指す将順位戦3回戦 あかつきさん戦

 対局が10局目まで終わっているのにとんでもないスローペースで進んでいる自戦記はここで3局目。このペースだと指す将7期の閉幕どころか年末、もっと言えば年度末にすら終わりません。どうなっているんでしょうか。
 そんなところで今回は3回戦を振り返ります。相手はあかつきさんで、これまでの3期すべて私と同じA1で、戦績は1勝1敗です(1回当たらない期があった)。戦績こそ互角なものの前期は苦しい序盤から執念で捲っての勝ち(ちなみにこの対局で負けていると降級だった)、最初に当たったときは大捌きでボコボコにされての負けだったのでどちらかと言えば嫌な相手だと思っていました。ちなみに今回も局面図は自分の側が手前に来るように先後逆です。

対局が始まり、戦型は▲三間飛車vs△居飛車穴熊になりました。序盤は若干失敗してしまいましたが、なんとか捌き合いに持ち込んで厳密にはやや苦しいものの勝ちやすさで実戦的には互角かなというのが下図。

△7九飛まで

先に香を取られており、振り飛車だけ桂を7七に逃げることができるので自信はなかったですが、穴熊の玉が遠いのが心強いところです。ここから▲7七桂△9九飛成▲9三竜△7九竜▲7八歩△6八歩と進んだのが下図。

△6八歩まで

先手は駒得を主張にするため左桂を大事にする指し方をしてきましたが、図の△6八歩が地味ながら激痛。この歩が数手後には金駒と交換になるので、逆に居飛車が駒得になります。ここで形勢が好転したと感じました。以下は穴熊の遠さを活かした寄せ合いに持ち込み、最終的には分かりやすく一手勝つことができました。

本局は序盤こそ失敗気味だったものの全体的には穴熊の堅さ、遠さが活きる内容にすることができました。毎回こうやって対振り勝ちてぇなぁ~~~~

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