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フィットボクシング2の話【&リングフィットとの比較】

皆さまこんばんは、弓削彼方です。
今日は先日購入したフィットボクシング2の話と、その前に流行ったリングフィットアドベンチャーとの比較のお話です。
今回は長い話になりますので、タイトルで話題を分けてあります。

1.どんなゲーム?

半分がシャドーボクシング、もう半分が音ゲーみたいな感じです。
プロのボクサーを目指す人が、鏡に向かってフォームを確認しながら練習するのがシャドーボクシングですが、これがベースになっています。
ただ、別にプロを目指すわけでも無い我々がこれをやる意味はありません。
そこで音楽を付け、タイミングよくパンチをすれば得点が入り、おまけに可愛い(イケメン)トレーナーさんが動きのお手本を見せてくれるゲームになったのが、このフィットボクシング2です。
当然ゲームですので、プロのボクサーを目指すためにこれをやるわけではなく、ダイエットや運動不足の解消のために体を楽しく動かすのが目的です。


2.トレーナーさんについて

全部で9人のトレーナーさんが指導してくれます。
どのトレーナーでも(見た目以外の)能力差はなく、誰でも同じように指導してお手本になってくれます。
運動中にはトレーナーが褒めてくれるので、同じ運動量のジョギングを一人で黙々とやるよりはモチベも上がり楽しめます。
私のお気に入りのトレーナーはカレンと言う女性ですが、男性トレーナーの声には大塚明夫さん(ゲームなどで強キャラを演じることが多い)が居ますので、この声に励まされながら体を動かすと強くなった気がします。
ゲームを進めると、衣装をプレゼント(?)して見た目を少し変えることが出来るので、楽しみの一つになると思います。

カレン


3.実際の運動について

最初はパンチ(ストレートやフック)が中心ですが、数日プレイするとその場で身をかがめて相手のパンチを回避する動作が追加され、さらに進めると左右前後に移動するステップもやるようになります。
ですので、意外と体全体を使った運動をすることになります。
いくつかの動作を組み合わせたコースが用意されており、例えばジャブとストレートだけを繰り返す運動、ジャブ・ストレート・フックに回避も含めた運動など沢山の種類があります。
同じようなコースで大体3分版と6分版が用意されていますが、お好みで「しっかり」のオプションを追加すると10分以上運動し続けるコースに格上げされます。

トレーナーさんに運動メニューをお任せするデイリーコースもあり、例えば「ダイエット目的」「1日30分程度」と言う風に指定すると、上に挙げたコースからいくつか選んで組み合わせてその日のメニューを決めてくれ、目的に合った運動をすぐに始められるようになっています。
また、自分が練習したい動きだけをとことんやるフリーコースもあります。


4.運動の判定について

大事な部分ですが、このゲームはジョイコンを左右の手に持って動き、その動きをジョイコンが感知して動いた・動かなかった、タイミングが合った・合わなかったを判定しています。
システム上仕方のないことだと思いますが、判定が甘いので、アッパーの動きの時に間違ってストレートを打っても、ジョイコンが動けばヒット判定が出ます。
回避行動は体全体を動かしますが、ジョイコンだけ動かせばしっかり動いた判定が出てしまいますので、言ってしまえばズルが出来る状態です。
そこは自分自身に嘘をつくのかと言う話と、例えば足首を痛めて移動はできない時に、その日のその動きだけはジョイコンだけを動かして代用すると言う活用になるかの判断だと思います。
先に発売したリングフィットも、怪我や障害などの理由でどうしてもできない動きがある場合用に、配慮があったと記憶しています。

5.実際プレイしてみてどうだった?

楽しいの一言に尽きます
目の前でお気に入りのトレーナーさんが、自分を励ましながら、マンツーマンでお手本を見せながら運動させてくれるのです。
ありがとうございます!の言葉しか出て来ません。
実は先にリングフィットをプレイしていので、「リングほどは辛くないでしょ?」と甘く見ていましたが、じっくり取り組むと意外ときつく、汗もしっかり出ますし、カロリーも消費していますし、翌日に筋肉痛で苦しむこともあります。
ですので、運動不足解消でもダイエット目的でも、またしっかり鍛えたいなと思う方にも十分に満足できるゲームだと思います。


6.リングフィットアドベンチャーとの違い

リングフィットの方はストーリーがあり、ボスのドラゴを追いかける過程で走ったり、途中で敵が出て来てフィットスキル(運動)で戦うと言うものでした。
それに対してフィットボクシング2では、残念ながらストーリーと呼べるものはありません
男性トレーナーの声優に石田彰さん(黒幕・裏切りキャラを演じることが多い)が居たので、闇のフィットボクシング界を牛耳る黒幕かなとも思いましたが、そう言うストーリーは展開されませんでした。

運動についても明確な違いがあります。
どちらも体全体を使う点では違いはありませんが、リングフィットの方はヨガの動きもあるものの、やはり筋肉トレーニングがベースにあります。
リングを押し引きすることで腕力を鍛えたり、腹筋や背筋を鍛えたりするものが多くあります。
自分でフィットスキルを選べるのもあり、腕や足など特定の部位にトレーニングを集中させることも可能です。
一方フィットボクシングの方は、体全体を動かすことに主眼が置かれているようです。
序盤の各動きの練習のコースが終わると、パンチ・その場で回避・移動回避の動きが混在するコースが増え、「パンチだけを練習する」とか「回避だけを練習する」と言うよりは、体全体を使ってまんべんなく動くようになります。
運動した結果として筋肉も鍛えられるとも思いますが、体を動かして気持ちよく汗をかき、カロリーを消費することに主眼が置かれていると言えるでしょう。


7.これで痩せられる?

皆さまが一番気になる点だと思うので、一言だけ。
私は夏ごろから少しだけ食事を減らして、月に1キロぐらいずつ体重を落としてきました。
今もそれを続けているので、必ずしもフィットボクシングの成果だけではありませんが、この一週間で1キロ体重が減りました
この効果もずっと続くわけではありませんが、今まで運動不足だったり、ダイエットのために体を動かそうと言うつもりで買うなら、最初の数キロ分はこのフィットボクシングの効果が十分にあると思います。


8.まとめ

このゲーム買いか?と問われれば、まだ他のフィット系(※1)のゲームを持っていないなら買いです。
ゲームで遊びながらしっかり体を鍛える!!とまではいかなくても、楽しみながら運動不足を解消したい!を目的にするなら十分に活用できます。
少しでも「家の中で運動したいと思ってた」とか、「この記事で少し興味が湧いた」と言う方が居れば、体験版もありますので、ぜひ一度お試しになってください。
フィットボクシング2で遊びながら健康的に汗をかき、あわよくば少しダイエットもしてみましょう!!

※1 リングフィットやフィンクホームフィット、Wiiフィットなど





・おまけの話
古のオタクの話になりますが、二十年ほど前にオタクの体が引き締まっている時期がありました。
そう、あのダンスダンスレボリューション(DDR)が流行った時期です。
あのゲームがオタクの必須科目になったおかげで、オタクは動き、汗を流し、カロリーを消費して程よく引き締まった体を手にしていました。
このフィットボクシング2はかつてのそれを思い出させてくれ、気持ちのよい汗をかかせてくれるゲームでしたので、大変気に入りました。

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