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ようこそイエスさま

先日、通っている教会の神父様のブログを拝読していました。
その中に、とあるカトリック幼稚園の降誕劇(聖劇)の動画が掲載されていたのです。
とても可愛かったので、最初から最後までじっくりYouTubeで見ました。

私も(プロテスタントの幼稚園ですが)年長さんのクリスマスには降誕劇に出た記憶があります。
ちょうどマリア様の役が当たり、歌も覚えたのに、当日は大変な風邪をひいてしまったらしく…
残念なクリスマスになった模様です。
本人の記憶は曖昧ですが。
そして降誕劇は唐突にマリア様に受胎告知があるところから始まりました。

ところがカトリックの幼稚園の降誕劇動画は、全く違いました。
まず天地創造から始まります。
アダムとエバの原罪も出てきて、イザヤやミカ、マラキ、つまり預言者も出てきます。
簡単に、ではありますが、壮大な旧約の流れをきちんと押さえてありました。
天地創造、原罪、罪の世を救うメシヤ到来の預言、ローマによる圧政、そして最終的にマリア様の受胎告知。
受胎告知以降はプロテスタントの降誕劇とそれほどは変わりません。
(プロテスタントでは天使ガブリエルは百合の花など持ってこないし、マリア様のお洋服は青くないのですが)。
とりあえずカトリックの降誕劇は規模が違う、ということはしっかりと理解しました。
もちろんプロテスタントが間違っているとか、そんなことを言いたいのではないです。

約40分程に及ぶ降誕劇の最後に、子どもたちが全員集合して、とてもきれいな聖歌を歌いました。
初めて聴いた歌です。
あまりにも可愛らしく美しい歌なので、すぐに覚えてしまいました。
『ようこそイエスさま』という歌です。
ネットで調べたら、どうやらどこかの神父様が作詞作曲なさった歌だとか。
ネットは便利ですね。
赤尾満治神父様というお方のようです。
その神父様のことは全く知りませんでしたが、とにかく『ようこそイエスさま』という歌が素晴らしくて、なんとか赤尾神父様の歌う歌が聴けないかと探しました。

わりとあっさり見つかりましたが、神父様ご本人は出てきません。
↓お声はしっかりと聴けますので、ぜひ↓
手話解説の後で歌が流れます。

非常にきれいなお声の神父様です。
50代の神父様みたいなので、働き盛りですね。
現在は幼稚園の園長先生をなさっているご様子。

プロテスタントの人も自由に歌を作って歌います。
元々昔からある讃美歌、聖歌とは別に、自由な発想で自分のセンスで主をたたえる歌を作ることができると思います。
カトリックでもこんな風に神父様が自由に歌をご披露なさっているのだとわかり、とても素敵だなと感じました。
そういえば東京の司教様もご自身の自作曲を動画内で主題歌として使っていらっしゃる…

『ようこそイエスさま』は本当に素敵な歌です。
世界中に広がってほしいなと願っています。
クリスマスにはぴったり。

♪ ようこそ イエスさま
どうもありがとう
あなたが生まれた喜びを
歌いましょう ♪

私も昔は作曲(童謡)が趣味だった時代があるので、また再開しようかな…と思ってしまいました。
素晴らしいものに触れると、影響を受けますよね。