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エッセイ

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#小説

( 引用 )柴崎友香 『虹色と幸運』

だいじょうぶじゃない、って言える相手がいるなんて、きっととてもしあわせなことなんだろうな…

ふゆ
1年前
17

( 引用 )瀬尾まいこ『温室デイズ』

嫌なやつだなあ。本や映画の感想を意気揚々と話す人間はろくなやつがいない。

ふゆ
1年前
13

( 引用 )多和田葉子『雪の練習生』

「寒い」という形容詞は美しい。寒さを得るためなら、どんな犠牲を払ったっていいとさえ思う。…

ふゆ
1年前
8

( 引用 ) 小池真理子「猫壺」

肉体以外にほしいものがないからといって、それは責められることなのだろうか。肉体はそれほど…

ふゆ
1年前
1

( 引用 ) 住野よる『麦本三歩の好きなもの』#03

リモコンを手に取りテレビに向けると、画面の向こうではインタビューを受ける小学生が大好きな…

ふゆ
1年前
3

( 引用 ) 住野よる『麦本三歩の好きなもの』#02

不器用ながらも化粧を終えて、テレビに目をやるとまだいつもの家を出る時間まで七分もあった。…

ふゆ
1年前
6

( 引用 ) 住野よる『麦本三歩の好きなもの』#01

「…… 私、自分の顔を武器だと思ってるから。」 ( 主人公の友人の言葉 )

( 引用 ) 福田和代 「捨ててもらっていいですか?」

捨てられないものが増えていく。そして人生が終わる時、最後まで自分では捨てられなかったもの…

ふゆ
1年前
6

( 引用 ) 長嶋有 「ルーティーンズ」

「なにかがすごく出来ないというのは、それをすごくできるのと同じような痛快さがある。」

ふゆ
1年前
5

( 引用 ) 長嶋有 「願いのコリブリ、ロレックス」

「 聞いたときには、それを言った人の願いだったのが、聞いてからは自分の願いになるというこ…

ふゆ
1年前
13

( 引用 ) 川上弘美 『水声』

「ママの言っていることは、当時よく理解できなかったけれど、なんとなく、ママがわざとふざけ…

ふゆ
1年前
3

( 引用 ) 朝井リョウ 「立て! 金次郎」

子どもは、敏感だ。大人が思っているよりも、人のことを見ているし、空気も読むし気も遣う。大…

ふゆ
1年前
1

( 引用 ) 山崎ナオコーラ 『ここに消えない会話がある』

「人々の小さな営みは蛆虫のように温かい。」

ふゆ
1年前
11

( 引用 ) 原田マハ 『楽園のカンヴァス』

 傑作というものは、すべてが相当な醜さを持って生まれてくる。  この醜さは、新しいことを新しい方法で表現するために、創造者が闘った証しなのだ。  美を突き放した醜さ、それこそが新しい芸術に許された「新しい美」。それが、ピカソの結論でした。