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水はガッツだぜ [rika_09-3]

これまで「洗濯」という人気ワード!?を餌に進めてきた理科noteです😆
水というものを、「生活」と「液体」という切り口で取り上げて来ました。
当たり前のように身の回りに存在する「水」の重要性、そして奇跡的な物質であることが伝わってきているでしょうか…。
そして、今日も洗濯にはたどり着かない気がします…。

この奇跡を感じてほしいんだ!

中学でも教わる分子とその表記に注目!

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引用:https://chugaku.manabihiroba.net/rika/gensibunsi.html


一度は疑問に思ったはずだ、

どうしてH2Oの「H」はOの下部に位置するのか!?
いらすとやのガッツポーズ的な位置…?
アンパンのヒーローの顔のように丸が並ばないのか!?
ん?おいおい、CO2はまるでアンパンのそれじゃないか!?…と。

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一旦、「なんでそうなっているの!?」は置いといて、
水の意味ありげな「偏り」は気づいてほしい点であり、
重要な特性を持つ理由です


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理解するために大事な考え方

「もしそうじゃなかったら…?」


もし水分子が「アンパンのそれ(まっすぐ並んでいる)」だったら…
水という液体はよほどのことではお目にかかれないものだったでしょう。
酸素や二酸化炭素と同じく、通常の温度では「気体」です。

そう、水が「ガッツポーズ」のような構造でなければ、大半が水である人間・生命も存在しないということになるわけです。

【余談】H2Sも同じく、「いらすとやのガッツ」だが、分子の電荷分布(極性)はかなり小さくなり、同じガッツでも常温では気体である。

この「ガッツ」の形は、OとHのアンバランスな関係からできる水素結合という特殊な結合状態を生みます。その水素結合によって、「ガッツ」同士の結束力は強く、気体にはなりにくい(液体で居られる温度領域が広い)性質があるのはこのためです。

お酒や石油など水以外の液体は、ガッツが足りない(ガッツをそもそも持っていない)せいで、どんどんと気体になっていきます。

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避けることができない物質の三態の説明

基本的に、分子たちは「自由で居たいもの」です。

気体・液体・個体は持っているエネルギー、つまり
「動きたい衝動」と「動きたくない感情」によって状態が決まります。

気体:エネルギーが高い状態
盗んだバイクで走り出すように、家に閉じ込めていることができません。熱いぜ!親やセンコーからの圧も無いぜ!

液体:エネルギー状態が並な状態
意外と学校には行きます。友人やコミュニケーションが取れないわけではない。体育は好きだったり。

固体:停学(圧力)喰らいましたかね。家でじっとしています。眠い(寒い)のかもしれません。あまり動きたくないのよ…。

水には、気体(水蒸気)、水(液体)、氷(固体)というそれぞれ名前がつくほど人間にとっても馴染み深い物質です。しかし、基本的には水以外の物質も気体・液体・固体があります。日常的に目にしないだけです。

窒素も、冷やすことで気体→液体になる。
二酸化炭素も、冷やすことで気体→固体(ドライアイス)になる。
物質それぞれは、温度と圧力によって状態を変化させます。


水のガッツは0℃と100℃で切り替わります。(むしろ、水が切り替わるところを0℃と100℃にしたんですが)
100℃以上のエネルギーを与えると、熱がガッツを上回って気体(水蒸気)となって暴走を始めます。逆に0℃以下は停学です。

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まとめ

このように、他の物質のことを考えると、
はやり水は、いや水だけは特殊だなと思いませんか?
もはや、「奇跡のガッツ」だ。

✅ OとHによる水素結合
✅ 水素結合はガッツがあるぜぃ!
✅ ガッツがあると、「盗んだバイクで走り出す」を我慢できる
✅ 温度はむしろ水基準で決められていた!?

水素結合を説明するだけで終わってしまった。

水の特殊性については、そろそろ情報が出揃った感があります。

絵画で言うと、洗濯科学のキャンバスが出来上がったというところでしょうか。次回からは、「汚れ」とはなにかについて触れていきたいとおもいます。



最後まで読んでいただきありがとうございます。
私のコメント欄は何度でも書き込みOKなんで、お気になさらず質問などドシドシお待ちしております!



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