ユーゴ映画 戦後50年壮大な虚構の連なり

アルバニアのバルカンつながりで、ユーゴスラヴィア映画「アンダーグラウンド」鑑賞。カンヌ・パルム・ドール受賞。第二次大戦から続く50年の歴史大河ドラマ。大戦でナチスを倒し、共産革命を成し遂げますが、地下に潜った革命戦士は戦争終結を知らされずに、そのまま地下で秘密の武器製造を続ける。なんと20年も。ナチス、共産革命、革命挫折、ユーゴ紛争、歴史の大河の中での、虚構に次ぐ虚構。何が真実だかわからなくなる。全ては幻想なんじゃないか?ナチスだって、コミュニズムだって、民族紛争だってみんなフィクションに脚色されて、悲劇を生み続けてる。そんな現実を喜劇的に描く怪物映画。音楽がこわくなってくる。アルバニアもおんなじなんだろうな。民族自決、独立、共産主義、無神論、鎖国、経済破綻、民族紛争。今はどんな物語をいきてるんだろうか?

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