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帰るところありますか?

突然ですが、帰るところありますか?
仕事で頑張ったあと、学校で頑張ったあと、家庭で頑張ったあと
肩に乗せた荷物を降ろしてリラックスして談笑できる場所。
友達グループや習い事、飲み屋、ネットの掲示板、なんでも良いです。

申し遅れました。
はじめまして、由宇霧(ゆうぎり)と申します。
バーチャル世界で花魁として生きているため一人称が「わっち」となっております。どうぞよろしくおねがいいたします。

昔のわっちにはこの「帰るところ」がありませんでした。
家でも職場でも知人との飲み会でも常に「怒られないように」「嫌われないように」「好きになってもらえるように」緊張していました。

この状況から脱出するには
何か成果を出して有名になって
誰もが羨むような人間になって
沢山の人に認められないといけない
必要とされないといけない

そう思っていました。

だからずっと自分を作っていました。
自分の中に承認欲求おばけが住んでいた。

「こんにちは。わっちはすごいです」

みたいなできるヅラをしないと気が済まなかった。
そうしないと自分を保っていられなかった。
でも土台が注意力散漫子ちゃんなのでミスをしてしまう。
同じミスでも、怒られる人と怒られない人がいる。
のほほんといつもミスしてるあの子じゃなくて、
できるヅラして普段はバリバリ仕事こなしているわっちが大体怒られる。
できるヅラをすること自体無理して頑張ってて、さらに目的を達成するための努力もしたのに。
のほほんとしてるこの人より絶対わっちの方が頑張ってるのにわっちばっかり怒られる。なんでだよって思ってた。
「みんな」に好かれるように、流行りの服を着て
メイクをして、人気のコンテンツをチェックして
SNSチェックして、いっぱいリサーチも努力も重ねたのに。
なんで好きになってくれないんだよ。
「みんなのために」こんなに頑張ってるのに。
そう思っていた。

ある時から「できるヅラ」を諦めた。
自分を今以上の存在に見せるのをやめはじめた。
まだちょっと良く見せたい気持ちはあったけど。
そしたら無理しなくて良い友達ができて「帰るところ」ができた。
わっちが「何者」であったとしても態度が変わらない。
売れても売れなくても関係ない。
今までずっと、有名にならないと認めてもらえないと思ってた。
でも有名じゃなくても仕事できなくても認めてくれる人ってこの世に居たんですね。
居たんですよずっと。わりとちかくに。わっちが見えてなかっただけなの。
上ばっかりみて、となりを見てなかった。

「帰るところ」ができたら、自分の中から承認欲求おばけがいなくなった。
承認欲求おばけはいつも「数字」を求めていた。
どこの誰かはわからないけどとにかく何千人、何万人もの「みんな」に自分を認めてほしい!!
「おおきな数字」に承認されたがっていた。
その数字には顔も名前もなかった。
わっちがミスったら一瞬にして責めたてる側に回るかもしれない「おおきな数字」を喜ばせるために何かを犠牲にしたり、自分がしたくない事をするのはもうやめようと思った。
誰しも間違えることはあるから。
そのミスをきちんと挽回させてくれる仲間を幸せにしようと思った。
今日食べたオムライスを何万人もの人に見てもらわなくても、自分を大切に思ってくれる仲間に「おいしかったよ」って話せて「よかったね」って言ってもらえたらそれでいいじゃない。
そう思えるようになった。

今、誰かに認められなきゃと焦っている人は
そのまえに「帰るところ」があるか振り返ってみてね。
もしないなら作ればいいだけなので落ち込まないでください。
わっちにもなかったから大丈夫。
このnoteというプラットフォームも、ひとつの「帰るところ」になるかもしれません。
自分が好きな事、思った事を書いて共感し合える人と繋がれる居場所。
一緒に作っていきましょう。


※すいません、良い事っぽいこと言ったあとにアレなんですけど、わっちの記事にスキを押すと、わっちの性癖に刺さるものがランダムで表示されますw笑って帰ってね

♨♨書いた人♨♨
バーチャル花魁由宇霧
自身の性の失敗体験を赤裸々に語りながら
性病検査や避妊の大切さをYouTubeで発信中。
著書「花魁VTuber由宇霧みんなで学ぶ性教育」好評発売中


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