なぜ韓国で転倒事故が起きたのか?

韓国のイテウォンと言う場所に人が押し寄せて転倒事故が発生し、たくさんの人が亡くなるという痛ましい事件が起こりましたね。

被害に遭われた方、お悔やみを申し上げます。

今回は、この事故がどうして起こったのかについてお話しようと思います。

事故の原因と聞くと、ニュースで取り上げられているような、
「警察の警備体制が甘かった」とか、「狭いところに押し寄せてしまった」とかそういう具体的な話が多いんですけど、僕がここで指摘したいのは、そういうことではなくて、もっと抽象的なこと。
現代人の精神構造についてです。

どうしてこういう事態になってしまったかというと、それはみんなが同じもの特別視してしまった結果だと思います。

事故が起こった場所はどうやらドラマの撮影現場みたいですね。
さらに有名人がこの辺りに現れたという噂があったから、
人が殺到してしまったみたいです。

つまり、これはみんながここを特別な場所だと思いこみ、特別な人物に会えると思い込んだからこうなったということですね。

じゃあ、なんで彼らはそれらを特別だと思ったのでしょう?

それはメディアの影響ですよね。
メディアと言うのは、特定の人物や場所、また時期などを特別なものだと宣伝しています。

それは、集客のためですね。
特別さをアピールするから、そこにたくさんの人がきて、色んなものが売れるんです。

今回の事件も、ここが特別な場所として認知されていなかったら、つまりどうでもいい場所だったら、人が殺到しなかったはずです。
また、ハロウィンという特別な時期じゃなかったら、殺到しないですよね。

最近はマスメディアだけじゃなくて、SNSでもインフルエサーによって「この人がスゴイとか、ここが特別なんだ」というアピールされていますが、そういう何かを特別だとはやし立てる風潮がこの事故の原因なんです。

でも、本当はそういうものってほとんどニセモノ。
誰かが集客のためにでっち上げた偶像。
アイドルのことを偶像っていうけど、みんながそれを特別だって認識しているものは大体そこまで特別じゃない。

本当に特別な物って言うのは、自分にとって特別かどうかなんですよね。

それは自分の身近にあるものです。
みんなそれに気づかないから、みんなが注目するものが特別なんだって錯覚しちゃうんですよ。

もっと身近にあるものにもっと目を向けた方がいいんじゃないかな。
一緒にいる家族とか、今住んでる場所とか、今持ってるものとか、そして自分自身とか。
本当に特別な物って、すでにそこにあるんですよね。

これに満足しないから、雲の上にある存在を特別視しちゃう。
テレビの中の人に憧れちゃう。

まぁ、僕もバスケが好きでNBA選手が来日するとか聞くとつい見に行っちゃったりするんだけど、まぁ、あんまりのめり込まない方がいいですね。

すごい才能を持つ人は確かにいるんだけど、そういう人を追いかけすぎると、自分がちっぽけな存在だって思てしまうこともあります。

そうやって自己肯定感を低くしちゃうと、才能にあやかりたいから、また追いかけちゃって、また惨めな気分になっちゃう。

ここでちょっと引き寄せの法則について話しますが、引き寄せの法則ではリアリティのあるものしか引き寄せられません。
リアリティのないものは引き寄せられない。
引き寄せられるのは、実際に経験したことや、自分が手に入れてたことがあるようなものだけ。
雲の上の存在、つまりリアリティのないものを追いかけると、永遠に引き寄せられずに、ずっと空回りしながら追いかけることになっちゃう。

だから、世間で特別だとされているものじゃなくて、もっと身近にあるリアルな幸せを噛みしめて、満足度を高めていく方が人生有意義なんです。

たぶん、こういう身近にあるもので満足できる人が増えてくれば
今回のような事故は減っていくんじゃないないかなと思います。

では、今回はここまでです。
またよろしくお願いいたします。

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