見出し画像

【Iki解説】バーチャル世界でリアルなお祭りを作る挑戦と想い

おいでなんし~!
バーチャル花魁由宇霧でございます。
今日は7月23日(土)15時から開催される由宇霧5周年記念祭り「Iki」のシステムと、そうしようと思った理由について書きたいと思います。


デジタルアイテムの販売会場では極力出し物をしません

Iki本部会場(ワールド班長熊猫土竜さん制作「君がいた夏は Japanese summer festivals」という盆踊りワールドをIki仕様に改変していただきます)では
「いき」という言葉から連想したアクセサリーやクラフトアイテムを展示します。
このアイテムはその場で購入、アクセサリーであればその場で装着することができます。
今回の企画はcluster商店会が主催なので、まず開催の軸として
「clusterの経済を回す」という目標があります。
clusterで活動するクリエイターの作品が購入されるきっかけを作るために、このようにテーマに合わせたアイテムを展示販売します。

屋台風の展示ブースです!!

どうして販売会場で出し物をしないの?

これは、2023年4月2日にcluster商店会で主催した
#clusterお花見会2023 での経験によるものです。

お花見に合うアクセサリーを陳列して、そのワールドでライブとか企画をやったら人が沢山集まってクリエイターの作品が売れるキッカケになるのではないか!!という考えで実施したこちらの企画。
注目度も高く、同時接続者数100人を超える大盛況!!
・・・ですが、思わぬ事態に遭遇したのです

来場者が多くなると共にアクセサリーの描画が省略される事態が発生!!!

これは、メタバースをよく触っている人でないとピンとこないかと思うのですが、おそらく負荷軽減措置のひとつかと思われます。
自分が装着しているアクセサリーが他の人から視認できない状態が発生しました。
せっかく会場でお花見に合いそうなアクセサリーを買ったのに見せられないんじゃテンションが下がってしまいますよね。
この現象が今も発生するかはわかりませんが、どちらにしろ人が多く集まると情報量が増えて重くなりスマホやquest単体などで利用している方が快適に体験・お買い物ができないという事態になります。
そのため、あえてアクセサリー販売会場に人が集まり過ぎない仕様にすることにしました。

オンライン欄、イベント欄に表示されないSPイベントのシステム

では、出し物はどこで開催するのか?となりますね。
第1部、第2部それぞれでオンライン欄、イベント欄に表示されないSPイベントという企画があります。
Iki本部会場(アクセサリーが置いてあるところ)に各イベントのポータルを設置しそこから入場できるようにします。
各イベントの様子がわかるようにモニターを用意するので、リアルタイムで状況を確認できます(音声は流れません)

どうやるの?

clusterのイベントというのは、現状メイン画像(サムネイル)を設定しなければオンライン欄、イベント欄に表示されません。
それ以外の機能は通常のイベントと変わりません。

この状態のままイベントを公開する

この仕様を利用して2023年5月24日に開催した「魅世者さん!」というclusterイベントで実施したシステムを改良してスケールアップします!

このイベントでは3つのイベントURLを生成しましたが、サムネイルを設定してイベント欄に表示されていたのはMISEMONOロビー(想月亭会場)と呼ばれる会場のみでした。

魅世者さん!では、演目のタイムラインは一本(同時刻に別の演目はやらない)演目によってポータルを利用し会場を移動していくというスタイルをとりました。
会場を移動する関係で迷子の人が困らないように、演目をやっていない会場ではご案内係が遊び方を案内するという手法をとりました。
(この係ができたのはお花見会当日に入口で案内する必要性に気付き由宇霧や他の空いているスタッフがアドリブで交代しながら案内したため)

魅世者さん!ご案内係のスケジュール

ここで学んだのは
・開場前のイベントポータルにお客さんが入るとエラーになってしまう
・テーマアクセサリーは公募ではあまり数が集まらないため公募だけでなく直接出展依頼もした方が良い
ということでした。
今回のIkiではこの2点を改善します。

改善したこと
・開催前のポータルにお客さんが誤って入らないように開催時間まではポータルを置かず、ウェブトリガーで切り替える。
・商店会内での公募だけでなく、アクセサリー班長
りこちさんをはじめとした班メンバーにお花見会出展クリエイターさんへの依頼もかけてもらう。

ちなみに、この手法を使うとイベントを出展してくれた主催者さんに投げ銭を受け取ってもらうことができます。
clusterのイベントで頂いた投げ銭ポイントはイベントを主催しているアカウントに全て付与されるため、分配をするのが困難です。
ですがそれぞれが主催するのであればいちいち売り上げを計算したり請求書のやりとりや銀行振込作業をしなくてもそのまま受け取ってもらえます。
これは大型イベントを主催するとき正直いつも心苦しく思っていた点なので今回解決できてとても嬉しいです!

また、オンライン欄に表示されないため各SPイベントの同時接続者数などが外から視認できないようになっています。
世の中は数字ではない。
でも見えると気になっちゃう。
それは主催者も出演者もお客さんも起こりえること。
だから見えないようにすることで、数字じゃなくて隣にいる仲間や目の前に来てくれたお客さんがもっとくっきり感じられるようになったら良いなという想いがこめられています。
もちろん人が沢山くるのも一つの成功の形だけど、それだけが成功じゃないんです。
やっている本人とそこに集まった人が楽しいと思えたらそれは素敵な事、という由宇霧の価値観をシステムで表現してみました。

神輿が練り歩きイベントの案内をします

とはいえ、あまりにも閉じてしまっては企画に興味がある人に情報がイキわたらないかもしれない!
という由宇霧の心配から生まれたのが神輿という企画です。
「神輿のアバター作って色んな所を練り歩いて興味もってくれた人をイベント会場まで連れて行ったらおもしろくね?」
という案を神輿班長であるきりお山伏Vさんが形にしてくれました!

