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ホームスクーリングについて

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我が家の子どもたちが選択した「ホームスクーリング」という学び方について綴っています
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#ホームエデュケーション

不登校激増のニュースに思う、不登校「問題」の根幹は何なのか

10月28日に文部科学省が「令和3年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」の結果を公表。 小中学生の不登校が激増して過去最多だということで、各種ニュースをにぎわせています。 詳細は、不登校新聞さんがまとめている記事をご参照ください ↓こちら↓ 小学生の1.3%、中学生の5%が不登校2021年度における不登校の人数は、小中学生合わせて24万4940人。 前年度から4万8813人増え、増加率も24.9%と大幅増でした。 児童生徒1000人あたりの不登

不登校経験とホームスクールについて全部話しました

びーんずネットさんが発行している『雲の向こうはいつも青空』Vol.8に載せていただきました。 不登校経験者などへのインタビュー集『雲の向こうはいつも青空』は不登校・ひきこもりを経験した人、その保護者、子どもたちに寄り添う人、そして自分の学びを実践した人など、様々な立場の7人にインタビューし、実感のこもった言葉を丁寧にまとめた事例集です。 私も不登校経験者、ホームスクーラーの親という2つの面からお話をさせていただきました。 3時間半にわたるインタビューは、取材してくださった

もしも叶うなら 子どもが学びを選べる社会に

こんにちは、結(ゆい)です。 このnoteでは、長男の不登校をきっかけに、ホームスクーリングという育ち方を選択した我が家のアレコレをお伝えしています。 今回は、noteさんで募集している#もしも叶うならというハッシュタグ企画に乗っかり、「子どもを取り巻く環境がこうなるといいなぁ」という思いをつらつらと綴ります。 私は小4から不登校を経験し、そのまま通信制高校に進学。 いまは公務員という仕事に就いています。 不登校中はいつも、「私の将来はどうなってしまうんだろう…」とい

ホームスクールの日常⑥「夢中」から学ぶこと

こんにちは、結(ゆい)です。 このnoteでは、長男の不登校をきっかけに、ホームスクーリングという育ち方を選択した我が家のアレコレをお伝えしています。 前回、「読書いいのに動画だとモヤモヤする親側の感情」についての記事を投稿しましたが、今回はそれらをしている子どもは一体何を学んでいるのかについて考えてみました。 ちなみに、前回はこちら ホームスクールの日常⑤読書はいいけど動画はダメなの? 私は自身が小4から不登校になり、日中ほぼすべての時間をゲームとマンガに充てていまし

ホームスクールの日常⑤読書はいいけど動画はダメなの?

こんにちは、結(ゆい)です。 このnoteでは、長男の不登校をきっかけに、ホームスクーリングという育ち方を選択した我が家のアレコレをお伝えしています。 今回は自戒を込めて、子どもの遊びを評価する親のモノサシって勝手なもんですよね、ということについて考えてみました。 我が家には、小5の長男、小3の長女、保育園年長の次男という3人の子どもがおります。 それぞれ個性はバラバラなのですが、共通の趣味として読書と動画鑑賞があり、家では黙々と本を読んだり動画を観ていることが多いです

ホームスクールの日常④学習教材と親のエゴ~その勉強は誰のため?~

こんにちは、結(ゆい)です。 今回は、「学習教材の辞め時って、子どものやる気がなくなったその瞬間なんですよね」というお話をします。 この1行が結論なので、時間が無い方はここで他の記事に行っても大丈夫です笑 ホームスクーラーの長男が「これやりたい!」と言って来た 我が家の長男は、地域の公立小学校に入学したものの一斉授業という形態が合わず、小1の後半から自ら選択してホームスクーリングへ移行し、現在小5になっています。 (このあたりのことは、「不登校からのホームスクーリング① 

多様な学びで育つということ

こんにちは、結(ゆい)です。 このnoteでは、長男の不登校をきっかけに、ホームスクーリングという育ち方を選択した我が家のアレコレをお伝えしています。 今回は、学校外の多様な学びで育った方たちと話す中で感じたことをお伝えします。 9月5日に、「第8回 多様な学び実践研究フォーラム」の分科会に登壇させていただきました。 分科会のテーマは、「多様な学びで育つ子ども達のリアルな声を聞く」です。 どんな教育か、よりその子に合うかが大切パネリストは、不登校を経験して大人になった

