【白石優雅】FX入門知識レッスン4

注文方法 -応用編-

前回3つの注文方法を学びましたが今回は続編として新たに2つの注文方法を学習します。


米ドル/円レートが100円です。「99円に下がったら又は101円に上がったら買う」という二つの注文を同時に出せるのをOCO (オーシーオー)注文と言います。

OCOは[One Cancel Other]の略でこの英語の意味が表すように一つの注文が約定するともう片方の注文が取消となるのが、このOCO注文の特徴です。

もう一つ米ドル/円通貨を「100円で買って101円で売る」という指値注文と決済注文の二つを同時に発注できる注文方法をIFD(イフダン)注文と言います。


ではOCO注文とIFD注文についてさらに詳しく見ていきましょう。

OCO注文

先ずはOCO注文からです。実際の取引でどのように使えるか見ていきますよ。
米ドル/円レートが100円です。でももう少し下がってから買いたいという思いとトレンドが発生した後に買いたいという二つの想いがあるとしましょう。そんな時にOCO注文を活用することができます。指値注文を99円逆指値注文を101円で発注すれば二つの想いを乗せたOCO注文が出来上がります。

このケースで、99円の指値注文は「逆張り注文」とも言います。逆張りとは、将来的に上がるのを見越して買う注文、又はその逆で将来的に下がるのを見越して売る注文を言います。
また101円での買い注文は「順張り注文」と呼ばれていてトレンドに乗った売買を指しています。上向きトレンドで買い下向きトレンドで売り。この順張り注文はFX初心者が最初にマスターすべき注文ですのでしっかり自分のものにして下さいね。


IFD注文

IFD注文の活用方法ですがあまり取引画面を見る暇がない人にとても向いている注文方法なんですよ。IFD注文は指値注文と決済注文の2つを同時に発注できる注文ですが例えば米ドル/円レートが100円の時に買って(指値注文)101円になったら売る(決済注文)というように注文できます。

成行注文でポジションを取った場合には指値注文で利益確定ポイントを逆指値注文で損切り注文を出すという使い方もできます。
実はデイトレーダーの中にはこの使用方法をする方が非常に多くいます。
ポジションをとるのはタイミングを見計らって1,2銭のずれもタイミングを見るけど後は自動注文に任せて刻一刻と動く利益もしくは損失で心変わりをしないようにするように考える人もいるようですね。
取引画面を見ていなくても指定のレートに達すると新規・決済注文をしておいてくれるのでいつのまにか利益が増えた~ということもあるんですよ。忙しい方にはとても便利な注文方法ですからしっかりマスターして下さい。


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