人間でいること

祖母が入院している。私は祖父と2人で暮らしており毎食食事の片付けや洗濯などを私がしているのだが、もう限界だ。
そもそも私は1人暮らし(引きこもり)を数年しており、一日一食などは慣れているのだが誰かと共に暮らすのは非常に厳しい。ましてや祖父はまさに亭主関白の世代であり、皿洗いすらも難しいくらい家事はからっきしだ。
外出しようにも1人ではご飯の用意すら難しいだろうから、基本的に深夜遅くまで遊びに行く、ということが無理だ(この田舎で夜まで空いている店があるのか、というところもある)。
そういった制約があるせいで、どこか息抜きに遊びに行くことができない。

私は鬱っぽいところをなんとか頑張って地元で働かせてもらうことになって、社会復帰しようと考えていたのに、この仕打ちはなんだ?

無論この状況は意図的なものでなく、本当にどうしようもないのだが仕方ない、と言って私にここまでの負担をさせるのは間違っている。
僕は少しずつ歩き始めたというのに急に数十キロの重りを乗せられた気持ちだ。はっきり言って、あと1週間で僕はまた鬱に逆戻りするだろう。

僕はもう無理だ。祖母にもう駄目だから早く退院して、と言ったらなんとかして帰ってきてくれるだろう。それはできない。今は治療に専念してもらわないと、下手に悪化させたら元も子もないのだ。ただでさえ相当な高齢だというのに尚更だ。

人間でいることって、こんなに辛くて苦しいものなのか。私はもう涙を流せないが今も泣きそうな気分になっている。
死にたいわけではないが、現状の解決策が無い環境でふと飛び降りしてしまいたくなる。ODしたくなる。タバコを吸いたくなる。
こう思ってしまう状況は本当にまずいのだと私は知っている。僕が壊れるまであと何日だろう。退院に間に合うだろうか。

死ぬことのほうが、こんなに楽に考えられるなんて。世界は不条理だ

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