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休職中の自己&他者分析。「◯◯が辛い」と相談する人にたいして「俺も・私もそうだったよ」と返す人について考えてみた。


最近適応障害で休職した23卒です。

適応障害で休職する前から「会社の◯◯とか◯◯が辛くて~」みたいな話をいろんな人にしていました。
その相談(愚痴大会)に対して「それは辛いね」「もっとこうしたら楽になるかもね」などと同情または解決策を提示してくれる人が少なからずいました。
それらの言葉は純粋に嬉しいなと思いながら受け取っていました。
解決策についての多くは、私の状況や願望は聞き取らず一般論しか返ってきませんでしたが(「それでも3年は会社にいた方がいい」など)。
それでも、一般的にはそうだよなあ、と再認識できたのでありがたかったです。

一方、相談した半数以上のみなさんはこう言いました。
「僕も・私もそうだったなあ」
「どこもみんなそうだよ」
「逃げずに立ち向かうことで今の私があるから君も頑張りなよ」
私はこれらの意見に「そうですよね~」と返答しつつ全く共感できていませんでした。

なぜ共感できなかったのか、いろいろ考えた結果としては、
「僕も・私もそうだったなあ」
など自分の経験に基づいて共感している感じの返答している人は、私の相談の中の「自分に当てはまる部分」しか見ていないのだと思います。

具体的に言うと、私は多くの人への相談内容として、
①入社して2週間で同じ部署の上司が4人中3人辞めた
②その皺寄せで数百万~数千万単位の事業を研修もなくメインで担当することになった
③同部署の上司は他の部署から召集された事業を回す経験のない人しかいないので相談しても解決策は見いだされないことが多かった
④会社の経営状態が悪く、立替金が入社後一度も返ってこない、給与が給料日通り入ってこない、社保が給与から引かれているのに納付されていない
⑤外部への支払いの遅れや会社内部のゴタゴタによる外部への被害を私が謝罪することもあった
⑥オーバーワークでもうタスクが回しきれていないとSOSを出していたが特に改善されていない
⑦そもそも雇用契約書をもらっていない
⑧純粋に仕事ができなくて上司に何度も怒られた
⑨会議室から他の社員への怒号が定期的に聞こえてくる
などを話していました。

それに対して「僕も・私もそうだったなあ」って言う大人ってどれくらいですか? そんなにみんな揃いも揃って上司が辞めて立替金も返ってこなくてオーバーワークで新卒入社後に即事業回せって言われたことあるの? そんなことある? 

という疑問を浮かべながら、相談させていただいたみなさんの「僕も・私もそうだったなあ」を聞いていたのですが、その人のエピソードをよくよく聞いてみると、どうやら私の話の一部に対して共感しているだけのようでした。

例を言うと、よくよく聞いてみるとある男性は新卒入社後、広告代理店の営業のためとにかく休みがなく、休日はへとへとになって自分で爪も切れなかったとのこと。また、上司にめちゃくちゃ怒られており、いわゆる昭和の体育会系で厳しい環境だったらしいです。
それは私の苦しみでいうと、
⑥オーバーワークでもうタスクが回しきれていないとSOSを出していたが特に改善されていない
⑧純粋に仕事ができなくて上司に何度も怒られた
に相当します。
この人は⑥と⑧の部分に「俺もそうだった」と言っているだけで、雇用契約書はもらっているし立替金もその月にちゃんと返ってきているわけです。

また、他の男性には同じ話をしたときに「どこもそういうことはある」と言われました。 
よくよく聞いてみると、どこも人が足りないから突然部署の人数を減らされたり、その業務の経験がない上司と新卒同等の若い子がコンビを組まされたりするとのことでした。
これは、
①入社して2週間で同じ部署の上司が4人中3人辞めた
③同部署の上司は他の部署から召集された事業を回す経験のない人しかいないので相談しても解決策は見いだされないことが多かった
に当てはまります。

このように、私の境遇全てに合致して「そうだった」「どこもそうだ」と言っている人はほとんどいなかったです。
①から⑧をフルコンボで同時に達成している私の気持ちを理解して「それは甘えじゃない、逃げじゃない、会社を辞めた方がいい」という人はほぼいないです。
会社辞めた方がいいとは無責任に言えないと思いますが、逃げる決断をした人に「逃げるな」という資格がある人間は、年上であることや社会人経験の豊富さ、社会的地位には関係ないような気がします。

また、苦しみの渦中にいる人は正常な判断ができない状況にいるので、そういった人のアドバイスは「逃げるな」以外に特になかったです。

さらに言うと、①から⑧のどれとどれなら耐えられるけど、この組み合わせは耐えられないだろう。というのも私のなかで見えてきました。
少なくとも④、⑤、⑦がある会社はむりです。
本音をいうと①と⑧も精神的にきついです。
④、⑤、⑥は組み合わさるときついです。⑥だけなら、時が解決すると信じて頑張れるかもしれません。
⑥と⑧は組み合わさることが多いですが、しんどいです。励ましてくれる人が社内にいれば頑張れるかもしれません。

こうやって分析していくと、自分が許せないもの、他人の言うことのどこは受け取りどこは受け流せばいいか、見えてくるような気がします。
今月は自己分析をもう少し頑張ってみたいと思います。


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