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ある、アーティストの人(モノガタリ)

焼酎が好きのアーティスト。
長い付き合いで、他人の結婚について議論して喧嘩したり、
つい口をついて要らない事を言っちゃったりして怒られるような仲で…。

そんな彼が、ある日焼酎バーで
物語について熱弁していた。

「物語はロジックがあってその間には相手の…」

(チェ…飲み会の時に真面目な話をしているなぁ〜)
と、少し構って欲しくてチョッカイ出した。

「僕は左目に水が溜まっているんだよー」

突然のカミングアウトに会場を沸かせ、
「水が溜まっていたら失明しちゃうよ」という彼の発言に対して
「大丈夫、お酒がナントカしてくれるんだよ」と適当な発言なのだが
本当は、血流を良くすることで水を抜くことができる事を医者に教えてもらったし、水が溜まっていてもその視力は1.2以上あるという身体の使い方を知っているというか騙し方を知っているから失明してなかったりするのです。

んで、物語の話にもどると…

モノガタリって何かって言うと、物が語る存在ってこと。
過去その彼が作っていた、白いおもちゃが布に覆われてその先に色のついたおもちゃがあるというインスタレーション作品を解説された時にモノガタリの話をしていたんだろうと思う。

子どもは、世界の認識が出来てない状態からいつの間にか世界を認識するかのように、おもちゃのラッパや車などを認識し始める事が出来た途端に湯水のごとく、水彩絵の具が広がるように世界を認識し始める事を話していた。

ヘレン・ケラーも同じく「水」というモノに
意味や存在があると知った途端、世界が輝いて見えた事なんだと言うこと。
物語が世界を開くキッカケなんだと言うことを飲みながら駄弁る日でした。

▼アーティスト 下城賢一氏サイト
http://bel01jp.wixsite.com/k-shimojo-works

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