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Wavesプラグインは果たして今の時代に使えるか

はい、どうもYugenです。
皆様の疑問について切り込んでいこうかと。

それは…Wavesについて。
一昔前はレコーディングスタジオ御用達だったし、今のUADみたいにDSPを使って動作をしていましたね。
そしてPC、Macの性能は最新のiPhoneよりも下のスペック…。
WavesといえばMercuryが高すぎる(当時は100万、現在30万でそれでも高いがw)
今はUAD-2(今となっては微妙な立ち位置w)がハードルが高かった感じですが、90年代から00年代にかけてはWavesのSoundGridというDSPが主流でしたので、こちらのハードルがすごく高かったという。

Wavesといえば2023年3月27日に永続ライセンス販売をやめて、完全にサブスクに移行するとか大騒ぎになっていましたが、4月3日に結局サブスクは継続の永続ライセンス販売再開だそうですね。
それでもまだ使いそうなプラグインがあるので勘弁して欲しい…。

Wavesバンドルはたくさんありすぎますが、
プレミアムバンドルのみを紹介します。
下位バンドルから紹介です。
Waves初心者はここから選びましょう。

・Silver
16種類のプラグインが収録。
最安価だけど収録プラグインだけで簡易Mix出来るかは微妙。
それなら頑張ってGold買った方がいいかも。

・Gold
Silverに収録されているのを含めて42種類。
初心者でも簡易Mix、Mastering出来るぐらいにプラグインがあるのでオススメ!

・Platinum
Silver、Goldに収録されてるの含めて54種類。
ここでRenaissanceシリーズは全て揃います。
ただ、これでもいいがどうせならDiamondかHorizonを買った方がいいかも知れない。

・Diamond
Silver、Gold、Platinumに収録されてるのを含めて69種類。
後述のHorizonとは対照的にノイズ除去系プラグインはあるが、アナログモデリング系プラグインは収録されていない。

・Horizon
Silver、Gold、Platinumに収録されているのを含めて76種類。
こちらは前述のDiamondとは対照的にアナログモデリング系プラグイン等役に立つプラグインがあるが、ノイズ除去プラグインはない。
俺のオススメはこれ買ってノイズ処理としてiZotopeのRX 10 Standardを購入するプランがオススメ!

・Mercury
ほぼ全てのプラグインが入っている万能バンドルで170種類以上。
一昔前は100万円超えだった。
だが現在でも30万近くと高すぎる。
他社のプラグインが良質なプラグインを出している中で、わざわざ選択する理由はない様に感じる。
Wavesのプラグインが好きな方、DTMを仕事にしている猛者は持っていても無駄ではないかな。
だいたいのレコーディングスタジオはWavesのバンドルがMercury率が高い印象。

こんな感じ!

他にもアナログモデルバンドル、シグネチャーシリーズバンドル、マスタリングバンドル等、プレミアムバンドルに収録されていないプラグインもありますが、Mixのレベルが上達してから考えても遅くはないので、ここでは紹介はしません。

そして俺が所有しているのは…
・Horizon
・SSL 4000 Collection
・Scheps73
・Clarity Vx
・CR8
・COSMOS

です。
WavesはGoldから入り後にHorizonにアプデしました。
しかし、殆どのプラグインは使用していませんね。
なのでMercuryにアプデする事はないかも知れない。
その中で今でも使用しているのが…
・RBass
・RDeEsser
・SSL G-Master Bus Compressor
・SSL 4000 E
・Submarine
・PuigTec MEQ-5
・Vocal Rider
・Bass Rider
・H-Delay
・Doubler

ぐらいしかないという…。
他の方と比べて割と使ってる方かはわかりません。
昔はScheps73を使っていましたが、今はUAD SparkのNeve 1073に取って代わられました。
CLA-76も同じくUAD SparkのUrei 1176 LNに取って代わられています。

おそらくですが、SSL G-Master Bus Comporsorは、UADのSSL Compか本家のSSL Compに株を奪われそうだし、SSL 4000 EもPlugin AllianceのSSL 4000 Eを導入したらそちらに移るでしょう。
まだ買うかはわかりませんけどね。

PuigTec EQsは、
UAD SparkのPultec Passive EQ、
またはAVIDのPultec EQP-1Aと併用中。
多分これもUAD Sparkに株を奪われるでしょう。

昔DAWを立ち上げて曲を作っていた時は、Wavesのアンプシミュレーター、GTR3も使っていましたが、今はGuitar Pro 8に株を奪われてしまったw
更にはGuitar Pro 8でTABも作れるし、このフレーズどうやって弾いてたっけ?ってなるのが少ないので、あちらのが効率が素晴らしいです。
ギターだけの軽いデモ制作は現在はGuitar Pro 8でやっております。

