VΔLZ×DRAMATIC STARS コラボライブ『劇的演舞』を観た
こんな素敵なものを見せていただいて良かったんですか！？ という思いをぶつけるべく記事を書き始めました。
一曲ずつ感想を書いていきたいと思います。膨大な量になるので手短にいきます！
※このライブはスクリーンショットの撮影・SNSへの投稿がOKになっています。
書いた人はドラスタ担当プロデューサーです。イチオシは天道輝。
VΔLZさんはコラボ番組が決まってから少しずつ追いかけています。長尾景さんに焼かれかけている所です。
オープニングと冒頭MC
そもそもARライブという形式のものを見るのが初めてだったので最初からこの謎技術に驚いてばかり。現地会場にどうやってこの人達が立ってるんだ。この斜めからのアングルは何なんだ。後ろのモニター映像とステージに立つ人たちの動きに遅延が発生してる時点でもう「本物」過ぎる。
ドラスタのポーズはお馴染みの恒常イラストからですが、VΔLZの方々のポーズに何か元ネタはあるのだろうか。
あとこのポーズを見た時、長尾さんはダンスが（と言うより身のこなしが）上手い方なんだろうな、と思いました。指先まで綺麗だ……。
MCも最初のコラボ番組｢ VΔLZ A LIVE」からものすごく進化して、違う次元にいる人達とは思えないほど違和感が無くなった気がした。色んな方の尽力を感じる。
ところで桜庭、「劇的演舞」のことを「少々短絡的」と評したけど、自分達の過去のライブ名が「知性・スマートさ」から連想して「ブレインパワー」だったことを忘れてはいないだろうか。
無観客のライブだから現地の歓声が聞こえないのが残念だけど、長尾さんが「心の耳で聞いてるぜ」と言ってくれて有難かった。アソビステージのペンライトを存分に振らせていただいた。
あと言い忘れてたんですが、VΔLZさんのユニット名の由来めっちゃオシャレですね……！
一曲目：STARLIGHT CELEBRATE!
まずはドラスタのデビュー曲から。
今まで様々な場所（ゲーム・アニメ・ライブ）で披露されてきた曲だけど、その全ての場所で見たことある要素をギュッと詰め込んだステージになっていた。
こういう『懐かしさ』と『新しさ』の融合したステージを見たかったのでもうここで大満足していた。まだ一曲目なのに……。
二曲目：Change to Chance
「多分この曲もやるだろう」と思いつつ、実際来てしまうとびっくりして固まってしまうのが世の常。
3DMV（YouTubeにあります！）のここ見てポイントのひとつである柏木翼くんのウィンクで普通に心臓をぶち抜かれる。こんだけ見てればアイドルのウィンクぐらい平気で流せると思うでしょ。無理です。
三曲目：SHOOTING DELTA
VΔLZさんのターン来た！！この曲はコラボが決まって一番最初に聴いた。
作詞・作曲が甲斐田さんと弦月さん、鬼ごっこをしていた長尾さんの話はうっすら見かけた。
アイドルを研究して作った曲だというのもお聞きしたけど、多分中にアイドルマスターSideMが混ざっていたのではないかと思うほど親和性と聞き馴染みがある。
Cメロの甲斐田さんすご～～～く好き。落ちサビ担当は歌が上手いことに定評がある。というかVΔLZみんな歌上手い。「超えて～～～」の部分の超え方好きです。道夫ばりに超えてくれてとても景気が良い。
ところでアイドルに興味ありませんか？
ドラスタも星座を描くのでとても覚えがある
前髪がﾌｧｻ……となる度「国が傾く！！！」って言ってた
四曲目：黎明の轍
この曲も履修済み！
印象的だったのは『日常』を『きせき』、『己』や『信念』を『こころ』と読ませるところ。桜魔皇国のことをまだよく理解していないけど、何気ない日常を奇跡と呼ぶ程危険と隣り合わせなのかもしれない（解釈違いだったらすみません）。背景映像が彼岸花であることを考慮するとそうなのかもしれない……という想像をしている。
VΔLZの御三方、どこでスクショ撮ってもめちゃくちゃ綺麗ですね。綺麗っていうか「耽美」とか「麗しい」の方が合ってるかもしれない。ほんっっっとに造形が素敵。
しかし背中合わせで立つ姿のラスボス感はどこから来るのだろう。
