将棋めしとおやつの旅・千葉〜2024棋聖戦第1局〜龍宮城スパホテル三日月
棋聖戦第1局の前夜祭、大盤解説会参加のため、千葉県木更津市の龍宮城スパホテル三日月に行ってきました。
山崎八段は15年ぶりのタイトル戦とのこと、前夜祭ではなんとなく、緊張されているようにお見受けしました。入退場時には何度もお客様へ頭を下げながら前方舞台へ向かう山崎八段、絶対に誰とも目が合わないのでは…と思えるくらい、じっと真正面を向いて歩く藤井棋聖とは対照的でした。(そう言えば名人戦の豊島九段も藤井棋聖と同じようなご様子でした)
お料理が美味しいことは前回の宿泊で知っていましたが、前夜祭でも期待以上でした。握り寿司やしゃぶしゃぶ、天ぷらはその場で作って提供していただけるスタイルで出来たてをいただけました。
私は先週お腹の調子を崩し、なんとか回復したところで、食べ過ぎないように気をつけるはずが、結構食べてしまいました。
飲み放題でアルコールの種類が多かったのですが、下戸なので「夢見る果実ブルーベリージュース」を頂きました。濃くて美味しいジュースでした。翌日山崎八段がおやつの際に2度も注文されていたので嬉しかったです。(おそらく目のためですよね、私もですが)
終わってから気づきましたが、私のスマホにお料理の写真が全然ありませんでした。どれだけ食べることに夢中だったのでしょう。
前夜祭終了からの流れで外への誘導があり、打ち上げ花火を見ることができました。深浦九段が点火のスイッチを押す大役を務められ、打ち上がると大きな歓声が上がりました。さすがホテル三日月、前夜祭もスケールが違うと思いました。
さて、ホテル三日月と言えばお風呂です。夕方4時頃にスパ棟へ、翌朝に富士見亭最上階の眺望風呂に行きました。スパ棟の方はシーズンや時間の関係か、ジャグジーが動いておらず、湯はぬるめで残念でしたが、エステやマッサージなどがあって希望の施術が受けられて良かったです。(前夜祭に間に合うよう大急ぎでした)
富士見亭の眺望風呂は、話題の黄金風呂もあり、露天風呂は立ち湯、打たせ湯などバラエティに富んでいて何度も入りたくなりました。
鈴木大介九段や竹部さゆり女流四段は解説会の出番の合間にお風呂に入ってきたそうです。ファンが大勢泊まっているから、緊張感無く入れる時間帯もなかなか無いですものね。前夜祭の日にはシャンプーしている時に「竹部さんですよね」と声かけられたとのことでしたから…。
朝食バイキングも種類が豊富でした。全部はとても食べ切れません。私のお気に入りは自分で作る海鮮丼です。藤井聡太棋聖が以前の棋聖戦で召し上がった、あさりカレーもありましたが、前に2度食べているので今回はパスして、あさりの炊き込みご飯にとろろをかけていただきました。(朝から糖質祭り…)
レストランの大きな窓越しに海を眺めながら、気がつくと沢山食べて満腹になっていると言う感じです。こちらもあまり写真を撮っていなくて残念。
私の大盤解説棋士予想は大はずれで木村九段ではありませんでしたが、もちろんどの先生の解説も楽しめました。また、友情出演(?)の糸谷八段、大石七段も登壇され感激でした。
会場は前夜祭と同じ部屋でとても広く、後ろの方も見やすいよう、左右にスクリーンが設置されていました。
大盤解説中にロビーでは両対局者の選んだ勝負おやつなどの販売が始まり、休憩時間には列ができていました。私も並び、漏らさず買えて大満足!(黒糖まんじゅう、見波亭フロマージュ、くりーむパン)帰宅してからいただきました。
では、食レポを。
まずは見波亭フロマージュです。
今まで、私の中で見波亭と言えばバームクーヘンというイメージだったのですが、これはベイクドチーズケーキでした。
薄いセロハンではなく固いプラスチックでしっかり守られているのは、最上層の粉状のバームクーヘン生地が崩れやすいからでしょう。