俺自身Waves離れしてるんじゃね?って印象もありますが、
未だに使ってる、そして末長く使えそうなプラグインはあります。
RBass、Submarineはベースやキックで低域を稼ぐ為に使ってますが、これらは素晴らしいです。

こちらの二つはバンドサウンドだとベースに挿す場合が多めです。
これらは現時点では代えが効かないエンハンサーだと思います。
いい感じにローの倍音が上がっていきます。
Renaissance Bassがモダンな仕上がりに、Submarineがクリアでパンチのあるローに仕上がるイメージですかね。

ロック、メタル、メタルコア、ジェントの様な激しいジャンル(使用するのは主にキックやベース)、EDMやhip-hopの様なローが強いジャンルで使うとかなり効果的なんじゃないでしょうか。

また、歌ってみたMixではボーカルの全体的な音量調整でVocal Riderは使うし、ベースの音量調整でBass Riderは使います。
これを使えばDAWのオートメーションなしで、サクッと自動でフェーダーが調整ができるので…。
歌ってみたMixをやられている方、やりたい方はVocal Riderがあると便利です。

絶対に外せないプラグインは、H-Delay。
これはMixする際には絶対に欠かせません!
現時点ではディレイプラグインはこれに代わるものはないかな。
つまみは必要最低限ですが、オケに馴染むディレイから音作りのディレイまで幅広くいけます。
目的がはっきりしていれば末長く使えるディレイプラグインだと思う。
ただ、アナログスイッチはオフにした方が吉です。

音に広がりを持たせると言う意味ではたまにDoublerも使っています。
自然にダブル効果が生まれます。

未だに意識して使っているWavesプラグインは、この6点だけですかね。

DoublerはSilverから、
Renaissance Bass、H-DelayはGoldから、
SubmarineはPlatinumから使用できます。
ちなみにVocal RiderとBass RiderはHorizonにあってDiamondにはありません。

あとCR8もたまに使います。
収録バンドルはないので単品購入になってしまいますが、こちらも好きです。

こちらはサンプラーです。
今まではNative Instruments社のBattery 4を使用していましたが、異常なまでにサンプル音源を探すのが面倒臭かったし、読み込みも果てしなく遅かったので使いづらかったです。
これに加えて、無料で音素材をAIで管理できるCosmosを使い、こちらから素材を探し、そこからCR8にドラッグ&ドロップ。

COSMOSは近未来的なUIに加えて、素材も検索しやすくなってます。
これらを使ってからはBattery 4がいらなくなりました。
サンプラーとしてはXLN AudioのXOとの2強になる感じだと思う。

CR8は一昔前にインスト制作をしたのですが、こちらのInst制作で活躍しました。

1個1個、個別で立ち上げて作りました。
スネア、キック、ハット、シンバルみたいにトラックを別々に立ち上げて、更には効果音も入れてた気がする。
この様に打ち込みメインで作曲をされる方はCR8の導入をオススメします。
無料のCOSMOSもあると捗ります。

Wavesプラグインを買うならばGoldかHorizonがオススメです。
GoldはガチのDTM初心者にオススメで、これからMixを始める方はここから始めるのがベターです。
最安価のSilverはMixをする際に何か物足りない印象なので…。
必要最低限のプラグインはGoldにきちんとあります。
Goldのプラグインだけで簡易でMix、Masteringまではいけるはずです。

HorizonはGoldからアップグレードして、更にMixを追い込みたい方にオススメ。
Diamondでもいいとは思います(ノイズ除去プラグインがあるので)。
Horizonはノイズ除去系プラグインがない代わりにCLA-76の様なアナログモデリング系プラグイン、Vocal Rider、Bass Riderが入っています。

俺個人のオススメですが、Diamondを購入するよりHorizonを選んで、ノイズ除去はiZotopeのRX 10 Standardで解決。
RX 10 Advancedは映像編集等もしない限りは必要ないと思うので、我々DTMerはStandardで大丈夫です。

この様な感じでやっていけば後悔のないバンドル選びが出来るんじゃないかなと思っています。

Wavesプラグインが大好き、Mixを仕事でしている猛者の方はMercuryも導入されてもいいかと。
ほぼ全てのプラグインが収録されています。

Wavesはオワコンとは言われてはいますが、個人的にはオワコンと言えるほどではないかなとは思っています。
ただ、使わない化石プラグインがたくさんあるのも事実ではある。

俺が紹介してきたプラグインの様に、代えが効かないし何より使い勝手が素晴らしいプラグインもあるので、オワコンと言うのは早いんじゃないか?
っていうのが俺の意見です。

おそらくWaves離れは出来ないと思います。
Waves自体、持っておいて損はないプラグインですからね。
ただ、現状は新たに購入する事はないんじゃないかな?
とは思います。
とはいえWavesさん、頑張って欲しい。

それでは!

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