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ホームスクーリングについて

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我が家の子どもたちが選択した「ホームスクーリング」という学び方について綴っています
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#フリースクール

文科省が教育委員会に出した「不登校児童生徒への支援の在り方について」という通知を読み解いてみる②

前回に引き続き、令和元年度に文部科学省が教育委員会などに向けて出している通知を見ていきます。 ↓前回はこちら↓ 学校等の取組の充実せっかくなので全文見ていきます、文字がとっても多いですが、文部科学省の方針を知る意義は大きいので、しばしお付き合いください。 学校での取り組みについて触れた文章です。 まずは、上の部分 ・不登校の子どもに対する支援には、とにかく関係機関と情報を共有し、連携しながら当たるのが大切(担任の先生だけで抱え込まないでー!) ・子どもが楽しく通えるよ

文科省が教育委員会に出した「不登校児童生徒への支援の在り方について」という通知を読み解いてみる①

前回は、文部科学省による最新の不登校対策(COCOLOプラン)をご紹介しました。 ↓こちら↓ 個人的にとても興味深い経験だったので、今回は令和元年度に文部科学省が教育委員会などに向けて出している通知を見ていきます。 ↓公式ページはこちら↓ まずもって読みづらい今回読み解くのは、令和元年10月25日に文部科学省の初等中等教育局長が教育長、都道府県知事などに宛てて出した「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」です。 …うーん、文字がいっぱい。もうちょい改行してほし

文部科学省の発表した不登校対策プランがわかりやすい上に画期的だった①

2023年3月31日に文部科学省が「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策(COCOLOプラン)」を発表しました。 これまでとは一線を画す内容だと感じたので、今日明日に分けてご紹介します。 ↓文科省ページへのリンク↓ まずもって圧倒的にわかりやすいデザインこれはソーシャルベンチャーのビジョン紹介スライドですか? いいえ違います、文部科学省が発表した不登校対策についての資料です。 …すみません、あまりの衝撃に英会話の文例のような紹介になりました。 (補足:ソーシ

子どものスケジュール管理術について気づいたこと

居場所が増えたのはいいものの…6年前、長男がホームスクールを選択したとき、彼の居場所は家と図書館しかありませんでした。 そこから月日が流れて現在は、2ヶ所のフリースクール、学校の部分利用、図書館をはじめとした公共施設など選択肢が豊富になっています。 その子の興味関心に応じて学ぶ場所があるというのは素晴らしいことですが、同時に問題が起きてきました。 それは、子どものスケジュールを把握しきれないというものです。 3人の予定把握にパニック我が家はいま、小学生の子ども3人が全員ホ

ホームスクールのやり方 開始から4年目の日常(長女・小学生2〜4年生編)

前回に引き続き、HSCの特性を持つ長女のホームスクールを振り返ります。 ↓前回↓ やりたい!が芽吹き始めた小学2年生小学2年生の途中から、「スライムを作りたいから洗濯糊とホウ砂が欲しい」、「オートミールでケーキを作りたい」などやりたいことへのリクエストが増えてきました。 他にも、アイロンビーズ、軽量粘土、大豆粉を使ったパウンドケーキなど、様々な情報を動画で仕入れて取り組みます。 本やゲームも大好き、最近では「プロジェクトセカイ」というリズムゲームの腕が上達しています。「マ

ホームスクールのやり方 開始から6年目の日常(長男・高学年編)

長男が小1でホームスクールという学び方を選択し5年経過しました。 今回は、小4から今までの過ごし方などを振り返ります。 ことばの教室(通級指導教室)前回(小学校1年生~3年生)では文字数の兼ね合いで割愛しましたが、長男は小学校3年生から「ことばの教室」に通い始めました。 ことばの教室とは私が住んでいる自治体で行っている通級指導教室の通称です。 上記引用のとおり、多様な支援ニーズに応えるために設置された場所なので、各自治体ごとに様々な名称・目的の教室があります。 長男が利

ホームスクーラーの夏休みとパジャマ

ホームスクーリングという学び方を選択している我が家の子どもたち。 夏休みになってからというもの、私が帰宅すると、「お母さん、じゃじゃーん!」パジャマ姿で玄関に顔を出し、「朝からずっとパジャマでいました」アピールをするようになりました。 今回は、そんな彼らの行動にどう対応したかについてお伝えします。 ホームスクーラーの「夏休み」我が家には小6長男、小4長女、小1次男と3人の子どもがおり、ホームスクーリングをベースにしつつ、フリースクールに通ったり、学校の部分利用をしたりと、各