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ミュージックJAMの旨味についての一考察

はじめまして!そうでない方はいつものお世話になっています。
/ユグ/と申します。
普段はS5プロでのんびりしている一般人です。

今回はいつものイベラン記事とは少し趣向を変えて、モバマスのイベントの中の1つであるミュージックJAM「本当に嫌われるべきイベントなのか」を考えてみましたので、そのお話をしようと思います。
少し長くなってしまったので、結論だけ知りたい方は「5.還元率について」から読んでいただければ大丈夫だと思います。

乱文乱筆等、読みにくい箇所が多々あるかもしれませんが、楽しんでいただけると幸いです(°▴°)

※本記事は2022年5月開催の「第14回JAM」で得られた情報を中心に記載しております。他の時期に開催された同種イベントと同じ内容である保証はできませんので予めご了承ください。

※2022/8/22 表現を一部修正

1.JAMが嫌われる理由

今もモバマスに触れている方には既にお馴染みとなったJAMですが、
「旨味が無い」「虚無」
といったマイナスのイメージを抱いている方は多いでしょう。
…私も今回の記事を書くまではその一人でした。

皆様がそのようなイメージを抱く理由を挙げると以下の通りだと思います。
 ①エナドリを使うイベントだがファンが増えない
 ②お仕事でJPが回復しないためスタ走りの旨味が無い
 ③生エナ、マイエナ、エナハ以外の攻守コスト回復アイテムは使用不可

  (20%回復は使えない)
特に①②が他のイベントとは異なる点であると同時にマイナスイメージを抱く大きな要因だと思います。

2.JAMのメリットはどこにある?

ここからが今回の本題です。
JAMの悪い点ばかりがピックアップされがちですが、逆にメリットは無いのでしょうか?

一般的に考えられるイベントの旨味・メリットは以下の通りだと思います。
 ①上位報酬(アイドル、ぷち衣装、ヘルトレ)が良い
 ②ラウンド、ステージ等の一定時間毎の報酬が良い
 ③メダルガチャの報酬が良い、メダルが溜まりやすい
 ④アイテムを消費せずにイベランができる、消費した分が帰ってくる

①に関してはその時になってみないと分からないので答えは出ないと思います。イベント毎に法則性はあると言われていますが…
②に関しても順位点でヘルトレがもらえるアイロワ以外は大差は無いと思います。(この記事で参照している第14回JAMはデイリーでユニット総選挙の選挙券が貰えました)

③④については一言では説明できず考察の余地があると思います。
なので、この記事では実際に私がJAMを走って得られたデータをもとに、メダルガチャの報酬を中心としたJAMの旨味について探っていきます。

3.メダルガチャの排出率について

メダルガチャについて考察する、つまりはガチャについて考える…
はい、皆さんの頭にはいろいろなガチャの排出率が浮かんだでしょう(xx)

というわけで、メダルガチャ(エクストラ)で得られるものの中でも当たりと言えるプラチナガチャチケット(プラチケ)、スタドリハーフ(スタハ)、エナドリハーフ(エナハ)の排出率を、実際に回した結果から算出しました⇩

〇メダルガチャの排出率(N=27,1175)
 プラチケ:0.41%   スタハ:0.91%   エナハ:0.92%
〇参考 300回転の排出数の平均(上記の排出率から算出)
 プラチケ:1.2個     スタハ:2.7個     エナハ:2.8個

スタハとエナハは多少の上振れ下振れがあることを考えると同じ排出率と考えても良いでしょう。
一方、プラチケは他のイベント用アイテムに変換できるのもあって排出率低めですね。
この結果については、ある程度モバマスをやってる人なら数値までは知らないにしても、経験値的に知ってるひとも多いと思います。

回せる回数が多いとはいえ当たり2.24%のガチャ……

4.メダルの獲得について

とりあえず排出率は分かったところで、次にメダルの獲得数についてです。
理屈としては
 エナハ消費数に対するメダルの獲得数が分かる
 ⇒排出率からアイテム獲得数が分かる
 ⇒エナハ消費数に対するエナハ還元量(=旨み)が分かる

といった感じです。

まず前提として、JAMのイベラン(=メダル稼ぎ)の方法は以下の2種類になります。

①ステージ走り
恒常的に設置されているスプラッシュ・パステル・ゴージャスの3種類のステージで稼いでいく方法です。各ステージのポイントを最速で稼ぎに行けたり、デイリーミッションに報酬が設定されていたりと走る意義は存在しますが、それらに該当しない大半の人からすると後述のスーパーライブに劣る面が多いです。

②スーパーライブ(スパラ)走り

ほぼ定期的に開催されるスーパーライブで稼ぐ方法です。こちらは15分~30分毎に訪れるボーナスタイムで稼いでいく方法で、開催される毎にワンパンするだけで参加賞が貰えたり、参加賞を差し引いても貰えるメダルや引換券がステージより多かったりします

上記にも書いた通り、メダル獲得数の効率は①②で異なります。
その比較のため、メダル獲得数の式を求めました。
なおアピールは全てJP3(=エナハ1本)を使用し、施設レベルは全て最大にした状態のデータから傾向を見た上で式を推定しています。
サンプリングについて、ステージはユニットを厳選せず出てきたユニットをひたすら殴った場合のデータを使用しており、スパラは勝利報酬(終了時に貰えるメダル、pt)を除外しています。

