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O-ZINE オ・ジン:オジサンのエンタメ定点観測 #00/準備号

前口上

毎日、生活していてパッとしない。

本当は生活を便利に楽しくするため色々欲しいものもあるし、おでかけや旅行、コンサートやイベント参加だってしてみたい。だけど、収入面においてそれがままならない。

お金のことを考えると、頭が痛い。それはひとまず置いておいて、現状お金をあまりかけたりせず、自分が楽しめることを探すようにしようと。
今まで暇つぶしとしてやってきたことといえば、映画を見たり音楽を聴いたり、本を読む、などが主だ。しばらくしていなかったゲームもここ数年再びやり始めた。

若いころからずっとやってきたことなので、それも飽きてしまう。映画も本も音楽も飽きた。かといって他のことができないのは諸事情でままならないことはすでに述べた通りだ。ではどうすれば? ちょっと考えたのだが、エンタメに関わっていくことにしろ、そもそも面白いものに当たってないのではないか? と疑いを持った。まだ見ぬ名作、傑作に出会うほど、エンタメを貪欲に求めたか? 全然だった。ネットやSNS、どうでもいいYoutubeの動画などだらだら見て、何となく時間が過ぎてしまう。とても充実した時間の使い方とは言えない。

自分は漫画はほぼ読まなくて、手に取るとしても、マニアックな漫画ばかりだが、なにかのきっかけになれば、と試しにヒット作の漫画「SPY×FAMILY」を読んでみた。遠藤達哉先生の漫画で「JUMP+」というアプリで一度限りなら全話無料で読めるという。

いや、実に面白い。何日かに分けて夢中で読んで、のめり込んだ。あっという間にファンになった(笑)。しかも費用が掛からない…。たぶんこういうことなのだ。

自分は結構天の邪鬼で、みんなが好きと言っていたりするものは、どういう訳か無意識に避けてしまう傾向がある。ヒットしているものはやはり、レベル違いに面白いし、クオリティーも高いし必然的な理由があるということを痛感させられた。

※ ※ ※

また、こんなことがあった。

最近、プロデューサーの佐久間宣行氏の「オールナイトニッポン0」をポッドキャストで聴いたり、YOUTUBEチャンネル「NOBUROCK TV」をよく視聴する。ふと気づくと、佐久間さんの手掛けた番組である「ゴッドタン」は結構初期の頃から見ていて、氏がフリーになった今も追っかけているのだから、意識せず長年ファンだったのだ。「オールナイトニッポン0」ではさんざんエンタメのことを語っていて、「うわーこの人だったら、マニアックなエンタメ話をしても乗ってくれそうだな」と想像していた。

佐久間さんは仕事柄もあるのだろうが、とんでもない数のエンタメを見ていると話の節々から垣間見える。多忙な仕事をこなしつつ、それだけ時間を割いているということは、仕事の内容がプロデューサーだからというだけでなく、純粋にエンタメが好きなんだろう。

自分の場合は、単なる楽しみ。悪く言うと暇つぶしでやっていることでしかなく、エンタメに対する愛情が薄いなとも思う。そのくせ自分で作品を作れないかなとか、調子のいいことばかり夢想している…。

それはさておき、今後定点観測的に、エンタメウォッチングや振り返りなどを意識してやっていけたらと思った。

長くなってきたので次の記事で、具体的な方向性を示していこうと思う。

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