神様とお仕事（？）をされてるから弦月さんが鈴を持ってるイメージなのかな
MC
『黎明の轍』初披露の場に劇的演舞を選んでくださりありがとうございます！！
練習風景の話とかしてくれるのすごく有難い。この日の為にレッスン頑張ってくれたんだな……とじんわり来てしまう。
弦月さんが「ファンの皆さんにライブを見てもらいたい」って言ってたけど、私もマジで見たい。チケットをご用意してください。
ドラスタの言うことマジで全肯定してくれるVΔLZさん本当に優しい。
五曲目：Universe
失ったものもある、守れなかったものもある、それでも命は続く。
なんかこの曲……ものすごくメッセージ性が強い曲なのではないでしょうか。歌詞も強いし、歌い方で人の心を掴んでくる感じがした。
思いっきりがなる声が好きかもしれない。
あとサビずーーーーっと高音続いてしんどくない！？よく歌えるな……上手いな……
背景映像もカッコよくて見入ってしまった。モノクロと紫の街並みがとてもシンプルなんだけど、歌と長尾さんの表情を引き立たせるのにかなり良かったと思う。
六曲目：Beginning Tomorrow
長尾さんのソロが来るなら次は輝だなとは思っていたけど、もう片方のソロだと予想していたのでここで情緒が消し飛ぶ。
夜に近い紫色の空が、朝焼けへと近付いていく所に「文脈」を感じてしまった。
曲中のグータッチは長尾さんから提案してくださったと聞いて感謝ポイントがカンストした。桜魔皇国に足向けて寝れん。どの方角なのか分かんないので立って寝るしかないかも。
ほんとにいつも落ちサビの『俺は今ここにいるよ、そして君に見つけて欲しいんだ』で泣いてしまう。今回も例外ではなかった。
転調した時の声の切実さが本当に好きで……たとえどんな状況にあったとしても、必ず隣にいてくれるだろう力強さと優しさを感じられる歌で……。
そして、（私がそう思っているだけですが）劇的演舞開催に至るきっかけとして長尾さんがサイスタを通して彼らを「見つけて」くれたからだろうな、という気がしているので、感謝してもしきれません。ありがとうございます。
何言ってたんだろう……
七曲目：wanderland
すんごい可愛らしいお顔でえげつないラップをやってらっしゃる。
しかも曲調がゴリゴリのEDMでニコニコぴょんぴょんしながら歌ってらっしゃる。
歌とラップの歌声の違いがめちゃくちゃだしサビの高音が綺麗過ぎる。一体何をすればこんな超難易度の曲を歌えるんだ。
と思って調べたら自作曲らしく驚いた。VΔLZの皆さん、多芸過ぎる。
逆に何が出来ないのか分からなくなってきた。なんかマイクラで山も作ってたし。
最初のMCの「僕が一番楽しんじゃいます！」の宣言通り、とっても楽しそうで観ているこっちも癒された。
かなりメンタルアイドルの才がある気がする。
しかしこの曲、個人的にかなり中毒性があるのでアーカイブで結構な回数リピートしている。音源も聴きたいところだけど配信されておらず……どうして……。
八曲目：スカイスケープノート
弦月さんと翼くんで最年少繋ぎだ～！と思ってたら知らん滑走路と知らんアナウンスが流れてそれどころじゃなくなる。
翼くんのソロ曲は「聴く清涼剤」だと思っているので、甘い歌声で癒しのひとときを過ごせる。
そして体格が大きい分手足も長くて、ダンスがとても映える。青空を背に伸び伸び踊る翼くんが好きです。
あとこの曲の真骨頂は二番の歌詞なので是非フルサイズの曲を聴いてもらいたい。サブスクで配信されていますので……！
九曲目：Shiny Sunny Step
「スカイスケープノート」の清涼感をそのままに始まる甲斐田さんのソロ。
イントロから多幸感たっぷりの音がしてて好きです。『余計なものは 忘れ物にして』って歌詞も良い。肩に乗っかってる重いものを下ろせる曲だなって感じ。
そしてこの曲を聴いてて思ったんだけど、もしかしてVΔLZにおける太陽属性って甲斐田さんじゃないだろうか。名前の通り曲を聴いてる人を晴れやかな気持ちにさせてくれる力がある方だなと思う。
（余談ですが、最近ランダム再生で音楽聴いてる時、すごくかっこいいイントロの曲が出たなと思ったら甲斐田さんの『素顔のままでいて』でした）