〇使用するパラメータ
・メダル獲得数(枚)
・獲得pt
・与えたダメージ
※与ダメージは殴った際に出てくる数値とスパラ終了時に出てくる合計値を参照

〇メダル獲得数の算出式:①ステージ走り(N=1,507) →計算式無し
  BOSSユニット勝利時にメダル(枚数は固定)が貰えるため、
  殴った回数から算出した方が良い
〇メダル獲得数の算出式:②スパラ走り (N=5,025)
  メダル獲得数(枚)=獲得pt×5.40×10^-3
           =与えたダメージ×7.08×10^-6
  ※自身のサンプルおよび第三者から貰ったサンプルと比較し、
   ±1%程の精度で算出できることを確認

また参考までに、今回の私のワンパン(エナハ1本)の平均値を出します。

〇ユグのワンパン平均値:①ステージ走り(N=1,507)
 平均メダル獲得数 83(枚)  ※ユニット厳選無し
 平均獲得pt    256,825(pt)
 平均与ダメージ    (記録なし、大体スパラと同値)
〇ユグのワンパン平均値:②スパラ走り (N=5,025)
 平均メダル獲得数 1,428(枚)
 平均獲得pt    264,471(pt)
 平均与ダメージ    203,441,404

補足として、ステージはBOSSユニット勝利時のみ固定のメダル報酬がもらえる仕様だったはずなので、ワンパン(=エナハ1本)当たりの効率は編成に依存しません
とはいえ、「メダル効率がステージ>スパラになるくらい編成が弱いならステージの方が良いのでは?」ということは無く、pt効率をドブに捨てるくらいならフリトレで25コスの恒常SRをマニーで迎えてスパラワンパン走法をした方がはるかにマシです。
結論として、ワンパン当たりのメダル効率はどうあがいてもスパラに軍配が上がります

一応ステージの方が早く殴れるので時間効率も検証してみましたが、やはりワンパン辺り16倍以上の差を速度で埋められることはありませんでした。(今回の私の編成だと1分当たりのメダル獲得量はスパラの方が5倍以上多くなりました)

5.還元率について

メダルガチャの排出率とワンパン(=エナハ1本)のメダル獲得量が分かったので、「エナハ1本でどれだけのpt、アイテムが返ってくるか」を算出した結果を示します。
なお先の話でステージのメダル効率がかなり悪いことは分かっているので、ここではスパラのみを殴り続けた場合の還元について示します。

〇エナハ1本当たりの還元:②スパラ走り (N=5,025)
 メダル獲得数 =獲得pt×5.40×10^-3
        =与えたダメージ×7.08×10^-6
 獲得メダルでガチャを引いた時の排出期待値
  プラチケ メダル枚数×8.2×10^-5 = 獲得pt×4.4×10^-7(枚)
  スタハ  メダル枚数×1.8×10^-4 = 獲得pt×9.8×10^-7(本)
  エナハ  メダル枚数×1.8×10^-4 = 獲得pt×10.0×10^-7(本)
   ※桁数の関係で多少の数値ずれあり
〇ユグのエナハ1本当たりの還元:②スパラ走り (N=5,025)
 平均メダル獲得数 1,428(枚)
 平均獲得pt    264,471(pt)
 獲得メダルでガチャを引いた時の排出期待値
  プラチケ 0.12(枚) ⇒ 還元率12%
  スタハ  0.26(本) ⇒ 還元率26%
  エナハ  0.26(本) ⇒ 還元率26%

上記の式を用いることで、自分の獲得ptの平均値から還元率を求めることができます。今回の私の編成だとエナハだけでも26%、プラチケを引いて戻ってくるエナハを含めると約4割の還元になります。

なお今回の私の編成はそこそこ頑張っている方だと思います(下図)。
あまり労力をかけずに編成する場合の還元率は今回の私の7~8割程度になると思います。

画像1

(パワー持ち、ツイートお借りします。)

6.まとめ

今回の検証で分かったことをまとめます。

1)メダル獲得効率はスパラ走りの方が圧倒的に優れている。
2)スパラのメダル獲得効率は編成の強さに依存する。
3)ある程度編成を頑張ってエナハ還元率40%程度、スタもまあまあ貰える

これらの結果をどう受け止めるかは人それぞれですが、
私は「JAMはそこそこエナを美味しく飲めるイベントではないか」と考えます。
確かにエナを飲んでもファン数が増えないのは擁護できませんが、そもそもスタ走りでファンを稼ぐスタイルで最近スタ極に転生した私は、攻コス145でエナを飲む意味を考えていました。
PMFでエナハ2本飲んで12枚のメダルを貰っても…ということもあり今回JAMの検証を行うことにしましたが、想定以上に良い結果が出て少しびっくりしています。
諸悪の根源…もとい神イベのアイチャレに並ぶことは無いですが、そこそこの還元が期待できるぷちコレとの比較をする価値はあると考えます。
今回の経験を糧に、今後も継続して各イベントの効率の考察を続けていこうと思います。

以上、JAMの旨味についての考察でした。
今回使用したデータの公開は考えていませんが、質問等にはできるだけ対応していきますので遠慮なく申し付けください。


7.おまけ

1)いろいろまとめた表

キャプチャ


2)検証を行った第14回JAMの結果

ボーダーbotによると時速もそこそこ出てたらしいです、わーい('ω')


3)エナの消費数

正確に数えていませんがエナ換算でメダル込み8000本くらいだと思います。


4)デンリュウ

かわいい!


おわり

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