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将棋めしとおやつの旅2022秋(関西)〜HEIDI(ハイジ)

(2022年10月の話です)

 HEIDIは神戸生まれのチョコレートスイーツ、洋菓子の専門店だそうだ。
2020年の倉敷藤花戦第1局のおやつでこの店を知った。関西将棋会館から割と近い、大丸梅田店に店舗がある。
 里見香奈倉敷藤花、中井広恵挑戦者におやつとして出されたのがここのダックワーズで、お味はプレーンモカと紅茶であった。
 関東住みの私としては、この機会を逃してはならんと、梅田駅へ出かけた。駅とその周辺の百貨店には以前から気になっている店が複数ある。例えば551、複数回取り寄せてまで食べたりくろーおじさんのチーズケーキ。しかし、いずれも店舗周りを1周しそうなほどの長蛇の列だった。可愛い焼き菓子のタルティンは本日分販売終了。それらを横目で見てHEIDIへ向かった。

YouTubeさとみさきで知りました
タルティンにはご縁が無く…涙

 さて、店頭で見たところダックワーズは3種あった。しかしバラ売りが無く、ひとつずつ選んで買うことができない。(2022年11月当時)

 なお、ダックワーズのセットは、プレーンモカと紅茶の2種詰め合わせ。もうひとつのココアフランボワーズは焼き菓子を色々詰め合わせた箱の中に入っている。後悔したくないので両方の箱を買う。

 旅行を終え帰宅してからダックワーズをいただいた。
 まず3種とも、皮の食感は「初めさっくり、後もったり」と言った感じだ。(皮?どら焼き的表現が合っているのかどうか不明)ダックワーズだもの、この食感こそメレンゲ皮の王道である。

プレーンモカ
 モカなのでコーヒー味。アーモンドパウダーの粒だろうか、他の2種より粒々感が残った。シンプルで好き。

紅茶
 皮の生地に紅茶が練り込まれていて爽やかな香り。きっと紅茶の茶葉が香り高いものなのだろう。アーモンドの細かな粒々が舌に残るのが良い。喉を素通りしないで余韻を残してくれる。

ココアフランボワーズ
 フランボワーズの香りが強い。ココアは生地の方だ。薄茶色をしている。

 プレーンモカのプレーンとは何をもってしてプレーンなのかと思っていたのだが、生地がプレーンということだったのだ。プレーンモカは「プレーンの皮にモカのクリーム」、ココアフランボワーズは「ココアの皮にフランボワーズのクリーム」。そして紅茶は…「紅茶の皮に紅茶のクリーム」。紅茶へ更に紅茶を畳み掛けている。だから本当は紅茶紅茶。(は?)
 中継ブログの表記だけではわからなかった。もしかしたらココアフランボワーズを買わなければ気づけなかったかもしれない。3種コンプリートのための無理矢理箱買いは正解だったのだ。

 HEIDIの看板チョコレートスイーツ、アルハンブラもついでに押さえた。種類がたくさんある中から、チョコレートとストロベリーを購入。冷蔵で家まで持ち帰れないためホテルでいただいた。パッケージが黒を基調としていて大人っぽい。

 手に持ってみるととても柔らかい。パカっと皿に出してフォークで食べる方が良いのかもしれない。
 ストロベリーはイチゴの粒々感がいい。冷蔵庫から出してすぐいただいたのでスポンジに挟まったクリームが固くてパキパキした。とても甘い。これは、常温近くまで戻してゆっくりいただいた方がより美味しかったのかも。
 なお、スポンジについては千葉県民にしかわからなそうな例えで言わせていただくと、オランダ屋のショコラケーキみたいなふわふわ感。

「たべられません」に注意

 ここの箱や紙袋の柄がとても気に入った。エンブレム(?)を一面に規則的に並べたものである。

ビニール袋
箱の一部

 ひとつひとつをじっくり見ると、細かくて可愛い。うさぎはわかるが他は謎だ。千鳥?ツノみたいなのが長い生き物は何?尻尾の先が黒いのは何?ネズミ?
 箱は灰色で白いインクによって刷られている。見えづらいけれど見える控えめな印刷がとても上品で素敵だと思う。捨てずに取っておきたい箱がまた増えてしまった。

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