見出し画像

即興劇 & ユニットコント

いつもと違う組み合わせの、特別な、そしてちょっとハラハラ。

お笑いライブのコーナーでたまにある、即興劇が大好き。
あと、別々のコンビやトリオが集まってやるユニットコント、凄く好き。


● 即興劇

お笑いの数あるコーナーで即興劇が出てきたら、とても嬉しい。思わずワッ!って拍手をしている。

テーマをお題箱から引いて、その場で決めたチームで演技をする。縛りで決め台詞や、入れないといけない動作の指定があったりする。

学校、仕事場、レストランなどの場所だけ指定から、殺人事件の現場、プロポーズ、ゾンビ映画など、シチュエーションの指定の場合もある。


役の相談も、流れも結末も、何も事前準備できないまま、無慈悲にもカン!と始まりの鐘が鳴る。


3〜6人くらいの人数、誰が最初に動くのか、役割はどうして、どういうストーリを進むのか。誰もが素早く視線を交わして、状況判断をしている。
キリリと緊張の糸が張り詰める。

そんな中、初動が速くて真っ先に役に入って動いて、その物語の流れをドン!と作り出す人がいると、話がスムーズにいっている気がする。

例えば学校がテーマなら、いち早く「先生」役に入って、「はーいお前ら授業始めるぞ!」と声をかける人。
先生役が決まれば、自然と生徒役が決まり、セリフから今は授業中という時間設定も決まる。
舞台設定の土台が固まれば、あとは自由にのびのび進んでいくように見えた。


以前どこかで、ゾンビテーマの時、
ピュートのポイントさんは真っ先に「屋敷の扉を閉める」動きをして、ここは屋敷の中という場面の土台を作っていたし、めぞんの吉野さんはそれに乗り「ポイントさんがゾンビに噛まれた」という上手い流れを作っていた。
また先日はレストランテーマで、速攻でコック役に入って「料理の皿を出す」声と動作をして、厨房という場を設定し、自然に「料理を運ぶホールスタッフ役」を必要とする状況、その先にお客さん役がいるという、役割分担と流れができていた。


この真っ先に動く人、重要だなと思った。
これがないと、誰もが探り探りで役に入ってふわふわの状況設定を作っていく、少しもだもだした時間が流れる。まあその もだもだ時間も含めて、面白いのだけど。

何が起きるか、どう転ぶが分からない。
まさしくライブの面白さ。

終わりも、上手いこと締れば大団円だし、ぬるっと終わっても「今の終わり方なんやねん!」と盛り上がる。

大喜利とかモノボケとか色々コーナーはあってどれも面白いけれど、即興劇は本当に好き。

あ、即興漫才も好き。
コンビでの即興漫才も、相方シャッフルの即興も。

でもこれも、いつものコンビの、普通のネタがあって、その上でたまに即興を見るから、特別感がある。



● ユニットコント

2〜3のコンビが集まって、一つのネタをする。
それは、ねえ、最高だって。

戦隊もの映画で過去作のヒーロー達が集結するとか、あっちのTVドラマとこっちのTVドラマがコラボする回があるとか、なんかそういうワクワクが詰まってる。

最初から一つのコンビとは違う。
その普段は別々なのに、集まってきて同じことを一緒にやるところが、その特別感が好き。

コント師のツーマンライブよりも、もっと踏み込んだ、ユニットコント(劇)。

漫才はだいたい2人なので、なかなかユニット漫才にはならないらしく、つい先日のツーマンライブではコンビ+コンビで4人での即興漫才のコーナーしていたけど、他であまり出会えたことがない気がする。


以前、この記事で書いたのも、ユニット劇(コント?)。

コント師も漫才師も、みんなで一つの劇を作り上げていて、凄く面白かった。


今月12月に、この「神保町〜事件」の脚本書いたオフローズの宮崎さんがユニットコント台本を書いた、ライブの予定がある。
いつも「コンティ」という、スーパーサイズ・ミーさん主催のライブに出ているコント師達が、みんな集まって年末スペシャルなコントライブ。

チケット抽選で落ちてしまい、本当に凹んでいたが、なんとか一般で買えた。たとえ会社の飲み会と被っても、残業だってやらずに、絶対に観に行く。
とりあえず体調万全にしておかないと。


あとは、「僕だけがいないトリオ」ライブで披露された、オフローズと定点計画のユニットコント。
面白すぎて配信を何度も見返した。
ファニーの配信って、もっと長くてもいいんだよ…


そんなオフローズと定点計画の2組に、ピュートを加えた、ユニット『オプトーバー8』の公演が1月の劇場スケジュールで発表された。

「ダモクレスの金塊」
オフローズ・ピュート・定点計画によるユニット『オプトーバー8』の第1回演劇公演。

くあらすじ>
大富豪が遺した時価総額20億円の金塊を巡り、男達の騙し合いが始まる。

神保町よしもと1月公演スケジュールより

※ オフローズ、定点計画はトリオ。ピュートはコンビ。計8人。


タイトルとあらすじから、すでにもう楽しそう。
この8人が同じ舞台で、同じ台本で動くって、それだけでワクワクする。

演劇って書いてあるから、厳密にはコントしないのかもしれないけど、大好きなコント師が3組集まってこんなの最高に楽しい。
企画主催は定点計画とのことだが、脚本はどなたが書くんだろう?


2024年は来て欲しくないけど、この1月のライブは観たい。
観たくてソワソワするし、チケット取れるかでドキドキする。


その前に、12月末の11月のリサとピュートのオリジナルユニットコントも。
ライブタイトルが「ウインナー」で、フライヤーも
タコさんウインナーだったけど、どんなネタになるんだろう。
こちらも楽しみ。

そして全部、配信有り。
何があるか分からないから、本当にありがたい……



記事寝かせている間に、神保町劇場の大晦日の特別公演の発表があった。

「ジンゲキ大晦日2023」のうちの、1公演目が
「~4チーム対抗・即興漫才&ユニットコントバトル~」

即興漫才とユニットコント!!
豪華メンバーで、2時間公演!

2公演目がクイズで、3公演目コーナー。
配信あるの本当にありがとうございます。



即興劇もユニットも、それぞれ一人ひとり、1組ひと組が好きなのは勿論のこと。

そんな好きと好きが合わさったら、それは最高だし、どんなことが起こるのか、それはそれは楽しみすぎる公演。


楽しみな予定があるだけで、明日がちょっとだけ怖くなくなる。


来年も、ライブ行って色々なお笑い観て、
いろんな人達と、即興劇やユニットコントしているのも、見れたら良いな なんて、思ったりした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?