ホームスクールの日常③きっかけ作り

こんにちは、結(ゆい)です。 このnoteでは、長男の不登校をきっかけに、ホームスクーリングという育ち方を選択した我が家のアレコレをお伝えしています。 今回は、子どもの興味のきっかけ作りというテーマでお届けします。 オススメの本があるときうちの家族はそれぞれ色々な趣味を持っていますが、ひとつだけ共通の趣味として「読書」があります。 夫や私が持っているマンガや実用書を子どもたちが読むこともありますし、子どもが読んでる児童書を私が読ませてもらうこともあります。 最近、どこ

ホームスクールの日常②共働き家庭の1日

こんにちは、結(ゆい)です。 このnoteでは、長男の不登校をきっかけに、ホームスクーリングという育ち方を選択した我が家のアレコレをお伝えしています。 今回は、我が家の子どもたちが平日どうしているかについて 「平均的な1日」をお届けします。 長男起床 朝は、早起き体質な小5の長男が4時半ごろに起きてきます。 そして5時から6時まで集中してYouTubeタイム。 主にマインクラフトというゲームの実況動画を見ています。 特にプログラミングのような「コマンド」というツールの

不登校について夫婦で意見が割れた②互いの気持ちを尊重し合う

こんにちは、結(ゆい)です。 このnoteでは、長男の不登校をきっかけに、ホームスクーリングという育ち方を選択した我が家のアレコレをお伝えしています。 今回は、長男の不登校に対して夫と意見が割れたとき、どのようにしていったかをお伝えします。 前回からの続きとなっているので、そちらもお目通しいただければ嬉しいです。 前回 不登校について夫婦で意見が割れた① 一番つらかった時期 夫婦で気持ちを傾聴し合う夫は、学校生活という経験が欠落したまま大人になる長男の人生を心配してはいま

不登校で夫婦の意見が割れた①一番つらかった時期

こんにちは、結(ゆい)です。 このnoteでは、長男の不登校をきっかけに、ホームスクーリングという育ち方を選択した我が家のアレコレをお伝えしています。 今回は、私と夫が初めて「わが子の不登校」に向き合ったとき、どのように話し合っていったかをお伝えします。 学校に行かなくてもいいと言った私現在小5の長男が、小1の9月に「もう学校は無理だ…」と大泣きしたとき、私はすぐに「学校には行かなくていいからまずはゆっくり休もう、大丈夫だよ」と伝えました。 ここだけ切り取ると、世間の常

ホームスクールの日常①アンスクーリングという選択

こんにちは、結(ゆい)です。 このnoteでは、長男の不登校をきっかけに、ホームスクーリングという育ち方を選択した我が家のアレコレをお伝えしています。 今回は、我が家の子どもたちが日々どうやって過ごしているかについて、ご紹介します。 ホームスクーリングの種類我が家では、小5の長男と小3の長女がホームスクーリングをという学び方を選択して過ごしています。 ホームスクーリングと一口に言っても、各家庭でそのやり方は様々です。 学校教育における「学習指導要領」のように誰かが決め

ホームスクール家庭と学校の連携④食べない給食費を支払う?

こんにちは、結(ゆい)です。 このnoteでは、長男の不登校をきっかけに、ホームスクーリングという育ち方を選択した我が家のアレコレをお伝えしています。 今回は、給食費や教材費など「学校を利用するから発生する費用」をどうしているかについてお届けします。 ホームスクーリングをすることになったきっかけなどは、 【不登校からのホームスクーリング① 長男の不登校に揺れる親心】をお読みください。 不登校やホームスクーリングなど、学校に通う日数が極端に少ない場合、給食費や教材費をど

ホームスクール家庭と学校の連携③ 面談・家庭訪問でなに話す?

こんにちは、結(ゆい)です。 このnoteでは、長男の不登校をきっかけに、ホームスクーリングという育ち方を選択した我が家のアレコレをお伝えしています。 今回は、先生との面談や家庭訪問をどうしているかについてお届けします。 ホームスクーリングをすることになったきっかけなどは、 【不登校からのホームスクーリング① 長男の不登校に揺れる親心】をお読みください。 学校側から見たホームスクーリング家庭長男は、小1の9月で不登校を経てホームスクーリングという育ち方を選択しているた