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家で暴力を振るわれていた人へ。

こんにちは。
中島です。

あなたが育ったご家庭は
どんな環境でしたか?

暴力を受けたり、無視されたり
理不尽な扱いをされて
それが大人になってからも
尾を引いている。

そんな方に読んでもらいたくて
今日はメッセージを書きました。

実際、僕はそうでした。

僕の父親は怒る人でした。

家の中で自分の思うように
ならないことがあると、
怒って、怒鳴って、殴る。

さらに、そこにアルコールが加わると
火に油です。

文字通り、
手の付けようがない状態でした。

父が怒り始めると
家族全員が固まったようになって
言われた通りにするしかありません。

母は、夫の言うことを聞くだけの
女中さんのようでした。

子供をかばうと
夫が余計に逆上するので
家の中には僕を守ってくれる人は
いませんでした。

中学に入り、
成績が良いと父が
怒らなくなることに気づいた僕は、

勉強を頑張りましたが、
そのおかげで秀才ばかりの
進学高に入ってしまったせいで、

高1の最初の試験で、
思うような順位をとれなかったので、

怒り狂った父に、
毎日怒鳴られ、殴られました。

やがて僕は、教科書を読んでも
頭に入らなくなりました。

頭が固まって
動かなくなった感じでした。

自分で、自分を責め続けていました。

親が自分のことをどのように扱っているか。
その“扱い方”は子供の中にコピーされて
その“扱い方”で自分を扱うようになります。

無意識のうちにコピーされて
考える前に反射的に出て来ます。

それはその後の生き方に
大きな影響を及ぼします。

もし僕が、

子供の心を
やさしさと思いやりで包んで
大切に守ってくれる親に育てられたら

どうなっていたでしょう。


子供の気持ちを
否定しないでわかってくれる親。

その子の味方になって
守り、慰め、励まし、
一緒に問題に取り組んでくれる親。

これも、子供の中にコピーされます。


問題が起きた時も

コピーさんは
"動揺している自分の気持ち"さんを
否定しないで
わかってあげる。

慰め、いたわり、
その気持ちさんと話し合いながら
コピーさんは
一緒に問題に取り組んでいく。

こういう親に育てられた人は、

何か温かな存在と
二人三脚で励まし合いながら、
豊かな旅路を歩んでいく。

そんな子供時代を
送ってきたかも知れません。

親からコピーされた
“自分を大切にする扱い方” は

その子の心を
守り、慰め、励まし続ける
「心を包む容れもの」に
育っていきます。

それは一生のあいだ、
その子の味方となって
守ってくれます。

ところが、
高1の僕には「心を包む容れもの」が
育っていないので、

外側の刺激から
心を守ることができずに
傷ついて限界になっていました。

それどころか、
「自分を責めるもの」が
心の中で暴れていました。


しかし、大人になった今からでも、
「心を包む容れもの」を育てることはできます。

自分の心を、やさしさと思いやりで
大切に包んでいくのですが、

弱くてかわいそうで
思わず包んであげたくなる
ような心を包んでも

あまり
「心を包む容れもの」は育ちません。

そういう心は無意識のうちに
少しは包まれていることが多いからです。

それよりも

今まで、やさしさと思いやりに
まったく包まれていない心を
包んでいくことで、

「心を包む容れもの」は
育っていきます。

あなたの心の中に、ふと浮かんでくる
すごく嫌な気持ちはありませんか?

その気持ちが出て来ると、
つらくなってしまう
ネガティブな気持ち。

「こんな気持ちはなくなってしまえばいいのに」
と邪魔者扱いしている気持ちです。

そういう気持ちは、
ずっと嫌われ続けて
心の奥に追いやられています。

でも、自分の中の気持ちだから、
消えてなくなることはできません。

そういう気持ちは、
みんな傷ついています。

傷ついたからいびつに偏って
ネガティブな状態になって、
嫌われています。

だからこそ、
包まれるのを待っています。


僕の父は強がって隠していましたが、
今にして思えば、とても傷ついている人でした。

傷ついているから、

愛する家族を傷つけ、
自分を傷つける、

ネガティブな状態に
偏っていたのです。

僕は父とのトラウマを癒やすのに
10年以上かかりました。

父に関するワークは
数えられないほどやりました。

前半は、
父への怖れ怯える気持ち、
父への激怒、
恨み、憎しみのワークでした。

でも後半は
父の心の中にある傷つきを
癒すワークが主でした。

父の心の奥にある気持ちを
わかっていくうちに、

「父の中の傷ついた気持ちは、
ずっと独りぼっちだったんだな、
この気持ちの味方になれたらいいなぁ」

と思うようになってきました。


嫌がられて邪魔者扱いされている気持ち
独りぼっちで傷ついたままでいる
気持ちを包んでいくのです。

そんな嫌なものを包むなんて出来ない、

と思われるかもしれません。

でも、
嫌がられていた気持ちを包んでいくと、
その奥にある傷ついた気持ちが
伝わってきて、

やさしさと思いやりで包んあげたい。

気にかけてあげたい。

傷ついてネガティブな
気持ちになっていても
否定しないで、

その気持ちをわかってあげたい。
と思うようになってきました。

こうした想いが集まって
「心を包む容れもの」に
育っていきます。

心を守り、慰め、
励ましてくれるようになります。

父の傷を癒していくことで、
僕の中の、父のコピーも
癒されていきました。

そしてその過程で
僕の「心を包む容れもの」は
育っていきました。

もしあなたも、過去の僕のように
自分を大切にする扱い方がわからないなら、
一緒に学んでいきませんか?


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