うちのお父さん①

2017年11年のある日、父が倒れた。

「お父さんが倒れて動けないんだけど、救急車呼んだほうがいいかな」と困った声で母から電話。

母より大きな父を起こすことは無理だろうし、運転もしない母にとってはどう考えても救急車一択だろう、ということで救急車を呼んでもらうことに。

3時間後くらいに、実家近くの病院で合流。父は意識はあるが、受け答えがトンチンカンな状態。呼吸器系の問題があるらしいが、救急搬送された病院には呼吸器内科がないため、転送先を探してもらい、近隣の市へいくことに。人生初の救急車に乗り25キロくらい移動した。

座れない人を運ぶ、という困難を初めて実感。救急車に本当に感謝。

転院先でも、目をカッと開いたまま、横になったまま動かない。点滴して少し話せるようになり、先生がお名前は?と聞いたところ、妻または母の名前を言うというトンチンカンぶり。これはやばい状況なのではないか、だいぶ心配になった。

が、本当に大変だったのはこの後だった。

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