ラーニングスキル・学び方を学ぶ

何事も学ぶということは大事ですが、学び方というものを
考えたことはありますか?

今回は学び方の理論をあなたにお伝えしていきます。


ゲシュタルトを作る、掴む

ゲシュタルトとは全体像のことを言います。
学びにおいて大事なことはまず最初に全体像を把握し、
その後に目の前のことを見るということです。

例えば、人間関係において結婚を上げると、
男女が出会い、好きになってご縁があり、交際が始まりました。
そこから関係を深め、プロポーズをして結婚しました。

結婚という全体像から見る要素は、
・出会い
・ご縁
・交際
・関係を深める
・プロポーズ
・結婚
となります。

さらに、それぞれの要素はまたゲシュタルトであると言えます。

交際ひとつにしても、要素はたくさんあります。
・自分が相手に興味を持つ
・相手が自分のことに興味を持ってもらう
・付き合う前の関係構築
etc...

もちろん結婚もまた、人生というゲシュタルトの中でいえば、
恋愛も一つの要素となります。

ゲシュタルト(全体像)の視点と、要素(目の前のこと)を把握すると、
「センターピン=大事な部分」を捉える力が養われ、
目の前(要素)の行動の「意味」と「必要性」がわかります。

逆に、ゲシュタルトを見ずに要素のみだけで行動すると、
疑問に思ってしまいやすく、「何のためにやっているのだろう?」と
考えだし、行動の質が劇的に悪くなるので気を付けましょう。


ヘッドライト理論

ヘッドライト理論とは、先ほどのゲシュタルト(全体像)を掴んで、
要素(目の前のこと)を行動するときに必要なスキルで、これを習得すれば、あなたは立派に目標に向かって進めるはずです。

まず、あなたの知らない夜道のドライブを想像してください。

目的地をナビにセットします。
それからヘッドライトを照らし、時にはハイビームにしても
構いません。
ナビ通りに車を走らせると、ゴールまでたどり着けますよね。

これを理論として当てはめると、
・目的地=ゴール
・ヘッドライトを照らす=目の前をクリアにする。
・車を走らせる=ゴールに向かって進む。
・ゴールに到着=目標達成
単純な例えではありますが、目標を達成することにおいて
これほどシンプルなもの
はありません。

逆にこれのどれかが欠けていた場合は、
・目的地を設定しないと、ゴールにたどり着けない。
・ヘッドライトを照らさないと、目の前が見えず、
悪路や行き止まり、最悪の場合には事故にあう。
・車を走らせられないと、進むことができません。
・当然目標にも到達できません。

この理論は未来を信じる力が付くので、迷うことなく進むことができます。
道中でアクシデントがあっても止まったり、迷いがないため、
ゴールまで到着できます。

「復習」という重要タスク

3つ目は「復習」です。これは小学校の頃から言われ続けたスキルですが、
学びにおいては1,2を争う大事な学び方の技術です。

この「復習」という技術を覚える前に知っておきたいことは、
私たち人間という生き物は忘れていく生き物であるということです。

忘れるということも大事な能力の一つです。
皆さん辛いことや苦しいことは時間が経って忘れる・薄れることが
あると思います。

これは物覚えが良い悪いではないので安心してください。
心理学者ヘルマン・エビングハウスの「忘却曲線」というものは
知っていますか?

この方が提唱する忘却曲線とは知識を入れてから、
・20分後には42%忘れ、
・1時間後には56%忘れ、
・9時間後には64%忘れ、
・1日後には67%忘れ、
・2日後には72%忘れ、
・6日後には75%忘れ、
・31日後には79%忘れる。
というものです。

記憶にしっかり定着させるために、このタイミングを参考に
復習という手立てを打ち
ます。

そしてインプットしたことをいつ復習するかをしっかり
スケジューリングして行います。

そうすることで、徐々に忘却曲線が緩やかに下がるようになり、
定着していきます。

そして復習をするためにはまずインプットする必要がありますが、
一回目のインプットについてはできる限り脳内がクリーンな状態で、
集中して行います。

集中力が欠けやすい夜や疲れているときにはインプットの効率が悪く、
思った結果が出にくくなります。
理想はあなたの集中力が一番高いタイミングで行うのがベストです。

動画の場合には倍速再生はせずに集中してインプットします。
そして、必ず要点や、気づき、不明点、まとめ等を自分でわかりやすく
他人に説明できる資料を作るつもりでマインドマップを作ります。

しっかりインプット行った後、復習もしっかり行おうと思うと、
重荷になってしまいますし、日々情報がたくさん入ってくる現代では、
効率がよくありません。

復習のハードルは意外と低く設定しても大丈夫です。
方法は、
・インプットしているものが音声であれば、倍速で聴く。
・マインドマップやメモを見返す。

このくらいハードルを下げて復習すれば大丈夫です。

そして、復習はいつ、なにを、どれだけ復習するかを決めます。
この方法は人間の脳機能と非常に相性が良く、
自分の目標に最適化してくれます。

もし、あなた自身や身近に子どもがいらっしゃるようでしたら、
この方法を教えてあげてください。

学力だけでなく、人生そのものに好影響をもたらします。

都度リセット

インプットをする前に、大事な最後のポイントです。
インプットをするときには毎回、クリーンにリセットしてから
望んでください。

先ほどお話したように、一回目のインプットに関してはできる限り、
集中力が一番高いタイミングで行うのがベストです。
身体のリフレッシュについては入浴や、ストレッチをしたり、
頭の中にあるものをすべて書き出し、ToDoリスト作成や物事の仕分けをして、思考の可視化をしてください。

もちろん劇的に質が上がるものではありませんが、必ず小さく小さく
質が良くなっていきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は学び方を学ぶということでお話させていただきました。

全体像を把握して、要素を決めたら未来を信じて走り出しましょう。
そして自分が集中してインプットできる最高の状態でインプットをして、
復習はハードルを思い切り下げて楽にクリアできるようにしましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事を読んでいいなと思ったら、「スキ」ボタンをお願いします。
今後も様々な記事を提供していきますので、是非フォローをお願いいたします。





気付き
・今まで自分がしていたインプットレベルの低さに気づかされた。
・忘却曲線も考慮して復習プランを立てることがしっかりと納得できた。
・最初のインプットの重要度、集中度、精度を非常に高くしておけば、
その後の行動のハードルが低くなる。つまり、インプット基準を高くすることでより結果にフォーカスしているということに気づけた。

アクションプラン
・ゲシュタルトと要素を意識した質の高いインプットをするために、
インプット前にはかならずリフレッシュを取り入れる。
・思考の可視化をしながら、マインドマップに落とし込みをする。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?