見出し画像

【正力松太郎】

画像1

A級戦犯として巣鴨拘置所に拘留されていましたが、1947年に不起訴となり釈放されます。
その後、 日本テレビ放送網を設立し初代社長に就任。戦前に買収していた読売新聞の社主にもなっています。
さらに新たなプロ野球の設立や原子力発電所の建設に尽力したのですが、その正体はCIAに協力するスパイでした。

2006年、米国国立公文書館で外交機密文書が公開されたのですが、そこで彼が「ポダム」というコードネームでCIAとして工作活動を行っていたことが明らかになったのです。

彼に与えられた任務は、日本人に反米と反原発の意識を失わせること
そのために、アメリカンスポーツである野球を盛り上げるため、新たなプロリーグを設立したり、ロカビリーなどの音楽を普及させたりして親米プロパガンダを展開していきます。
CIAにとって重要だったのが広島の反米感情を消すこと
そのために、広島カープが設立され、野球を通してアメリカの文化を浸透させようとしました。カープが集客数の多いセ・リーグに編入されたのも正力の働きかけだったと言われています。
また、彼は読売新聞と日本テレビを使って原子力平和利用推進キャンペーンを展開していきます。
1954年、ビキニ環礁で行われたアメリカの水爆実験に巻き込まれ、日本の漁船・第五福竜丸が被曝してしまう事件が起こったのですが、それでも読売新聞・日本テレビは原発推進キャンペーンを進め、高まる反原発の世論を抑え込んだのです。

参考
TOCANA
NEWSポストセブン
平野研究室のホームページ


独自の世界を作り上げて発信する人を増やしていきたいので、サポートよろしくお願いします。