあ、そんなこんな話をしているとお店の方がお肉をテーブルに。そのお肉が何ともすごい。水面をキラメク光がお肉から出ているではありませんか。その光景は、阿蘇にある白川水源からあふれる天然水のきらめきに似ている…!すかさずお肉の産地を聞いてみると「熊本産ですよ」と。
さすが、名店は違うな。
そして、名店のお店は、店内のお姉さんが一枚一枚焼いてくれるのです。
はじめの料理は、「タン」
お姉さんが焼いたタンを取り皿に取り分けてくれた。ただ、机の上にあったのはタレもなく塩もない。
「もしかしたらお肉本来の味を堪能するために焼いたままを食べる肉なのか?!」
そこで、名店初心者の僕は、勇気を振り絞ってお姉さんに尋ねた。
「これは、なにかつけたりするんですか?」
名店のお姉さんはひと言…
「あ、薬味出てなかったですね。すみませーん」
驚愕のひと言。
「阿蘇白川水源」から「熊本産の肉」にかぶせて「くまもとサプライズ」へ
徹底したおもてなし!感動した!
薬味には、わさびと玉ねぎを刻んだよく分からない薬味。
わさびをつけ、一口パクリと。
ツンと鼻を通るわさびの香りがお食事のゴングを鳴らし、噛みしめるたびコリコリとした食感と口に溢れ出る肉汁。
名店の肉は、グルメリポーターになりたくなるぐらい美味い。
頭の脳みそが火花散るぐらいにバチバチっとなり、焼肉屋と聞いてうつむき加減のサエサエも眼光開いて死んじゃうかと思うぐらい目ん玉飛び出す旨さ。
ガツガツなんて食べ方じゃなく、じゅわーむにゅーって食べる感じでワインと共に、笑顔あふれる肉を堪能。
ホント旨いものは笑いが出ます。
おいしいお肉を堪能し夢を見た気分で、お会計。
「…」
夢ばかり見てはいけないとリアリティのある生活に戻してくれる金額で、名店ならではの素晴らしさを体験しました。
上半期一の感動じゃ~☆
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