十曲目：My Starry Song
今までのセトリの流れからして、最後に歌うのは薫さんだし歌う曲もこれだな……とは思っていたんですが、やっぱり実際来てしまうとあまりにも破壊力が凄い。
「歌が上手い」のはもうとっくに知ってるんですが、この時こういう表情で歌ってたんだなぁとか、視覚から得られる情報が歌に乗ると更に深みが増す。薫さんのソロは彼の内面をかなり反映させている感があるので聴いていて嬉しいやらちょっと照れくさいやらの気持ちになります。そこが良い。
MC
コラボライブだし今回はギャグ言わんのかなと思っていたところにしっかりギャグ投下してくれる輝が有り難かった。実家の味。
VΔLZさんの「どう反応していいかわからん」感でため息ついてしまった。コラボ相手を困らすな。
しかし御三方ともマジで全肯定コメント出してくれるから好きです。薫さんに全肯定をぶつけた後若干の間があるのもらしいな〜って感じがした。やり辛いんじゃないんです、照れてるんです。
十一曲目：浮世の演舞（DRAMATIC STARS Ver.）
普段のドラスタの曲調ではないタイプの曲をカバーさせていただいて本当に嬉しかったです。そしてVΔLZさん達の最初の曲ってことを後から知って更に感謝ポイントが貯まる。
そして超難曲を軽く歌う姿はやっぱり凄い。この音源がアーカイブ期間が終わると聴けなくなってしまうのはあまりにも世界の損失過ぎるので音源出してほしいです。原曲も音源化されていないと聞いたので何卒……原曲とカバー交互に聴きたいので……。
そして私の心をぶち抜いたのはここから。
長尾さんの「俺が弱いから？ 何も守れなかった」を歌う輝。何てとんでもない歌割りをするんだ。びっくりし過ぎてここらへんの記憶失いました。
「正義のヒーローになりたい」「困っている誰かを支えたい」と思っている輝に「守れなかった」と歌わせる重みが凄過ぎる。
逆に言えば長尾さんにもそういう経験があるということなんだよなぁ、と思うので、そちらも追々履修していきたい。
そして劇的演舞のためにバンダイナムコIDを取得されたVΔLZのリスナーさんには是非SideMのアーカイブを読んでいただきたい。『Cybernetics Warsシリーズ（通称サイバネ）』を読むとドラスタPが苦しみ抜いている理由が分かるかもしれません。
３１５プロではお仕事の一環としてドラマや映画に出演するものがあるんですが、輝の役どころが「無知ゆえに利用された挙句、仲間を多数犠牲にした種族の一員」とか「アンドロイドに妻子を殺害され復讐に燃える捜査官」なので……。
十二曲目：MOON NIGHTのせいにして（ VΔLZ Ver.）
出た〜〜〜〜！！！！ みんな大好きあのイントロ！！！
月が出たらそりゃそうでしょうという選曲。
ダンスもしっかり練習してくださったと聞いてもう有り難さしかない。何度言ったかは分からないけど、本当に感謝しかないです。ご自身のライブも控えている中でよく時間を取ってくださったなと……。
赤い月を背に踊る姿がカッコよくて素敵。歌声もパフォーマンスもいつも見ているドラスタのものとまた違ってとても新鮮でした。
間奏で元気に煽ってくれるとこ、絶対現地でコールしたいやつじゃん。
夜景をバックにして盛大に舞う桜吹雪凄い好きです。
VΔLZの皆さんってものすごく耽美な顔立ちをしていらっしゃるので、こういう夜景バックがとてもよく似合う気がする。全員違うタイプの国が傾く系美青年って感じ。和装と月の親和性って最高だなと思いました。
原曲の爆発性とVΔLZさんの持つ華やかさ（と、少しの妖しさ）のいいとこ取りミックスを見せてくださりありがとうございます。
ところでこの音源も欲しいんですが配信とかされないんですかね。
「おいで」の三分割も全然印象が違っていい
個人的にはムンナイ名物「おいで」分割もやってくれて感謝。
コメント欄で「くるぞ……」って言ってるの大体SideMのPだなって分かるので面白かったです。来るんです。すごいのが。
この後コメント欄が濁流の如き早さになる所までが私の大好きポイントです。
十三曲目：Amazing Moment
