ゆいの女装写真加工方法(しゃんさん編)

フォロワーさん200名記念企画としてしゃんさん( @neco_perorin )の写真を加工させていただきました。
どのような加工をしたのか、ざざっとご紹介します。


使用ソフト

Photoshopのみ


トーンカーブで明るさを調整

一番初めにやるのがトーンカーブで明るさの調整。
明るさと暗さの最大は変えず(変えると白飛び、黒つぶれになる)、S字を目安にプレビューを見ながら調整していく。
S字にすると明るいところはより明るく、暗いところはより暗くとメリハリが出る。
全体の雰囲気が決まってくるのと後から修正するのが難しいので、しっかりと考えて確定させる。

左側の影を消す

背景左側の壁にできた影が気になるので消す。
影になっていない壁を利用して、影がない壁を作る。
この後にぼかしをかけるので、ある程度なじんでいればOK。

背景をぼかす

画像のレイヤーをコピーし、下のレイヤーに対してぼかし(ガウス)フィルターをかける。
強さは背景のエッジがなくなるけど、輪郭はわかる程度。
被写体から奥にあるものほどぼかすのが理想ですが、手間が半端ないので、全部同じ強さにすることが多い。

ぼかしをかけていないレイヤー(以後「人物のレイヤー」と称する)にレイヤーマスクを追加し、人物以外を透過させる。
消しゴムで消してもOKですが、レイヤーマスクは消したり戻したりが楽なので私は多用します。

肌の粒状感の除去

人物のレイヤーをコピーし、ぼかし(ガウス)フィルターを粒状感がなくなるギリギリの強さでかける。
ぼかしをかけたレイヤーにレイヤーマスクを追加し、肌以外を透過させる。

肌全体の調整

顔、首、手と肌が出ている箇所を調整していく。
新規でレイヤーを作り、それぞれのパーツで一番明るい肌の色をスポイトで取得し、パーツを塗りつぶす(目や唇など肌色ではないところは塗らないように)。
レイヤーの不透明度を20%くらいにする。
不透明度の目安としては、陰影はちゃんと残しつつ、肌の均一感が得られる程度。

チークを乗せる

肌を調整すると薄い色は飛んでしまうので頬に軽くチークを乗せる。
新規でレイヤーを作り、頬のあたりにブラシツールでピンク色を乗せる。サイズ大き目、硬さ0でワンクリックだと割と自然に乗る。
後から濃さを調整しますが、実際のチークのように重ねたい場合は、ブラシの流量を10%など小さくする。

ぼかし(ガウス)フィルターでぼかす。ガッツリ強めにして思い切りぼかす。
レイヤーの不透明度を20%くらいにする。ほんのり色がわかる程度。

唇の調整

肌全体の調整と同じことを唇にも行う。

唇のハイライト

下唇のぷっくりしているところにハイライトを入れる。
新しいレイヤーを作り、ブラシツールで白い線を引く。
指先ツールで両端を伸ばして自然な形にし、上下にも伸ばしてギザギザにする。
レイヤーをソフトライトにし、不透明度50%くらいにする。
様子を見て、上唇にも入れる。

目のハイライト

元画像では目の中央に光が入っているので、まずはこれを除去する。
新しいレイヤーを作り、中央の光の隣のくらい部分の色をスポイトで取り、光を塗りつぶす。
新しいレイヤーを作り、目の右上にブラシツールで光を入れる、右下にごく小さな光を入れる。
違和感がなければそのままでOK。
撮影の光源などによっては、少し不透明度を落とすなどして調整。

髪のハイライト

基本的には唇のハイライトの大きい版。
新しいレイヤーを作り、ブラシツールで頭の形に合わせて白の曲線を入れる。
指先ツールで端をなじませ、髪の毛の向きに合わせて上下に引っ張る。
レイヤーをソフトライトにし、不透明度を調整。
明るいのがわかりつつ、違和感ないくらい。いわゆる天使の輪になってればOK。

仕上げ

全レイヤーを統合し、統合したレイヤーを2枚複製する。
ぼかし(ガウス)フィルターを複製したレイヤーにかける。
強さは一番上の方がやや強め、どちらも輪郭がぼやける程度。
レイヤーのモードと不透明度を調整し、いい感じに仕上げる。
今回は一番上のレイヤーは通常の不透明度15%、2枚目がオーバーレイの10%。

あとはjpg等で書き出して完成。

より詳しい編集方法を知りたい場合

加工の仕方についてざざっと書きました。
もし、この加工について詳しいやり方を知りたい場合は、コメントでその旨お伝えください。
お時間かかってしまうかもしれませんが、別途詳細な方法を書こうと思います。

読んでくださり、ありがとうございました<(_ _*)>

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