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日本一周 京都・滋賀編

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日本一細かい京都・滋賀旅行の記録。
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#ヴォーリズ建築

【日本一周 京都・滋賀県26.5】 街中に溶け込むヴォーリズ建築

・束の間のヴォーリズ建築鑑賞  宿に帰るためのバスは、百貨店・大丸京都店前のバス停から出る。  バスの到着を待つ間、暇に身を任せて大丸の外観を眺めてみると、その建物は、大阪・芦屋にあるヨドコウ迎賓館を彷彿とさせる、端整で幾何学的な造りをもっていることに気づいた。さきほど、京都国立近代美術館で、建築家集団・分離派の企画展を見た私たち。素敵な建築に出会えたのもなにかの縁と捉えて、束の間の鑑賞にふけった。 ウィリアム・メレル・ヴォーリズ(1880~1964)  通路に掲示され

【日本一周 京都・滋賀編29】 西洋建築!日本一おしゃれな郵便局

・ヴォーリズラリー  堀切港からバスを乗り継ぎ、近江八幡にゆかりのあるヴォーリズの建築を見に行った。彼は英語教師として滋賀県立商業高校に赴任したのち、建築家として日本全国の1600の建物の設計を手がけた。その第一号となったのが今回訪れるアンドリュース記念館である。 正面  大学時代の親友であったハーバード・アンドリュースが夭折した際に、彼の家から送られた資金をもとにヴォーリズが設計したものである。クリーム色を基調とした外壁に、木枠のガラス窓がアシンメトリカルに配置された