お互いへのリスペクトや尊重をひしひしと感じるMCの後はいよいよラストの合同曲。この日のために用意された新曲がある時点でもう神確定ライブだって言うのに、いざパフォーマンスを観るともう涙が出るほど良くて……。
松井洋平さんの歌詞って言葉遊びがふんだんに含まれていて、聴いていて「あ、この歌詞はあの要素かも」なんて思う箇所がいくつもあって楽しい。「最高」と「賛辞」とか、「no reason」と「reason」とか。今回のライブにはすごく合ってるというか、次元を超えた二組を繋ぐ架け橋になったんじゃないかなぁ、と思います。
前向きで華々しくて、お互いを新しい可能性として見ているコンセプトが好き。
長尾さん＋輝、甲斐田さん＋薫さん、弦月さん＋翼くんで歌うパートもまた声の組み合わせピッタリで良い。特に長尾さんと輝、あんなに声が一つに聞こえることってあるんだ……って視聴段階でびっくりしてた。
あと来るとは思っていたんですが二番のラップでひっくり返った。ドラスタのラップほど貴重なものはないので。
作詞もさることながら曲もまた良くて、特にラスサビ前の秒針の音が好き。
ちゃんと音が六回鳴るところが良い演出。
本当に「次元の狭間に立った」ライブなんだなぁと改めて実感しました。
総括
一時間しか無いのが惜しまれるくらいの素敵なライブでした！
有観客でもやりたい！ と言ってくださったのが本当に嬉しいし、私もこのライブを生で見てみたいなと思いました。
沢山の人の思いや情熱なくしては出来ない、まさに奇跡のようなコラボライブ。これきりとは言わず、また是非やってほしいです。この縁をずっと大事にしていってくれ……！
VΔLZさんとドラスタもまたコラボ出来たらいいな。劇的演舞の感想会というかリアクション動画的なやつがひょっこり生えてこないかと期待しております。「ありえないなんてない」なら、何度だって奇跡を起こしてほしい！
Vtuberやにじさんじの存在は知っていましたが、自発的に動画を観ることはほぼ無かったので、このコラボをきっかけに新しい世界をひとつ見つけられた気がします。
｢VΔLZ A LIVE｣の頃から、お互いのファン同士がSNSで交流している様子を見るのも好きでした。VΔLZのリスナーさんは知らないことを沢山教えてくださるし、SideMの作品に触れてくださる方もいたし、｢こういう作品がある、こんなアイドルがいる｣ことを知っていただけたのがとても嬉しかったです。
何度も言ってしまうのですが、コラボしてくださり本当にありがとうございます。
感想を書くのが大分遅くなってしまいましたが、劇的演舞はまだアーカイブ期間が残っていますので、もしまだ観てないよ〜って方がいらっしゃったら是非チェックしてみてください。
本当に彼らが「そこにいる」感を楽しめるライブなので……！
余談
これを機に、というか最初のコラボ番組の頃からちょっとずつ御三方の動画を追わせていただいています。
VΔLZさん達三人って、ドラスタとまた違ったトリオの雰囲気があって良いですね……！上手く言えないんですが、男子高校生の昼休み感がある。ものすごくおちゃらけてて仲良しで、何やっても楽しい間柄というか。遠慮の無い関係って感じでとても好きです。今後も追っていこうと思います。
話が少し戻ってしまいますが、もしもVΔLZのリスナーさんでSideMが気になる！という方がいらっしゃいましたら、アニメ版アイドルマスターSideMや、アイマスポータル内の３１５プロダクションを覗いてみてください。全員凄く良い人だし、もしかしたらそこで気になる出会いがあるかもしれません。
期間限定で読み放題になっているストーリーや、３１５プロのこれまでのストーリーなど、読むものも沢山ありますので……！
本当に長々喋っている人になってしまいましたが、そろそろこの辺りで終わりにしようと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました！！
そして、VΔLZさんのライブツアー『三華の樂』の成功をお祈りしております。配信チケットがあれば買います！！
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