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知って得する「給与明細」の見方

会社員の場合、税金や社会保険の計算を

会社が代わりにやってくれるため、


ほとんどの人が何パーセント

引かれているのか知らないでいます。


自分がいくら支払っているのかを

考えてみましょう。


「みなさんが月収はいくらですか?」

と聞かれたとき、

「総支払額」や「支給合計」に

記載された額面を答えます。



この額面金額から

税金、社会保険料などを

差し引いた額が支給されます。


会社によって、組合費、グループ保険、

財形貯蓄などを差し引かれることも

あります。


これらを全部差し引いた残りが

手取り額です。

社会保険料


■健康保険

本人や家族が病気や怪我をした時に、

医療費の(70歳未満は3割)負担


1か月の治療費が高額になる場合は

自己負担額とする制度です。


健康保険保険料は、4〜6月の給料を

もとに算出した「標準報酬月額」を


基準に、一定の保険料率をかけます。

会社が半分負担します。


■公的介護保険

40歳以上になると

公的介護保険への加入が

義務づけられます。


■厚生年金

厚生年金は、会社員が加入する

公的年金制度です。

これも会社が半分負担します。


■雇用保険

会社を退職したり、会社が倒産した時に

生活の安定を図るために加入します。


一定期間「失業給付金」がもらえたり

資格取得のために「教育給付金」

の制度があります。


その月の賃金総額の0.6%が給料から

引かれます。


■労災保険

通勤途中や就業時間中に

怪我や病気、障害や死亡した場合に

支払われる保険です。

税金

■所得税


所得税の税額は、年収の多い人ほど

負担が増える「累進課税方式」です。


毎月の給料で天引きされる所得税は

概算で年末に正確な税額を計算して

年末調整を行います。


■住民税


自分が住んでいる

都道府県・市町村に

納める税金です。


前年度の収入に対して

一律10%課税されます。


ですから、

入社1年目は課税されません。

給与明細は2年保存


確定申告や失業給付金の申請、

厚生年金の確認のために必要なため

2年間は保管します。


まとめ


給与明細の見方がわかれば、

普段、意識しない税金や社会保険のこと


お金とどのように向き合うかの

ヒントがあります。


自分にあった貯蓄法や節税法を

見つけてくださいね。


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