お御輿アバターはみっつさんが制作担当です。

Iki御神輿本殿イベント会場と呼ばれるイベントワールド(こちらもオンライン非表示、Iki本部会場から入場できます)を拠点に様々な企画が実施されます!

会場となるみっつさんのワールドはすでに公開されているので気になるかたは遊びに行ってみてね!

お御輿に関する公開打ち合わせも今夜あるそうです!!

由宇霧は当日なにするの?

当日は最初と最後にIki本部会場にてご挨拶をします。
それ以外の時間はお御輿に同行したり色んな会場をウロウロしています!
もし見かけたらぜひ声をかけてください!
一緒に写真を撮ったりしましょう😊
5年間活動できたのはみなさんのお陰です。
ぜひ直接お礼を伝えさせてください。
普段はくす玉以上のVアイテムをくださった方に特典としてお写真を撮っているのですがこの日はどなたでもOKです!

お祝いのVアイテムについて

当日由宇霧アカウントで主催するイベント会場はサムネイルがついている
Iki本部会場のみとなります!
他のイベントでのVアイテムは全て各イベントの主催者に届きます。
そのためお祝いのアイテムを送りたいという方はこちらの会場でお願いいたします。
くす玉やフラワースタンドなどの残るアイテムはやぐらに展示させていただき、最後にお読み上げをします。
今回写真撮影はどなたでもできるため他の特典はございません。

ここにお陳列します!

Ikiの構成に込められた想い

各解説でも記載しましたが、今回の企画は以下のような想いで作られています。

・参加してくれた人が収益を受け取れるようにする
・各自が「やりたいこと」を大切にする
・バーチャル世界でリアルなお祭りを作る

今年の4月からゆっくり構想していました!

全体を通して自分がなにかを披露する!というより、支え続けてくれたファンの皆さんはもちろん、ここまで支えてくれた仲間たちにも楽しんでもらえる方法を目指しました。
それが5年間「バーチャル花魁」として過ごしてきた自分らしい在り方だと思ったからです。
かつて花魁さんは時には出資もしながら地域の祭りを盛り上げていたそうです。
参加するお客さんには、神輿やIki本部会場での「偶然の出会い」を感じて欲しい。
アルゴリズムや再生数、フォロワー数によって見るもの参加するものを決めるのではなく実際に3D空間で移動して、偶然の出会いでアイテムやイベントを見つけるリアルな体験をしてもらいたい。
それが出来るのが3D SNSのメタバースだと思うのです。
その可能性に挑戦したいのがIkiです。

「楽しい」を見つめなおした1年

clusterに来て約1年ちょっと。
楽しいってなんだろうと常に自分に問いかけていました。
なぜ自分がこんなにもclusterに夢中になってしまったのか、なかなか言葉では説明できないけどやらずにはいられなくて動き続けた結果見えてきたものがあります。

つくる事はたのしい!

clusterが作ってくれたシステムを積み木のように自分で色々組み合わせて、自分の中の課題を乗り越えた新しい企画や在り方を創ってみることが楽しくて仕方ないのです。
最初から上手くいくことなんてほとんどないので、粗削りでも良いからとにかく思いついたらやってみる。
上手くいくことが目的ではないから「失敗」がない。
やってみることが楽しい。
でも一人でできることには限界があって、そこで自分ひとりだった世界に仲間が加わりました。
そこからがまた楽しかった。
だから、今回の企画に関してもある程度「Ikiというテーマで作ってください」とか「こういう内容を記載してください」というお願いはしていますが、それ以外の細かいディレクションはしていません。
自由にそれぞれがつくりたいと思ったものを作ってくださいとお願いしています。

ロゴデザインは美術班長愛紅さんがつくってくれました!

みんなが普段「やりたい!」と思っていたことを実現するきっかけにしてほしいし、実施していくなかで仲間との絆を深める機会になれたら嬉しい。
そんな想いで今回の構成を考えました。

ファンアートもそれぞれが「つくりたい!」と思ってくれたものが続々集まっていて本当に嬉しいです!ありがとうございます!

https://twitter.com/UnkoMINAKO/status/1681880835480485889?s=20

今回出展していただいた企画はすべて制作した各個人に帰属します。
今後も由宇霧の周年など関係なく色んな所で披露していただけたら嬉しいです。
大切なみなさんの、大切な宝物になりますように!

この解説を読んでからオリジナルソングを聴くとまた新しい発見があるかも!!!😄
ぜひいっぱい聴いてね~!!!

スペシャルサンクス
おゆかり様
cluster商店会の皆様
Iki関係者の皆様
V酒場とらいみー!店様
cluster様
ユニ☆ココ様
由宇霧を応援してくれている全ての皆様

7月23日(日)15:00 clusterでお会いしましょう!!


このnoteに頂いたご支援は、活動費用として大切に使用させていただきます♨️