切るそばから最上層がポロポロ崩れる仕様で、断面の映りを気にする余裕がありませんでした。
クセのない軽いチーズケーキです。酸味が少なく、オレンジは入っていないけれど、オレンジ寄りのレモン風味を感じました。
それにしても、これ、山崎先生、和服で食べるの大変だったのではないでしょうか。フォークで刺したらこう。
柔らかくもろいチーズの層。その上の粉になっているバームクーヘンが溢れる溢れる!山崎先生に提供されたものには苺が飾られていましたが、それを上からフォークで突き刺したら絶対崩れると私は断言します。大きい皿で提供されているので、粉をあちこちに撒き散らす確率は低いとは思いますが。
冗談半分で言いますが、せっかくバームクーヘンを使うのだからポロポロにしないでそのままのせた方がインパクトあって良いのでは…?いや、ホワホワしたチーズの層が最初から潰れてしまうでしょうから絶対無理ですね…。
ちなみに、私はこの棋聖戦よりもずっと以前から「見波亭」の名前を「貝波亭」と勘違いしていました。何度かバームクーヘンを買って食べているのに…。ここでわかって良かったです。
次は黒糖まんじゅう。黒糖の風味でしっかり甘い、こし餡が入った割と大きめのお饅頭でした。
これは会社へのお土産にも書いまして、皆に配ったところ「うまっ!!」と声が上がりました。
こちらも見波亭のものです。バームクーヘンだけでなく、和スイーツにも本気なんだと感じる美味しさでした。
最後はマザー牧場ミルクくりーむパンです。冷凍状態のものを保冷バッグ付きで販売していました。
マザー牧場は千葉県民には馴染み深いレジャー施設です。動物も遊具もバーベキューも、色々楽しめます。その名前を冠したみるく味とは何ぞや?と思い調べてみました。
「マザー牧場牛乳をたっぷり使用した特製ミルククリームがぎっしり入った八天堂くりーむパン」だそうです。マザー牧場牛乳というものがあると知らなかったのは千葉県民として痛恨の極みでした。飲んでみたいです。
さて、くりーむパンのお味はと言いますと、ホイップしたような軽いクリームでさっぱり適度な甘みで美味しかったです。パンはもっちりだけどふにゃっと、クリームはふわっとだけどとろんとした食感でした。(表現力…)八天堂だからお味は間違いないのですが、大きさは可愛く、お値段はちょっと可愛くないですね…。(クリームパン5個に保冷バッグ付きで2500円)最後まで購入を躊躇っていて結局帰る時に買いました。
ちなみに八天堂は、龍宮城スパホテル三日月と同じ木更津市の、かずさアカデミアパーク内に工場があり、直売所とカフェを併設しています。
ここのプリンも美味しいのでおすすめです。
なお、八天堂のパン、普段はホテル三日月で購入できないかもしれません。ロビーを特設会場として販売していて、ホテル三日月富士見亭の売店では見かけなかったように思います。
なお、ホテル敷地内にあるお祭りランド内の売店に行くと、黒糖まんじゅうの扱いがあるそうです。富士見亭から少し離れていますが、ホテル敷地内巡回バスを使えば問題無しです。
また、お祭りランドの中に過去の棋聖戦の盤や対局者の手形などが飾られているので行ってみる価値はあります。(展示物の画像は全て2022年のもの。今回は行きませんでした)
ホテルから一番近い見波亭の店舗は三井アウトレットパーク木更津内にあり、車なら立ち寄りやすそうです。
また、マザー牧場の八天堂くりーむパンは通販があります。
食いしん坊のお風呂好きにはもってこいの龍宮城スパホテル三日月。夏には外のプールも開かれてお子様連れのお客様で混み合うでしょうから、この時期に訪れることができて良かったです。
でも、もっと♪ゆったりたっぷりの〜んびり♪したいなら、将棋イベントとは別に訪れてもいいよね…と思ったのでした。