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確実に仕留めてくれるストロングの話

ストロング、9%と聞けばなんの事かお分かり頂けると思いますがそれの話します。
最近マイペースにお酒を飲む術を覚えたので、吐くまで飲むという事はほとんどなくなっていました。
木挽BLUEという焼酎を水割りでちびちびやる事がほとんどでした。
身体に合うのかほとんど酔っ払う事がなく
穏やかな晩酌の日々を過ごしていました。
しかし昨日、コンビニで久しぶりに目に止まってしまったのです。

そう、ストロング

目があって胸騒ぎがした。
まるでちょっとワルい元彼との再会のよう。
こいつは自分をちゃんとダメにしてくれる。
あの頃の自分がひょっこり顔を出して
スリルを求めていた。

350mlのレモンと梅を買った。
夜には友達とのオンライン飲み会があった。

20時、乾杯の時。
仲間たちから
『ストロング!?珍しいね!』と声が上がる
「まあ、そういう日もあるよ」
元彼と懐かしい集いに来たような気持ちになった。

久しぶりに口付けたアイツは
火をつけたらよく燃えそうな香りがした。
まずはゆっくり飲もうと思い
きちんと氷を入れて1時間ぐらいかけて飲み干した。いつもより声が大きくなり大胆になっているように思う。そうそうこれこれ、お酒を飲むならご陽気にならないと。

その先にいきたい。
そう思い二本目を取り出した。
半分ぐらい飲んだところで氷が全部溶けた。
追加しようと思って席をたった。
『おえっ』
ちょっとえずいた。
でも、あと半分だしせっかくだから飲んじゃおうと思った。
この時、着実に仕留められはじめていた事に今なら気付ける。
でもこのときはただ再会を楽しんでいた。

二本目を飲み切ったとき。
完全に仕留められていた。
焼酎に手を出していた。
最初はきちんと氷をいれて水割りで。
二杯目からはロックで。
氷が溶けてからは、席を立つのが面倒でどうやらほぼストレートで飲んでいたらしい。

楽しい飲み会は深夜2時まで続いた。
とても楽しい気分で眠りについた。

朝7時。
その時がきた。

猛烈な吐き気で目覚める。

これはやばい、一歩足を踏み出す衝撃だけで吐きそう。
慌てて猫のウンチ用袋に手を伸ばした。
吐く時の匂いや味でさらに吐いてしまうので、吐くときは必ずお風呂でシャワーうがいをしながらと決めている。
悲しいわけじゃないのに、おえーっにつられて涙が溢れる。
懐かしい痛みを感じた。
ほとんどつまみを食べずに飲んでたので(それもよくない)汁だけが出た。
一通り山を越えて布団に戻った。
おえーっの声がデカ過ぎで喉を痛めた。
蜂蜜をなめておいた。

11時。
腹痛で目が覚める。
知ってんだ。あたい。
大きいほうを出すと二日酔いもかなり落ち着くって。
嬉々としてトイレにむかう。
ウンチ用袋も持ちながら。
出し切ったとき、今度はまた上からこみ上げてきた。
急いで風呂場に向かう。
また潤いだけが出て行った。

こんな事をもう1ターン繰り返し
今、わっちは卵雑炊を食べている。

無事の帰還です。
いやあ、久しぶりの火遊びだった。
ちゃんと酔っ払って土曜日の日中をほぼ横になって過ごしたのがとても新鮮だった。
この仕事始めてからとにかく体調管理に気を使っているので、一日中布団で療養するということもほとんどなくなっていた。
なんか昔はこの時間になってもまだ天井がグルグル回ってるような酔い方をしていたけど、そこまでは行かなくて良かった。
あらためて、肉体が健康な事はとても幸せなんだと感じる事ができた。
もう当分やらなくて良いや。

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