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将棋めしとおやつの旅・神奈川~愛知(5)亀岳林万松寺

 電光掲示板に映る提灯のリアル感に驚いた。
 大須商店街を歩いていて突如現れた亀岳林万松寺は境内がビルの中にあった。こちらも様々なタイトル戦を開催してきた地のひとつ。対局にちなんで発売される記念グッズ(授与品)の豊富さにも定評がある。

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 ここで予定されていた第4局までに決着がついてしまい、行われることのなかった棋聖戦の記念御朱印帳は在庫ありだった。(2021年11月3日現在)
 実はこの時のグッズプレゼント企画で、紫色の法被が当たった。藤井聡太棋聖の揮毫「伸」のプリントが背中に入っていて大変嬉しかったのだが、あいにく着る機会に恵まれていない。お持ちの方はどう活用しているかを参考に教えていただけないだろうか。パジャマには難しいしアウターにも厳しい、ハイレベルなアイテムだった。

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 本堂は裏手にあったが閉まっていたので、授与所近くの身代不動堂にて、線香とろうそくを求めお参りした。グッズ当選のお礼も込めた。

 対局場は2階らしい。どこから行けるのだろうと見渡すが、納骨堂の入口しか見当たらなかったので分からず仕舞いであった。

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 さて、ここではおやつを購入した。信長身代わり餅という、きな粉のかかったお餅である。1個売りは包みが可愛い。
 信長が鉄砲に打たれたが懐の干餅に当たり助かったという逸話から身代わり餅と言われるそうだ。

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 4個入りはタイトル戦ごとに特別仕様のパッケージになるが、この時は通常版。
 棋聖戦の時は以下のような爽やかなものだった。生菓子のため取り寄せ不可、現地購入のみだ。

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 粉がこぼれそうで開封を躊躇する。持ち帰り方が下手だったからだろうか。皿に出すか、何かを敷いた方が良さそうだ。
 似たような見た目の桔〇屋信〇餅を思い出す。あれは小さなビニール包みをほどいた上に出せば粉が飛んでも大丈夫な上、蜜もついている。軍配は信〇餅に上がるかと思いきや…「何、このプチプチ食感?!」。
 モチモチの中にコメを感じられるプチプチ、これが実に良い。信〇餅と比較した私が間違っていた。似て非なるものだ。これに蜜など要らない。あっという間にペロリであった。

 ダイエットを時と場合により趣味とする私の、身代わりどころか身になってしまった身代わり餅だが、災難厄除けには効果があるようなのでお土産にもお勧めだ。

(つづく)
 


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