英検S-CBTを受けた感想(受検システムについて)
英検S-CBT準2級を受けました。
試験の内容ではなく、受検システムのことをメモしておきます。
"CBT" = "computer-based testing" なので、コンピュータ上で問題が提示され、解答などの操作もすべてコンピュータ使用です。
こういう受検システムは初めてだったので、戸惑った点、特徴的だと思った点を書いておきます。(これから受検する人の参考になるかも)
受付
会場はテストセンターの試験室です。
受付前の入室時に、COVID-19対策のヘルスチェックの完了画面を提示して、検温、手指アルコール消毒。
受付窓口では、事前に自分で印刷した受験票と、本人確認書類を提示して、係員が一人ひとりに持ち込み可能物品などの説明をしていました。
持ち込み物品のチェック時に、トイレや水分補給は大丈夫か確認されるので、そのタイミングで最後の準備をしてから、試験室に入ります。
試験室の各席の間には仕切板があります。
各席にPC、マウスとキーボード、ヘッドセットがあり、トラブル時に押すボタンも置いてあります。
持ち込み可能なものが厳しい
ほとんどの荷物はロッカーに預けて、その鍵だけ持つことになります。
試験に必要な持ち込み物品も検査が厳しいです。
腕時計やウェアラブル端末は着用不可です。
消しゴムのケースは外さないといけません。
筆記用具は、企業ロゴ以外の英語などが入っているとダメで、私が持参した鉛筆には「Woody Natural」と書いてあったため持ち込めませんでした。慌てて予備のシャーペンを出しました。鉛筆のキャップも外さないといけないようです。
空調の程度が不安だったのでカーディガンを持参していたのですが、そのポケットにも何も入っていないことを確認して、「絶対に膝の上には置かないでください」と念を押され、椅子の背もたれに掛けるように言われました。
もちろん、着用している衣服のポケットにも何も入っていないことを確認してから入室です。
試験そのものの時間だけでなく操作説明が含まれる
試験の準備や説明として試験官が喋るだけでなく、PC画面上でも操作方法の説明が文字や映像で表示されます。これが各分野の試験開始前に挟まるので、実際の試験時間よりもトータルは長くかかります。
最初はスピーキングなのですが、その前には音量とマイク録音のチェックがあります。
その後も、リスニングの前に音量チェックがあり、リーディング・ライティングの前にも操作・解答方法の説明が流れます。
このあたりは、英検の公式サイトで「英検S-CBT体験版」をやっておくと、多少は事前に慣れておくことができます。
スピーキングは他の人の声が気になるけど気にしないこと
パーテーションとヘッドセットがあるとはいえ、同室で受検する人が何人もいるので、スピーキングが始まると、周囲の声が聞こえてきてビビります。
マイクテストの段階で、周囲の声を気にせず、自分の声が周囲に聞こえていることも気にせず、録音の音量バーが緑になる声の音量で喋ることを意識したほうがいいです。遠慮したような声で喋ると、しっかり録音されません。
ライティングの方法は選べる(手書きorタイピング)
私はタイピングが得意なほうで、手書きの修正しにくさが苦手なので、ライティングはタイピング方式を選びましたが、両隣の人たちは解答用紙に手書きする方式を選んでいたようでした。
手書きの受検者が解答用紙に必要事項を記入している間、私はすることがなく待っているだけでした。
個人的な感想
自分のレベルとしては、準2級は難しくないと感じていたのですが、初めての試験スタイルに際して、余裕がある状態で受けられたので、これでよかったと思いました。
一度経験しておくと、これから上の級を受けることがあっても、安心して取り組めそうです。