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エッセイ

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#読書

( 引用 )柴崎友香 『虹色と幸運』

だいじょうぶじゃない、って言える相手がいるなんて、きっととてもしあわせなことなんだろうな…

ふゆ
1年前
17

( 引用 )太宰治 「碧眼托鉢」

私はいつでも独りで居る。そうして、独りで居るときの私の姿が、いちばん美しいのだと信じてい…

ふゆ
1年前
16

( 引用 )瀬尾まいこ『温室デイズ』

嫌なやつだなあ。本や映画の感想を意気揚々と話す人間はろくなやつがいない。

ふゆ
1年前
13

( 引用 )多和田葉子『雪の練習生』

「寒い」という形容詞は美しい。寒さを得るためなら、どんな犠牲を払ったっていいとさえ思う。…

ふゆ
1年前
8

( 引用 )糸井重里 『生まれちゃった。』#03

失恋させてくれた人というのは、恩人のひとりなのではないか。

ふゆ
1年前
16

( 引用 ) 糸井重里『生まれちゃった。』#07

「おいしい」もいいけれど「おいしいね」はもっといい。 「あなたもよろこぶこと」が「わたし…

ふゆ
1年前
2

( 引用 ) 糸井重里 『生まれちゃった。』#05

買えないものをじっくり見たり、それについて すっごく詳しくなったりするのって若い時代の特権です。 買えないものがあることって、すごく大事な気がする。 自分のものにはなってくれない、すばらしいもの。 それが与えてくれるものって、すっごく大きいんです。

( 引用 )糸井重里『生まれちゃった。』#01

生きていくうえで、 なにより大事なことは、 名付けようのないものに 興味を持つこと。 こど…

ふゆ
1年前
5

( 引用 ) 小池真理子「猫壺」

肉体以外にほしいものがないからといって、それは責められることなのだろうか。肉体はそれほど…

ふゆ
1年前
1

( 引用 ) 住野よる『麦本三歩の好きなもの』#03

リモコンを手に取りテレビに向けると、画面の向こうではインタビューを受ける小学生が大好きな…

ふゆ
1年前
3

( 引用 ) 住野よる『麦本三歩の好きなもの』#02

不器用ながらも化粧を終えて、テレビに目をやるとまだいつもの家を出る時間まで七分もあった。…

ふゆ
1年前
6

( 引用 ) 住野よる『麦本三歩の好きなもの』#01

「…… 私、自分の顔を武器だと思ってるから。」 ( 主人公の友人の言葉 )

ふゆ
1年前
5

( 引用 ) 最果タヒ 『コンプレックス・プリズム』

愛なんてこの世にないとは言わないけれど、愛を美しいとかすばらしいとか言っちゃっているのは…

ふゆ
1年前
7

( 引用 ) 村上春樹 『猫を棄てる』

おそらく僕らはみんな、それぞれの世代の空気を吸い込み、その固有の重力を背負って生きていくしかないのだろう。そしてその枠組みの傾向の中で成長していくしかないのだろう。良い悪いではなく、それが自然の成りたちなのだ。ちょうど今の若い世代の人々が、親たちの世代の神経をこまめに苛立たせ続けているのと同じように。