見出し画像

Universal Audio UAD Spark レビュー

はい、どうも。
Yugenです。

Universal Audioからサブスクで出しているUAD Sparkを使用してから1年が過ぎました。
Native環境で動作するプラグインです。

初めはUniversal AudioのプラグインはUAD-2やApolloなどのDSPハードウェア、オーディオインターフェイスがないと使えない、という敷居の高いプラグインの印象でした。

「UAD-2、高すぎて買えないわw」
「オーディオインターフェイスは他社製品でUADプラグインが使いたい!(贅沢)」

って方は敷居がすごく下がった様に感じますね。
俺はRME Fireface UCを使ってUAD Sparkを使っている身でございます。

ちなみにサブスクです。
19.99米ドルで、日本円で2700円ぐらいかと(2023.4.14現在)。

ちなみにUAD Sparkでは全てのUADプラグインが使えるわけでは無い事です。
一部はまだUAD Sparkではリリースされていないので、一部のUADプラグインが使用できる感じになっています。

代用出来るものは…後述で俺がおすすめと所有しているもので代用しています。

そして、UAD Sparkは14日間、無料でお試しいただけます。
オーディオインターフェイスのVoltを所持している方は30日間、無料でお試しいただけます。

Octo Coreで15万ぐらいかかって、容量が少ないQuad Coreで10万だから安くはないです。
好きなプラグインを初期からカスタムできるOcto Customなんて20万ぐらいですからね。
敷居が高すぎる。
そしてUSBに挿す場所が増えて仕方がない…。

バンドの元メンバーもUAD-2を所持していて、「これ欲しいな」とずっと前から思っていましたが、昨年UAD Sparkが出た時はテンション爆上がりしたものです。
やっとNative環境で使えるぜぇ!って。

DSPとNativeでサウンドに微々たる差はあるらしいですが、俺自身はNative環境でも満足してます。
ただ実際に使って思うのですが、基本的に使っているのがNeve 1073、Urei 1176 LNと意外と少ない…笑

Neve 1073。


Urei 1176 LN。

Neve 1073はギターに、Urei 1176 LNはギター、ボーカル、ドラムのパラレルコンプ(AuxトラックのWETで)で使用していますが、かなり上品に仕上がります。

俺にとってはこの二つは凄く好みで使っていますが、最近はPC、Mac共に性能が爆上がりしていますし(特にApple Silicon)、わざわざDSPに依存しないでもいいのかな、と思いましたね。
昔はlexicon 224も使っていましたが、最近はあんまりって感じ。
API 2500はバスコンプでたまに使いますね。


lexicon 224。


API 2500。

lexiconのリバーブに関しては最近では、
Relab Development社のLX480 Essentialを使用しています。
主にボーカル用リバーブとして使っています。
ぶっちゃけ480の方が好きかもしれない。

多分こちらはいつかDual-Engine Reverb V4にアプデすると思いますが、下位バージョンでも奥行きのあるいい感じのリバーブに仕上がるので個人的にかなりおすすめ。

上位版は高いですが乗り換えする価値は十分ありそう。
ブラックフライデーで乗り換えてもいいかもレベル。

という様にUADに代わるプラグインも増えてきている印象で、最近ではPlugin Allianceのプラグインも結構使ってます。
iZotope、Slate Digital、Solid State Logic(本家)、A.O.M.Audioなど、Nativeでも使えるプラグインがかなり増えていますからね…。

例えるならば、UAD-2にはManley Muのモデリングプラグインが出ていますが、UAD Sparkではまだ出ていません。
しかし現時点ではPulsar AudioのMuで代用出来るし(音質は本家やUADとはキャラが違うが)、こちらも十分に太く温かみのある音質になりますね。
こちらもおすすめですね。

SSL CompもUAD-2ではありますが、UAD Sparkではないので、今はWaves SSL G-Master Bus Compressorで代用。
こちらはWavesのキャラが強調されてる印象ですが、2mixを綺麗に纏めてくれます。
とりあえず2mixのバスコンプに迷ったらSSL Compを挿しておけば間違いないですね。
特にMetal系、EDM系の様な激しさの強い楽曲はマストアイテムになるかなと思います。

ぶっちゃけSSL 4000 Collectionで買った方がお得感がある気がしてならない。
おまけ程度ではあるんですが、チャンネルストリップも使える様になるので…笑

話を戻しまして、今後もUAD SparkでSSL Compがリリースされる予定がないのであれば…
こちらも考え中。

こちらはSolid State Logic本家のSSL Comp。
本家だからこそ信頼感半端ない。
試した事はないが安定感がグッと増しそう。
たまにセールで安くなる場合があるので、狙うのもいいかも知れない。

こういう感じで、UADに代わるプラグインを探していけば、代用できるプラグインはいくらでもあるってだけの話なので。
ただ、Neve 1073やUrei 1176に代わるプラグインは現時点ではないなという印象です。

ただ、プラグインとしての質はかなり優秀なので、Mixを生業にしている方にとっては欠かせないマストアイテムになるのは間違いないです。

高額DSPを買うか、
Native環境でサブスクを取るか、
この2択だけど俺は現時点では後者です。
なるべくPC周りをコンパクトにしていきたいだけなんですけどね。

これが皆様の参考になれば幸いです。
それではまた次回!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?